
このラップデスクは、
特徴が3点ある。
まず、
天板に使用したのが、
好きで長らく保存していた桜だからだ。
木目も美しい。

そして、
スライドして出し入れするマウスパッドは、
これも好きな素材チークなのだ。

3点目は、
クッション部分にこれもとっておきの羊毛を使ったことだ。

この羊毛(ムートン)は、
実は医療用のマットで、
床ずれ予防のための製品をこのラップデスク用にカットしたのだ。

生活雑貨と介護用品をやっていた頃、
セレクトした商品のひとつで、
普通のムートンよりも反発力のある種類の羊の毛皮である。
オーストラリアから輸入したものを
30枚ぐらい預かっていただろうか、
その最後の1点を展示現物だったので長年保管していた。
それを今回転用したのだ。
商品としてのこれは、
オーストラリアでは小売価格1万円以下だけど、
日本では2~4万円ぐらいで販売されている。
でも、
余談だけれど、
日本人は余り毛皮を好まないらしくて、
医療でも介護でも
床ずれ防止にはエアマットのほうが普及している。
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なんだかもったいぶった説明になったけれど、
ハンドメードラップデスクで少し行き詰まりを感じているので、
従来路線からの発想の打開をいま模索していて、
これはその試金石でもある。
I have made a new lapdesk
with a slide mouse pad
and luxury sheep skin.