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クリント・イーストウッチ-

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2007.09.03
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カテゴリ: 仏の心
昨日、フジテレビのFNNスーパーニュースの中で、モンゴルで朝青龍の動向を追った取材映像を流しながら、彼の安藤優子キャスターと、桜井よしこ女史が痛烈な批判を展開していなさった。

桜井女史と共に出演していた児玉清氏もよせば良いのに、おかしなコメントをなされていた。

彼の人達に言わせると、モンゴルの置かれる環境(ソ連、中国に挟まれ、資本主義経済への移行から、米国との関係も大事になってきた)が、中ソ両大国との外交を睨みながら、米国との外交にも上手に取り組むという、謀略に長けた国にした。
その謀略に長けた国が、朝青龍を匿い、次になにを企んでいるのか考えなくてはいけないとのたまっておられたようだ。

あくまで、朝青龍が悪いというニュアンスが見え見えなのだが、前にも言ったように、今回の朝青龍のおサボリ問題で、実害を受けた人は誰もいないわけで、問題になっているのは、横綱としての自覚の在り方であり、心の問題でしかないという事である。

大相撲は、政治事ではないし、また、政治が関与してはならない領域のはずである。

然るに、日本相撲協会は自らの責任を放棄して、解決の糸口さえ見つけられないままに、手を拱いている。

仮に、モンゴル政府が、この問題に関して動くような事があれば、毅然として相撲協会の問題として、政治の関与を退けなければならないのは明白な事である。

モンゴルでは、人権侵害と言っているようであるが、人の良い日本人だからこそ、そもそも外人力士を受け付けず、まして外国人横綱など生まれるべくも無い伝統の世界に、外国人力士が誕生したという事実と共に、鎖国状態の日本では、外国(日本以外の国)の文化が理解(受容れられて)されておらず、曖昧無垢こそが日本文化なのだという事を理解して頂かねばならないだろう。



モンゴルから来た力士達は、日本で地位と名誉を得、しかも莫大な外貨をモンゴルに齎し、その事が媒介となって、いかに国家間交流が隆盛を見たかという事も肝に銘じて頂きたい。

もともと、マスコミが大騒ぎをしなければ、朝青龍のずる休みも咎められなかったのかもしれない。
ずる休みをしてでも、モンゴルに帰りたかった横綱の気持ちというのも考慮すると、白鵬という横綱が誕生した事で、ここらで1回骨休みさせてもらっても良いかな・・・???なんていう甘い気持ちが芽生えたのかもしれない。

国技の中の、最高位で最上級の責任を背負った事のない我々俗人は、品格だとか、品位だとか言って、好きなように罵声を浴びせたりするものだけれども、ちょっとは横綱の苦労を贔屓目に見ても良いのではないかと思ったりもする。

確かに、大鵬関のように、横綱、人間として、日本人が安心を抱く日本人的品位を誰もが望むのかも知れないが、そこまでストイックな人間性を追い求めた横綱が何人いた事か・・・???

同じ日本人でも、なかなか本来の品位、品格を身につけることの出来ないものを、外国から来て強くなる事で必死に日本の文化の中で、その地位を築こうとして奮闘して来た、彼の横綱に、一方的に求めるのは些か酷というものではないかと思うのである。

悪いのは、何時までたっても、その体質を改善しようと努力しない、日本相撲協会であり、マスコミであり、モンゴル政府でも、外国人力士でもないのである。

醜い、日本の品位を損なうような取材・・・???パパラッチ的行動は即刻止めてもらいたい。
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Last updated  2007.09.03 16:37:35
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