仏の心

世界の気候変動が激しいため、全ては人間の

生命維持活動が原因であるとするのが、謂わ

ば地球温暖化を支持するグループである。

この気候変動の振り巾の大きさについて言え

ば、あくまで人間にとってのものであるから、必

ずしも地球上に於ける現在の気候変動は、大

きいとは言い難いのである。

何故なら、この気候変動が人間の出すCO2だ

けの影響によるものだとしたならば、太陽によ

って受ける地球の影響が余りにも過少評価さ

れる事になるからである。

つまり、高々６０億人の人間によって生み出さ

れるエネルギーは、太陽の足元にも及ばない

事を考えれば、今の地球の自然現象に影響を

及ぼしているものは、太陽を始とする宇宙エネ

ルギーによるものだと考える方が妥当だから

である。

前にも述べた事があるけれども、地球という宇

宙の支配する偶然による産物である天体は、

其処にに棲息する何物かの悪戯によってその

運命を左右される程小さな存在では無い。

マスメディアが発達し、情報の共有が増えて

来る時、其処に齎されるものは、情報操作で

ある。

人間は本当に馬鹿な生き物である。

自らが直接確認出来ない事象や、誰もが認

識出来る事が出来ない事象について結論も

無いのに大多数の信じる意見や主張に傾い

て行くのである。

この世の中には、科学で解明出来ていない

事象は山程あるにも拘らず強権を握る機関

や権威的な研究者や機関が利権確保や人

心掌握のために発する情報を市民は簡単に

信用してしまうのである。

自然科学だけに限らず社会科学、人文科学

その他の科学に於いても、この種の情報操

作は到る所で発せられているのである。

この事が、権力を握って利権を得る側と権力

によって抑圧され、貧困を押し付けられる側

の構図となって表れているのである。

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