“三木の秋祭り”

“三木の秋祭り”

Oct 1, 2008
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1 沖も暗いのに  白帆が見える   あれはな~紀伊の国   みかん舟
2 めでためでたの   若松様よ   枝もな~栄えて   葉も茂る
3 酒は飲め飲め   釜で沸かせ   お神酒な~上がらぬ   神は無し
4 ボボショボボショと   く山鳥は   のな~中でも   スケベ~鳥
5 奈良の大仏   羽織を着せて   会津な~磐梯山を   嫁にとる
6 ここの座敷は   目出度の座敷   鶴とな~亀とが   舞を舞う
7 丹波笹山   山賀の猿が   花のな~お江戸で   芝居する
8 お前、百まで   しゃ九十九まで   にな~白髪の   生えるまで
9 俺とお前とは   卵の仲よ   俺がな~白身で   きみを抱く

11 万里の長城から   小便すれば   ゴビのな~砂漠に   虹が立つ
12 入れておくれよ   痒くてならぬ   私な~一人が   蚊帳の外
13 昨日して寝た   朝まだ痛い   二度とな~するまい   箱枕
14 浮世離れた   さんさえも   木魚のな~割れ目が   気にかかる
15 娘島田に   々がとまる   まるな~はずじゃやよ   花じゃもの
16 どうせやるなら   かい事やろぜ   良のな~大仏   屁で飛ばせ
17 どうせやるなら   小さい事やろぜ  ノミのな~金玉   揉み潰せ
18 俺が死んだら   三途の川で   鬼をな~集めて   相撲とぉ~る
19 娘十七、八   したがる頃よ   親もな~させたがる   針仕事
20 娘十七、八   停車場の汽車よ  早くな~乗らなきゃ  人が~乗る
21 娘十七、八   質家ののれん   入れたりな~出したり  流したり

23 俺とお前とは   羽織の紐よ   固くな~結んで   胸に抱く
24 父ちゃんの頭に  たくわん乗せて   これがな~本当の   親孝行
25 父ちゃんの頭に   雑巾乗せて   これがな~本当の   親不孝
26 閉めておくれよ   また行きそうよ  猫がな~戸棚の   魚取りに
27 仕掛けた所に   お客が来て   しぶしぶな~止めるは  へぼ将棋

