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【早春の会津磐梯山】
2013年4月15日、磐梯山の全容が見える一帯を訪ねて、写真を撮りまくってきました。この辺りから磐梯山を何回見たか判りません。5月の連休が過ぎた頃になると、小生の車のトランクには、短い釣り竿がいつも入っていました。そして、助手席の足元には餌のミミズが入った箱が置かれていましたが、車の中が暑くなるといけないので、帰ると餌は特定の場所に置いていました。
「マブナ」です。この辺りでは5月の連休明けからマブナの「のっこみ」が始まります。特別な仕掛けを使うと1時間で20~30尾くらいの手頃な大きさのマブナが釣れます。釣ってきたマブナは、当然のこととして鱗をおとしてから「背割り」にして焼き、紐で吊して乾燥させます。こうしておくと日持ちするので、食べたくなったらそのまま油で揚げて、熱いうちに酢醤油に浸します。
地元で生まれ育った方々にお伺いした食べ方ですが、大量に釣れるとご近所にも配ったことがありました。ある方にご紹介していただいて、漁協の組合員になっていましたから、釣りたいだけ釣ってきていたのですが、「鮒がみんないなくなっちまう!」と言われたので、適当な数を釣ると帰っていました。
とある小さな沼があるのですが、マブナの宝庫でした。そして、こうして調理したマブナはカルシウムの塊なので、子供たちは骨折したことがありませんでした。また、かけそばの上に載せて食べても、かなり美味でした。ただ、最近はあまり釣れなくなったと聞いています。