人生復刻版

Jan 4, 2012
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また誕生日が来てしまった。

娘が抱負は?と言うので

もうその歳に溶け込もうと思うと言った。

ここ数年、

次第に年齢を許し始めていた。

長い間、年齢を意識してもそれは自分らしくはなかった。

今も自分らしくはないとも思うけれど、

どうもそうでもなさそうだという気になってきた。

レッテルは貼られたくはないけれど、

降参し始めたのだ。

国際級の都市型ホテルが

都心ではなく郊外にあるのが好きだ。

特に昼間はゆったりした時間が流れている。

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父が生きた時間まであと10年というところに来た。

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父の場合はこの歳でもまだ企業から受託して

その会社の社員教育を引き受けていた。

だから僕は負けている。

父はあと2年ほどで仕事をやめたけれど、

それから8年生きることが出来た。

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このホテルのあるところは

元々はこの白鹿の酒造会社の学校法人の高校だった。

僕はその高校に通っていた。

その学校で父は終戦までの若い時期教師をしていた。

学校の傍には甲子園球場があり、

父と母は甲子園休場の近くに住んでいて職場も近かったわけだ。

僕はその時生まれている。

そういうわけもあって、

このホテルで時間を過ごしていると、

時の奥行きが続いていて

心身がリラックスするのだ。

被災地の苦労を思うと申し訳ない限りだけれど、

身の丈以上のものは望まない心境を与えてもらっている。

歳に溶け込もうというのは

身の程を知り、ありのままでいいということでもある。






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Last updated  Jan 4, 2012 08:17:40 PM
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