絵を描く才能は母親の性格で養われる
僕の母親は厳しかった、いや、厳しいというより自分のことしか考えていないため子供でさえ否定するのだ。
だから僕は母親から褒められた記憶がない。
中学 2 年の後半から猛勉強し学校の成績は良かった、英語、数学、理科では3年生になった時点で5段階評価は5以外取ったことがない。
なのに、一切ほめてはくれないのだ、だいたい男の子は母親におだて褒められながら才能を伸ばしていくものだ。
そんな環境だったからいつも母親の顔色ばかり見て育った。
おまけに父親は母親に頭が上がらなかったため家庭内に味方はいなかった。
人の顔色を気にする性格というものは自然に観察眼が養われる。
観察眼が養われると風景や動物、植物などの特徴を一目でつかむことができるようになる。
ヤフオクで油絵の額を買ったつもりが水彩画の額でキャンバスが入らない。
苦肉の策で考えたのが裏蓋に直接絵を描くことだった。そうしてこのタイタニック号の油絵は完成した。
レオナルド・ダ・ビンチ(ビンチ村のレオナルド)が彼の趣向の中でおびただしいほどの銅直物のスケッチを描いていたのは有名な話だがあれでかなりの観察眼が養われた。
あれほどの著名な画家がたった14点しか作品を残していないというのは有名な話で自分が生涯大切に持っていたという絵がモナ・リザだった。
最近の研究でダビンチの作品のレントゲン写真を撮ってみると映像が消えるという話がある、一切の筆の跡、絵の具の厚いところと薄いところの差がないので絵が消えてしまうのだ。
これは、絵の具を油で薄めて少しずつ色を変えながら何回も上塗りしたというのが答えであの肌の透明感はこうして作られた。だから仕事は遅く未完成品も多い。
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