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カテゴリ: アフリカ


ミル・コリンヌ<mille collines>=千の丘の国
と呼ばれる美しい国
mille_collines


その美しい国で行われた醜いこと
rwanda_corpus

それは100万人もの大虐殺


この国には、3つの民族がいる

1つめは トゥワ・ピグミー族
この地に最も早く住んでいた人々で、ジャングルで狩猟採取をしている。大人でも背が1メートル50センチ以下と低く、人口に占める割合は1%である。

2つめは フツ族
西アフリカからやってきた農耕民で、トゥワ族を追い払いこの地に定住した。
この国に占める人口比は80から90%(資料や年代によって変わる)。

3っつめは ツチ族
14世紀ごろこの地にやってきたとされる遊牧民。王国を築き、多数派のフツ族を支配した。

支配者であり、貴族であるツチ族は詩吟をたしなみ、牧畜が自らの義務で、フツ族は農耕が義務であるとし(ツチはフツの家畜の所有は認めなかった)、両者は分業しておのおのの生産物を交換し共存していた。しかしこの関係は19世紀のヨーロッパの植民地政策によりおかしくなる。

ツチは、背が高く、鼻も高くて自分たちヨーロッパ人に似ている民族とし、
フツは、背が低く鼻も低いアフリカ人とし
鼻の大きさを測るという身体的な特徴で、フツとツチの二つの民族に分離した。
実際は、両者の混血は進んでおり、その境界もあいまいだったのを、効率的な支配という目的で、人工的に、二つの民族を作り出した。



フツは多数派であるにもかかわらず、不当にツチに支配されたと、恨みを持ち、たびたび、ツチを殺した。ツチもその報復にフツを殺し、両者の憎悪は、回復できないまでに膨らみ、1994年のフツによるツチの大虐殺という形で、大爆発した。


ルワンダ大虐殺を描いたDVDに『ホテル・ルワンダ』がある
その中でのセリフ・・・


「フツ族とツチ族はどう違うんだい?」
「定義ではツチ族のほうが長身で上品。ベルギ-の入植者が決めた。」
「どうやって?」
「鼻の細さや皮膚の色の薄さでね。鼻の幅を測ったんだ。」



「あなたは何族?」「フツです」
「何族ですか?」「ツチです」「お友達も?」「私はフツです」

「そっくりだ」



ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

私がルワンダに興味を持ったのは、子供のころ見た紀行番組で兄弟国のブルンジを見たせいだ。二つの国は双子で瓜二つ。何でこんな美しい国でこんな醜いことが・・・。





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Last updated  2008.01.29 22:09:03
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