仏の心

仏の心

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

クリント・イーストウッチ-

クリント・イーストウッチ-

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

コメントに書き込みはありません。

Freepage List

2007.10.25
XML
カテゴリ: 仏の心
そもそも人間は、自らの意志によって生きているのではなく、宇宙の全ての偶然によって生かされているだけのことなのである。

なぜなら、本来人間は、自分の意志によって生を受けるのでもなく、自らの意志によって呼吸をして生きている者では無いからである。

なぜなら、人間の呼吸は、自律神経によって支配されているのであって、体性神経によって動かされているわけではない。

仮に、体性神経によって呼吸系他、生体維持機能システムが制御されるとしたら、恐らくは、この世に留まる事を許されないであろう。

人間の脳の性能(処理能力)は、最新のコンピューターを1万倍大きくしたものの能力に匹敵するそうである。

然しながら、人間の脳は、それの持つ能力の2%しか発揮されていないのである。

2%と言うのは、あくまで意識水準で働く脳の事であり、無意識水準、所謂、自律神経系で働く脳は、コンピュータと同じ原理で作動することからして、2の(10の13乗)乗の数の遣り方で情報を処理しているのだそうである。

つまり、人間が自立だとか何だとか言っても、所詮、自らの意志で生きているのではなく、自らが判断出来ない生体システムの中で動いているに過ぎないわけである。

自らのものである筈の脳の機能コントロールが、自分に託されていないと言う現実は、即ち、自らの生体維持装置がある日突然狂って誤作動を始めたとしても、自らには誤作動を制御できる権利を与えられていないに等しいのである。



偶然によって支配されている生命体、人間は、如何にも、自らが、自らの意志によって生きているかのような傲慢さを展開させつつ、その偶然性に戦いを挑んでいるような馬鹿げた社会を構成している。

人間は、もっと謙虚になって自らを見つめ直し、宇宙というものについて真摯に考えて見るべき時ではないかと思う次第である。
人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.25 16:58:26
[仏の心] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: