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2024年06月24日
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カテゴリ: 雑感



それが時代が下り、中世さらに近世になってくると、女性の作家というのがいなくなってくる。それが不思議でならない。特に、江戸時代は庶民文化が栄えた時代なのだが、そんな時代でも女性の作家というのは聞かない。滝沢馬琴など、自分の書いた小説の中で、この物語は婦幼のために道徳を涵養する目的で書いたなどということを言っている。じゃあ、なぜその婦の中から小説を書くという人が出なかったのだろうか。別に男尊女卑がそんなところまで及んでいたとも思えない。
大河ドラマでも「光る君へ」の次は「べらぼう」で、今度は江戸文化を扱うという。平安時代に比べ、江戸時代ではなぜ文化の中で女性の存在感が薄かったのかも話題になるだろう。平安時代には女性の方が仮名文字に親しんでいたことや宮廷サロン文化の存在など特有の事情があり、それ以降では、文化の担い手が僧侶とか豪商とか文化サロンの性格が変わっていったということもあるのかもしれない。
現代では女性の作家と言うのは何も珍しくないが、それでも少し前までは女流作家とか女流文学という言葉が使われていたし、本屋にもそうしたコーナーがあった。作家が女性にしろ男性にしろ、自身の体験を基に書いた小説というものが大きな分野としてあって、私小説が隆盛だったころには特にその傾向が強かった。女性作家の中にも自身の不倫体験などを小説にする人もいて、そうした時代には女流文学と言うジャンルがあってもおかしくなかったのだろう。今では女流作家とか女流文学とかといった言葉自体聞かなくなっている。





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最終更新日  2024年06月24日 08時44分27秒
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Re:その後の女流文学(06/24)  
・曙光 さん
>それが時代が下り、中世さらに近世になってくると、女性の作家というのがいなくなってくる。それが不思議でならない。

そうですね。言われてみれば平安以降明治、そして戦後まで、女性作家は殆んど名を残していないですね。女性は子育て、家事(電化のなき家事はとても大変)で忙殺され、所得にならない小説などとても書いている時間的余裕がなかったのでしょう。
明治の樋口一葉、与謝野晶子にしてもギリギリの生活環境で書いたのでしょう。

私が今にして実際に読んで記憶に残った女性作家は「林芙美子」「三浦綾子」「有吉佐和子」「高峰秀子(女優だがエッセイは秀逸)」「瀬戸内晴美」「曽野綾子」「佐藤愛子」「桐野夏生」位ですから。
そうしてみると「源氏物語」「枕草子」の奇跡的作品を生んだ「平安時代」は如何に文学的に瞠目すべき価値ある時代だったのかが、分りますね。

>今では女流作家とか女流文学とかといった言葉自体聞かなくなっている。

文学界のみならず、実業界、政治の世界他、様々な世界で女流と言う言葉は死語となっていくでしょう。
腕力の価値がなくなる近未来、女性が人間の中核で男性はその中核の周りをボウフラの如く彷徨う、儚きどうでもよい存在となっていくのかもしれない。
(2024年06月24日 12時18分13秒)

Re:その後の女流文学(06/24)  
七詩  さん
明治初期には樋口一葉や与謝野晶子らがいますが、特に女性のハンディを乗り越えてという感じでもないですね。歌人など普通に女性がいたようですし、そうした中から文学でも認められる人が現れたのでしょう。
現代作家では、特に作風に男性とか女性とかいった区別はないようです。
山崎豊子の「白い巨塔」を読みましたが、ああいうものを、あえて「女流文学」というジャンルでくくるのはかえって見当はずれでしょう。
今でいえば桐野夏生や高村薫についても同様です。 (2024年06月24日 15時00分03秒)

Re:その後の女流文学(06/24)  
・曙光 さん
>明治初期には樋口一葉や与謝野晶子らがいますが、特に女性のハンディを乗り越えてという感じでもないですね。歌人など普通に女性がいたようですし、そうした中から文学でも認められる人が現れたのでしょう。

まあそうですね。明治ともなれば、歌人は市井の女性の中にもいたでしょう。文学や音楽では、文学、音楽の作品自体が問われそこには女性のハンディはなく、男女に関わりなく作品がよいか悪いかが、全てと為るでしょう。

