
ゆうべ橋下大阪市長が報道ステーションに大阪から出演していた。
府知事職で鍛えられて
ほんとうに頼もしくなった。
政治家は不連続との挑戦と言っていたが
変革に挑戦しなければ政治じゃないという意味だ。
彼の言うことはすべて国政に通じることばかりだけど、
ひとつ迂闊にもよく分かっていなかったことに気づかされた。
それは、
彼が市職員の労働組合を激しく非難していた理由のことだ。
労働組合は僕にも世の中で嫌いなもののひとつだけど、
大阪市に限らず多くの公務員の労働組合が政治活動
つまり市長選の活動に深く参加しているということの異常性を追及しているのだ。
しかも公務の中にまぎれている!
自分たちのトップを自分たちで選ぶといえば何か尤もらしいけれど、
そんなことをしたら選ばれた市長は労働組合と一体のものになり、
市民のための政治は出来ない。
この極めて自明で異常な状況を
なるほどそうだと今になって気づかされたのだ。
橋下さんは投票率が上がったために
組合票が薄まり
平松前市長に圧勝した。
現役世代の市民たちが大量に選挙に参加したのだ。
実に痛快で明快なことに今になって気づかされた。
公務員に選ばれたような市長が行政改革できるわけはない。
このことは労働組合だけじゃなく
すべての既得権益組織や勢力のお陰で議員になったり首長になったり
ついには首相になったりしても
変革、すなわち既得権益の手術と再構築は出来る訳がないということだ。
日本の場合、選挙に不正はほとんどない。
でも、
選挙の運動をする人や
選挙に行く人が偏りすぎている。
今のような統治機構ではいくら政権交代しても何も出来ませんよ、と
橋下さんは言っているのは僕には説得力がある。
その仕組みを変えなければならないけれど、
まずは次の選挙には
今まで選挙活動しなかった人が沢山参加してほしいし、
それはあの決まりきった選挙運動でなくてネットでもいいのだけど、
そしてなによりも
今までより10%ぐらい投票率が上がるような国民運動が必要だ。
一朝一夕にはいかないけれど、
その始まりの年であってほしいと思う。
このことは
国政でもなんでも