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2011.12.22
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カテゴリ: 妊娠1回目~流産
2年前の流産は15週目での心拍停止。
死んでしまった我が子を、人工的な陣痛で生むしかない悲しい出産でした。

この時のブログが納棺でストップしてしまっていることに今更気づきました。

2年も後になってと思うけど、あの時のことはちゃんと記録しておきたいと
思ったので、書いておきます。

*************************************************************************


病院を出て、まずはお棺に入れるおもちゃやオヤツ探し。
近くの商店街で薬局を探して、子供用のオヤツを買う。
胎児なのでミルクとかの方がいいかな、と思ったけどミルク缶を入れるわけにも


次は100均でおもちゃ探し。
はっきりした性別は分からないけど、なんとなく股間にモノができつつあるように
見えるし、生まれ変わりかもしれない猫がオスだったので、子供は勝手に男の子と
思っている。
男の子用のおもちゃがあまり見つからないので、結局リラックマの小さなぬいぐるみと
電車のプラモで我慢してもらう。

時刻は13時前。
お昼を食べに行く。
母親もお気に入りの「鶴橋風月」でお好み焼き。
つわり中はゲロゲロだったし、病院食は薄味なので久々の濃い味が嬉しい。

そのあとも喫茶で時間をつぶしたりして、約束の14:30少し前に葬儀社に入った。

派手ではないけど平服の大人3人はかなり目立っていて、ジロジロ見られたりする。
早く葬儀場に入りたいな~と待つこと5分。
10畳ほどの小さな葬儀場に通されると、祭壇の前に小さなお棺が置かれてあった。

正直言うと、まず考えたのは「パサパサに乾いてしまってないかしら?」だった。
nyagは生みたてと2日後の二回会ったけど、明らかに2日後はかさついてしぼんでた。

葬儀社の方が湿度管理をちゃんとしてくれたんだね。
お棺にオヤツとおもちゃを入れ、最後のお別れをした。

初めて母親に見せてあげる孫の姿が、こんな悲しい状態だということが情けない。

それでも母親は「かわいいね~」「今回は残念やけど、またもう一回戻っておいで」と
声をかけてくれた。
後日、義母に写メを見るかどうか聞いたら「うわーー、いやーーー」と目をそむけ
逃げて行った。
元々の性格の違いか、nyagが娘ではなく嫁だからなのかはわからない。
それでもこの反応に十分すぎるほど傷ついてしまい、もう二度と義父母には
流産の話はしないと決めた。

しばらくすると葬儀社の方が来られ、静かに葬儀が始まった。

まずは一人ずつ焼香。
終わると立派そうなお坊様が入ってこられた。
nyagの実家は浄土宗だけど、ダンナの方の宗派は知らなかった。
後で聞くと浄土真宗だったらしく、なるほどそういや実家のお葬式とちょっと違う。

地上で息することなく亡くなった子供のために、たっぷり20分読経してくださり
最後にもう一度全員で焼香。
30分足らずの短い葬儀はこれで終わり。
葬儀社の用意してくれた車に乗り込み火葬場へ。

到着すると火葬場の方がお棺を運んでくださり、最後にもう一度お焼香。
ここではセレモニーもないし、骨も残らないので火葬に入ったらもう帰るしかない。

「よろしくお願いします」とだけ言って、火葬場を出ることにした。

ホール前で葬儀社の方が待ってくださっていて、自宅まで送ってくれるとのこと。
自宅は歩いて10分くらい。
遠くはないけど、退院直後で荷物も多いし体も万全じゃないので、ありがたい申し出。
遠慮なく送ってもらい、16:30頃には自宅に戻ることができた。

自宅に戻ると「ああ、全部終わったんだな」という気がした。
まだあまり悲しい気持ちや辛い思いは湧いてこない。
事態を前に進めるので精一杯。

nyagたち夫婦は「子供はできるだけほしいけど、できなかったら仕方ない」という
気持ちでいた。
「体外受精とか人の手を加わえてまでなんとかしようと思わない」とも思った。

でもこの時から「なんとしてでも子供を産みたい」と考えるようになったと思う。

妊娠することがこんなに難しくて、妊娠しても継続できるかどうかわからないなんて
思いもよらなかったけど。
それでもここがnyagたちの不妊治療のスタート地点だった。

いつか無事ゴールにたどり着けるよう、今は夫婦で力を合わせ病院とタッグ組んで
頑張っていくしかない。

いつか必ずあの子が帰ってきてくれると信じています。





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最終更新日  2011.12.22 12:57:40
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