Road to an Agriconsul

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2007年11月21日
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カテゴリ: 農園


 ところでサツマイモはトマトやキュウリなどの野菜のように種子から栽培するという方法を一般的にはとらず、親芋から出たツルを切り、畑に植え込み栽培するため、親芋が病気(特にウイルス病)に感染している場合は、そのツルも感染してしまっているため、無病の芋を収穫することができなくなってしまいます。
 そのためサツマイモの成長点を培養して無菌の苗(ウイルスフリー苗)を育苗することで、その問題を克服する方法がとられますが、農園でもこのアメリカ芋のウイルスフリー苗(「メリクロン苗」と呼ぶ)を、ある種病会社の協力を得てすすめています。
 そして今回はそのメリクロン苗とノーマルの苗との収量やサイズの差を調べることを目的とした調査(今年6月に植付けしたもの)を行ったのでした。
 調査方法としましては、それぞれ20株ずつ芋を彫り上げ、まずそれぞれの大きさを測定します。その次に100g以下、100~200g、200g以上のカテゴリーに芋を分けて、それぞれの個数を調べました。
 その結果ですが、今回農園で試験区においては、メリクロン苗とノーマル苗を利用したことでの大きな違いは見られませんでした。
 仮説では、メリクロン苗を利用したほうが収量も多くなり、サイズも大きくなるとしていましたので、実際の結果と仮説が違った形になりました。そうなりますとどうして差が出なかったのかというところも検討していく必要も生じてきそうです。
 ただ今回の調査をもって結果を断定していまう、ということはできず、村内の数箇所でそういう調査を続けておこない相対的に分析していく必要があるいでしょう。
 実際別の畑での調査ではメリクロン苗の優位性が見られています。
 今後数年間で同様の調査を続けていくことを計画しています。

メリクロン調査
〈アメリカ芋の掘り出し中〉





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最終更新日  2007年11月21日 18時46分35秒
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