29 私ゃ広げて   あなたが差して   差してな~差される  蛇の目傘
30 人の女房と   枯れ木の枝は   上りな~詰めたら   命がけ
31 明日は御立ちか  お名残りおしや  雨のな~十日も   降ればよし
32 色気づいたか   八月蝉よ   小松な~抱えて   腰使う
33 色気づいたか   うどん屋の娘   入れてな~温めて   汁を出す
34 あなた抜いてよ  痛くてならぬ   くな~抜いてよ   薔薇のトゲ
35 姉の破れ傘   させそうでさせぬ   妹にな~日傘で   昼もさす
36 吉田通れば   二階から招く   それもな~鹿の子の   振袖で
37 茶碗どんぶり鉢  落とせば割れる   娘な~お初は   寝て割れる
38 成りた成りたや  風呂屋の椅子に   おそそな~舐めたり 眺めたり
39 成りた成りたや   娘の下駄に   おそそな~眺めて   散歩する
40 西行法師は   お伊勢へ参り   読んでな~拝んで   すすり泣き
41 伊勢路なつかし  ご先祖さんが   呼んでな~いるよな   春の風
42 伊勢参りに   朝熊(あさま)をかけよ  朝熊な~かけねば  片参宮
43 伊勢の旅路に   うれしいものは   道のな~眺めと   伊勢音頭
44 お伊勢音頭に   心も浮いた   わしもな~踊ろか   輪の中で
45 お伊勢参りに 扇を拾うた 扇な~目出度や 末繁昌(すえはんじょう)
46 伊勢へ七度   熊野へ三度   愛宕な~様へは   月参り
47 伊勢へ伊勢へと  萱の穂もなびく   伊勢はな~茅葺き   柿葺き
48 わしが国さは   お伊勢が遠い   お伊勢な~恋しや   参りたや
49 お伊勢よいとこ   菜の花続き   唄もな~懐かし   伊勢音頭
50 帯に短し   襷に長し   お伊勢な~参りの   笠の紐
51 馬は豆好き   馬子酒が好き   乗せたな~お客は   唄が好き
52 伊勢の豊久野(とよくの) 銭懸け松は  今はな~枯れても  名は残る
53 お伊勢戻りに  この子が出来て  お名をな~つけましょ  伊勢松と
54 伊勢に行きたい  伊勢路が見たい  せめてな~一生に   一度でも
55 紅い灯のつく   新古市で   心な~惹かれた   伊勢音頭
56 架けたケーブル   朝熊の山へ   通うな~心は   奥の院
57 二八乙女の   手で焼き添えて   味もな~二見の   壺さざえ
58 さした盃   中見て飲まれ   中にな~鶴亀   五葉の松
59 春が来たなら 小春さんを連れて  御伊な~勢街道は  はるばーると
60 いたら見て来いよ 名古屋の城を  金のな~鯱(しゃちほこ) 雨ざらし
61 いざりかつごうか  かごの中で   越すにな~越されぬ   箱根山
62 ここの裏には みょうがふきはえて みょうがな~めでたい   末繁昌
63 傘の骨ほど   数ある中で   お前な~ひとりが   俺の妻よ
64 竹にすずめが  しなよくとまる  止めてな~止まらぬ   色の道よ
65 伊勢へ伊勢へと   大漁の船が   帆にはな~的場の   桜の紋よ
66 花は桜か   山は富士の   城はな~尾張の   名古屋の城よ
67 御伊勢参りで 扇ひろげ 扇な~めでたい 末ひろがり
68 伊勢の道中で この子ができて 何とな~つけます 伊勢松と
69 今年は世が良い 豊年年よ 枡はな~いらぬで 箕ではかる
70 めでためでたが 三つ重なれば 庭にな~鶴亀 五葉の松
71 揃た揃たの  踊り子が揃った 稲のな~出穂より よく揃った
72 霧の海から  丹波の富士が  ぼかしな~絵の様に  浮び出る
73 灘のお酒は  どなたが造る  おらがな~自慢の  丹波杜氏
74 雪はちらちら  丹波の宿に  猪がな~とびこむ  牡丹鍋
75 デカンショデカンショで  半年暮らす あとのな~半年  ねて暮らす
76 丹波篠山  鳳鳴の塾で  文武な~きたえし  美少年
77 寒さしのんで  作りし酒で  春はな~三三  九度の式
78 私しゃ丹波の  かち栗育ち  中にな~甘味も  渋もある
79 丹波篠山  その山奥で  一人な~米つく 水車
80 一人米つく  あの水車  誰れをな~待つやら  くるくると
81 向うのお山の  紅葉が赤い  あれがな~落ちたら  雪になる
82 今年初めて  我が子の踊り  ほめてな~下さい   お月様
83 お国とわれて  肩いからせて  俺はな~丹波の  篠山だ
84 ほりの櫻が  咲いたよ咲いた  城下な~一面  花吹雪
85 踊りつかれて  家路に向かう  ほほにな~夜霧の  心地よさ
86 涼みしよとて  出てきた娘  またもな~音頭で  汗をかく
87 ボート浮かべて  お壕の花見  流すな~浮名を  恋でゆく
88 風が吹く吹く  篠山城の  松にな~武勇の  声高く
89 踊り踊るなら  浮かれて踊れ  あすのな~仕事は  あすのこと
90 月が呼んだか  よばれて来たか  踊りな~仲間が  ちらほらと
91 あの娘可愛いや  霧ふる夜は  たもとな~ぬらして  逢いにくる
92 姉も妹も  でかんしょゆかた  どれがな~姉やら  妹やら
93 デカンショデカンショで 歌おて廻れ 世界いな~づこの  果てまでも
94 富士の白雪  朝日で溶ける  溶けてな~流れて  三島にと
95 三島女郎衆は  お化粧が長い  お化粧な~長けりゃ  お客が困る
96 石の地蔵さん  頭が丸い  頭な~丸けりゃ  カラスがとまる
97 娘島田は、  情けにとける  とけてな~流れて  三島にと
98 高い山から  谷底見れば  瓜やな~茄子の  花盛り
99 主と私と  二人で歩きや  人がな~羨む  夫婦雛
100 お前一人と  定めて置いて  浮気な~其の日の  出来心
101 私の苦労を  半分なりと  させてな~見せたい  時がある
102 つくり飾りの  ない山桜  野暮なな~木振を  ありの儘(まま)
103 あの子良い子だ  豊浜美人  若いな~俺も  一目ぼれ
104 ここは豊浜  祭の町よ  町のな~若い衆  勢揃い
105 何を待つのか  郵便ポスト  赤いな~顔して  口開けて
106 うちの父ちゃん  狐か狸  夜のな~夜中に  穴探し
107 うちの母ちゃん  洗濯好きで  夜のな~夜中に  竿探し
108 うちの兄ちゃん  夜釣りが好きで  夜のな~夜中に  竿伸ばす
109 うちの姉ちゃん  馬より強い  村のな~若い衆  皆乗せる
110 上のザクロは  何見て割れる  下のな~松茸  見て割れる
111 下の松茸  何見て伸びる  上のな~ザクロを  見て伸びる
112 早い早いと  威張るな新幹線  電気な~止まれば  ただの箱
113 今日で最後だ  豊浜祭り  町のな~若い衆  舞を舞う
114  見ても見事な  屋島の山よ  根からえ~生えたか  浮き島か
115  屋島の山には  霞がかかる  鶴がな~舞うような  遊鶴亭
116  鯉の滝昇り  どなしゅうて昇る  水にな~さかろうて しゃばしゃばと
117 今年初めて ボボに毛が生えた 生えたな~ 初ボボ 誰にさす
118 ここの娘は いつ来て見ても おめこな~ したそな 顔しとる
119 祭りと喧嘩は 男の華よ そのな~華咲かせる 喧遊會
120 二つ三つで いろはをおぼえ ハの字な~忘れて 色ばかり
121 三十路女と  お寺の鐘は  突けばな~つくほど  味がでる
122 豊浜祭は ちょうさの祭 豪華な~絢爛 日本一





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Last updated  Oct 1, 2008 10:58:05 AM
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