一方で樋口は17歳にして父亡き後、大変な借財を抱えて金銭的に一家を支える立場となった。晶子は12人の子供を産み、鉄幹貧窮の時も家計を支えた。

女性の社会進出は現在も厳しいが、現在よりもはるかに社会進出が厳しい時代を朝ドラ猪爪寅子のように、あるいはそれ以上に、一葉、晶子共に懸命に生き抜いたのでしょう。

今も、昔も男性は、学問を身につけ或いは手に職をつけ、一定の収入を得ていれば、社会から糾弾されることなく、女性よりはるかに楽な人生と言えるでしょう。

世の女性諸姉に、「男性よりハンディ多き人生を、ご苦労さん。今日も明るく恙なく生きて下さい。」と云いたい。
(2024年06月24日 15時51分53秒)

Re[1]:その後の女流文学(06/24)  
七詩  さん
・曙光さんへ
与謝野晶子はともかく、樋口一葉は生活のために小さな店を切り盛りする女性で決して社会的に強い立場ではなかったのですが、書いたものは今に残っています。与謝野晶子の歌はいまでも古びていませんし、女が書こうが男が書こうが良いものは良いのですね。日本の長い歴史の中で、源氏物語や枕草子を「オンナの書いたものでくだらない」なんて言った人が一人でもいたでしょうか。いませんよね。稗田阿礼の口から出た古事記では太陽神をはじめ、穀物神、水の神など女性神が多いですし、天鈿女や神功皇后のように生き生きと活動する女性も多い。東アジア儒教文化にあるような男尊女卑は日本では希薄なように見えます。
女性差別…別にないのではないでしょうか。それを言いたがるのは、差別を乗り越えてきた私って優秀だとか、差別のせいで能力を活かせなかったのだが実は優秀だとか、おれは優秀な女性に脅威を感じないくらい優秀な男だとか、要するに自分が優秀だと言いたいだけでしょう。
戦前だって医師や弁護士の試験は男女平等でしたし、戦後はさらに様々な部門が女性に開かれていますので、いまどき女性差別がどうのこうのと言う方がおかしいでしょう。 (2024年06月24日 17時45分20秒)

Re:その後の女流文学(06/24)  
・曙光 さん
>女性差別…別にないのではないでしょうか。

女性差別??それはないでしょう。全くないでしょう。
今も昔も、文学も芸術もまして仕事においては出来栄えで評価されます。其処に男女の差別など入り込む余地はないし、なかったでしょう。

私が言う女性のハンディとは、女性の生得的な、器官的な、生理的な事です。
加えて、育児、掃除、料理他家事は本来は女性がするものだという云う社会的風習のことです。
仕事をするに当って、男性は即ちに当たり前に取り掛かれるが、女性は片づけておくべきことが男性より多いという事です。

それ等の生理的、風習的、準備的ことを女性のハンディと言っており、作品、出来栄え評価における差別などはハンディとしてなかったのは云う迄もない事です。

(2024年06月24日 18時18分24秒)

Re[1]:その後の女流文学(06/24)  
七詩  さん
・曙光さんへ
生理的なハンディの最たるものは意思に反する妊娠の問題ですが、日本では避妊薬の導入が決定的に遅れていますし、それを問題にする声も小さい。
なにしろ「そんな薬を導入すれば風俗がみだれる」なんていう議論がいまだに大手をふっているのですから…。 (2024年06月25日 05時25分41秒)

Re:その後の女流文学(06/24)  
・曙光 さん
>それ等の生理的、風習的、準備的ことを女性のハンディと言っており、作品、出来栄え評価における差別などはハンディとしてなかったのは云う迄もない事です。

補足します。私がここで言う女性のハンディとは、女性が社会進出する/(仕事きに出かける)場合のハンディで、女性が男性より劣っているという事では全くないのでご注意願います。
人類、生物として最重要にしてミニマム要件である子孫継承という観点からは、女性の妊娠出産というのは、人類にとって最も尊重されるべきことであり、その役割,権能の殆どを担う女性は、人類として男性よりも大切にされて然るべき存在かもしれない。
男性は女性のために尽くしてこそ、男性としての価値、存在意義が大いに高まるものと言えるのでしょう。
何れにしても、人間としての尊厳及び基本的人権が守られるべきことは、言うまでもなく男女共に同じです。
(2024年06月27日 10時07分44秒)

Re[1]:その後の女流文学(06/24)  
七詩  さん
・曙光さんへ
曙光さんと全く同意見ですよ。
最近では女性ゆえの抜擢や入試での優遇など逆差別の方が目立つように思います。 (2024年06月27日 13時48分04秒)

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