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2008.06.04
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カテゴリ: 2008 Euro
間もなく開幕のユーロ2008を前にして、イタリア代表主将カンナバーロが練習中に足首靱帯を断裂し、今大会の欠場が決まった。

レアルへ移籍してからというもの、これまでにはあり得なかった凡ミスも見受けられるカンナバーロ。それでも主将を任されるほどチームの精神的支柱であり、屈強なマンマークと経験に裏打ちされた読みは世界有数のディフェンダーとしての地位を確立している。

ドナドーニ監督は、カンナバーロ離脱後最初の練習で2通りの最終ラインをテストした。
1つはパヌッチ、キエッリーニ、ガンベリーニの3バック、もう1つはザンブロッタ、バルザリ、マテラッティ、グロッソの4バックである。初戦のオランダ、そして2戦目のルーマニアが共に1トップが予想されることから、本番では後者が採用されることになる公算が高い。

イタリアといえば“カテナチオ”の名の通り、守備の強いイメージが当然ある。
だが仮にドナドーニが試した布陣では本大会での苦戦を大いに予想する。

マテラッティは1対1に強いパワー系の選手であり、どうしてもスピード系の選手に弱くなってしまう。リバプールとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でも、微妙ではあったにせよトーレスとのスピード勝負から2枚目の警告をもらっている。この件だけでなく、マテラッティにはカードという不安も付きまとう。たとえ正当なプレーであったとしても審判のマテラッティに対するイメージは変えられない。自身はカードをもらわなかった2006年ワールドカップのジダンとの件もそうである。

一方のバルザリはマテラッティほどはないにしても、こちらも1対1の強い選手である。一部では「ネスタの後継者」と言われており、スピードにも定評がある。だが個人的なイメージとしてはゴール前でつまらない、それでいて決定的なミスを犯す選手であり、何より大舞台での経験値が少ないように思う。その上でマテラッティに不測の事態が起こったときには、より一層不安を掻き立てられてもおかしくはない。
(余談だが、ファンバステン監督はニステルローイをバルザリとマテラッティのどちらにマッチアップさせるのだろうか。マテラッティに付いて冷静さを失わせるか、それともより穴の大きいバルザリについてペースを握るか。それによって試合の展開は大きく変わってくるだろう)


各国共通の思いではあるだろうが、願わくば2戦目までに決勝トーナメント進出を決めて最終戦は消化試合にしたいことであろう。イタリアの最終戦の相手は数々の因縁を生んできたフランスである。およそ10年近くに渡って続いてきたこのライバル関係だが、そろそろこの関係も次のステージへ進むべきではないだろうか。折りしもフランスはアンリ、アネルカ(ベンゼマ)の2トップで来ることが予想される。2トップに対抗するには4バックよりも3バックの方が適している。布陣的には心許ない陣容だが、カンナバーロを負傷に追い込んだキエッリーニ、そしてカンナバーロの欠場によって急遽召集されたガンベリーニがフランスの2トップを完全に抑えこんで因縁の相手を予選敗退に追い込む。これこそがイタリアにとっては関係を終わらせる最高のフィナーレになるだろう。そして勢いに乗って40年ぶりのユーロ制覇も現実味を帯びてくるのではないだろうか。



ほな、また。





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Last updated  2008.06.05 00:27:39
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