ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2007年11月10日
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 京都市唯一の火葬施設(火葬だけの施設を「斎場」とは呼びがたい)で、


 最近の火葬場は、ダイオキシン対策のため、高熱で焼き、昔に比べて骨はかなり脆くなってあがる。
(色の濃い花を柩に入れたら色が移るからダメ、というレベルではない)
1000度で焼けばダイオキシンは発生しないが、「骨」が残らず「灰」になるから、骨を残すためにギリギリ温度を下げて800度だとか。

 さて、骨を拾う時に係員に渡されるのが「 木と竹、片方ずつ 」の違い箸。

周りが熱いから長いのは仕方ないが、そんな箸では使いにくい。
で、最初の骨は三人で摘んで壷に入れるように渡される。

箸のタブー 」とされることを次々やるのは、
「日常生活で骨拾いみたいなケガレを連想しない」よう、こういう場であえて「非合理」をするため。

 門徒さんはしないが、逆さ屏風やら逆さ衣も同じ発想。

 思想信条は自由だから、好きでする人をどうこう言わないが、 行政が迷信を誘導しちゃいけない
 箸ぐらい自分で選ばせたらいいじゃないか…。小学校まで「選択」だというところもある時代に。

 「死をケガレ」とする思想が、江戸時代に死体(人畜とも)に係わる仕事をしていた「えた」身分の人々を蔑むことに繋がるのだけれど、

いまだに、「差別そのものは残っている」として「同和行政」を存続する京都市自身が、ケガレ意識に立っている。

(「同和団体」の人々も、こういう「利権に繋がらないこと」では行政に突っ込まない。むしろ、差別がなくなって同和団体の存在意義がなくなったら困る…)

 私の母の骨を拾った岡山市では(火葬場がいくつかあるので共通でないかもしれないが)、「 木の箸 」2本だった。(こういう時の箸の数え方は「一膳」じゃないと思うけど、どう数えるんだろう? 岡山なら「1ペア」だけど、京都は「ブタ」か)



火葬場の温度を利用者が選べるようにして、「1000度コース:灰だけ」
も有り、ではどうだろうか。
(「骨」だと散骨の規制もあるが、「灰」ならかなり自由)

故人は「骨」になったのではなく、「千の風」になって私達の周りにいる
(実際に、体の大半の分子は二酸化炭素や水蒸気となり、地球を循環しています)






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最終更新日  2007年11月10日 18時51分49秒
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