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あらすじ:映画監督のサム(ブノワ・マジメル)は戦前の映画スター、シルヴァン(サガモール・ステヴナン)のドキュメンタリーを撮るため資料を調べていた。彼の恋人だったリザ・モランという女性がいたことを知り、彼女を探すサム。現在、リザ(ジャンヌ・モロー)はパリで1人暮らしをしていた。若い頃のリザ(マリオン・コティヤール)は郊外の療養所に暮らしており、そこにロケで訪れたシルヴァンと恋に落ちたのだった。ナチスが台頭してきていた当時、療養所にもユダヤ人を探してドイツ軍がやってくるようになる。シルヴァンの父親はユダヤ系ハンガリー人だったことから、リザは彼を他のユダヤ人患者とともに森にかくまう。
オフィシャルサイト: 銀幕のメモワール
マリオン・コティヤールとジャンヌ・モローが出ている映画なので、内容もよく見ずに借りました。邦題は『銀幕のメモワール』ということで、トリュフォーの『アメリカの夜』みたいな映画製作の話かと思っていましたが、時代物のラブストーリーです。原題はヒロインの名前、リザということで彼女が体験した戦争時代のラブストーリーが軸になっていて、現代のリザ(ジャンヌ・モロー)がドキュメンタリーに出演することをきっかけに自分の青春時代を振り返る・・・という感じです。
戦争に愛する人との仲を無情に引き裂かれてしまった女性の話なんですが、ラストシーンでのシルヴァンの決断はなんとも言えず切ないものでしたねえ・・・。断腸の思いと言うか、残酷というか、むごいなあ、戦争って不条理だなあ・・・といたたまれない気持ちになりました。
この映画、劇場公開されましたっけ??ひょっとしたらDVDリリースだけかも。ちょっと地味な作品だからでしょうか。でも、マリオン・コティヤールの演技には思わず引き込まれます。恋人と離れ離れになって、号泣するシーンなんかは素晴らしいです。泣き顔なんかもリアルだし。調べてみたら2001年の映画なので、まだブレイク前の作品ですね。彼女のファンは必見だと思います!
しかし、またイケメンを見つけてしまったんですが・・・シルヴァン役のサガモール・ステヴナンって美男ですよ~。もちろん演技力も素晴らしいです。思わず劇中のリザと一緒の気持ちになり、うっとりしてしまいました。監督のピエール・グランブラという人は寡作な監督で作品数が極端に少ない人らしいです。しかも、本作の前にはセルジュ・ゲーンズブールとジェーン・バーキンの「スローガン」を撮った監督なんだとか。なんか作風が全然違う映画なので同じ人が撮った作品とは思えませんけど。
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