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1975年4月、神戸大学経営学部第二課程経営学科に入学した私は、当分の間、劣等感となんとも言えない寂寥感に苛まれ、日々悶々とした生活を送っていた。
新入生歓迎コンパでは、飲めない酒を先輩に唆されて、飲み比べよろしくビールと日本酒を交互にあおったものだから、あっと言う間にダウンしてしまい、学生会館のベンチソファーに横たわる事になった。
目覚めると、私の横には女子学生らしき美女が、自分のパートナーをいたわりながら、私にも大丈夫ですかと声をかけてくれた、と、その瞬間一挙に気持ち悪い嘔吐感がこみ上げ、目の前にあった大きな丸型の小石が敷き詰められた灰皿にゲロしてしまっていた。
情けないやら、恥ずかしいやら、それよりも苦しくて、気持ち悪くてどうしようもなくやるせなかった想いが今でも心に残っている。
私の酔っ払った重い身体を支えながら、六甲中腹の下宿まで運んでくれた友人と先輩には心から感謝すると共に二度と酒でこんな想いはすまいと心に誓い、それ以後飲めない酒を浴びるほど飲んだ事はない。
そんなこんなの生活の中、だんだん下宿にも慣れ、同宿の人々(殆どが先輩達であった)とも打ち解け、互いの部屋で一晩中語り明かしたのも数知れない。
つづく
ゴールの無い道標・・・!!! 2010.09.07
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