PR

×

Profile

Sezyle

Sezyle

2004/05/28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
殺伐とした風景のなかで、男は目を覚ました。



(どこだよ、ここは。)

ふらつく脳味噌を必死で抑えて、片足を軸にしやっとのことで立ち上がる。

自分の傷を確かめるため、体中をさすった時

そこで、はじめて自分の異変に気がつく。

いままで透き通るような白き肌を持っていた腕や足は、赤茶けた色を発し

自慢のさらりとした長髪は、縮れた弧を描き

肩の下まで伸びていた。

そして、ゆったりとした声が響く。







やぁ。といったふうに手をあげ少し楽しそうな顔をして語りかける男は

いつか別れたはずの、俺の師匠だった。














彼は、状況を説明してくれた。

どうやらこの世界は6つの大陸に別れており

ここはそのなかのひとつ、ヘルマーシュ大陸であるということ。

俺は、どうやら空間の狭間を通ってきたということ。

髪や肌の色は、その影響のようだ。

ただ、それでも鍛えぬいた体は変わらず俺にパワーを与えてくれる

それが救いの気がした。




「セシル、こいつを読んでごらんよ」

といって、渡された紙には奇妙な文字が並んでいた。



聞いたことも見たことも無い文字を前に、ここが異世界であることを嫌がおうにも確信してしまった。

ルーン文字というらしいその文字は、前の大陸で使われていた文字とはかけ離れていた。

これは どうやら夢ではない。



「そっかぁ」

と、いうと




「やぁ、こんにちは」

「君がセシル君?」

今まで気づかなかった! 師匠の横には二人も屈強な闘士が立っていたことに。

一人は屈強な肉体と大振の武器を担ぎ、

もう一人は細身の手足と艶かしい容姿を持っていた。

二人は代わる代わるこの世界のことを教えてくれた。


この世界は、前の世界と違い大まかに3つの職に別れること

テモズとクァナトという2つの国家に分かれていること

それ以外にも、色々なことを言ってくれた気がするが

動転する戦士の耳には届くはずも無かった・・・・


ほどなくして、ランドは駆け足で戻ってくると

セシルの前に鋭い斧と重そうな鎧を置いた。


「これをどう使うかは、セシル次第だよw」



そして、師匠は小さな声で話し始めた。

最強の騎士団を作る夢を

新たな世界へ馳せる思いを

それは、男に斧を握らせるには十分な声であった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004/05/31 12:19:57 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

架空世界の放浪者ラ… R・フォックスさん
Secret Garden 日記… シキ〈ミュラ〉さん
ら組三番町大安売屋… Green_eyesさん
小鳩東奔西走 小鳩さん
Every day にんにん♪ ツギノスケさん

Comments

shery@ Re[1]:ODYSSEY(10/31) 99さんへ >(。・_・。)ノオッスおら・…
Sezyle @ Re[1]:ODYSSEY(10/31) 99さん >(。・_・。)ノオッスおら・・・・…
99@ Re:ODYSSEY(10/31) (。・_・。)ノオッスおら・・・・ 9(/_―)…
Sezyle @ Re:おおぉぉめでとおぉぉ ございます^^(10/31) Jankiさん >新騎士団「ODYSSEY」設立お…
Sezyle @ Re[1]:ODYSSEY(10/31) ぷうさん >sezyleさんへの書き込みは初…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: