今午後6時台、
台風並みの暴風雨は今関東で荒れている。
日本中をなぎ倒しているので、
瓦礫や放射能汚染もどうなっていくだろうと思う。
もともと、
原発は世紀の汚染を撒き散らしていて、
地中、海中、山野の循環系にすでに浸潤している。
再稼動なんか許されることじゃない。
もちろん、現実というものは、
許されることじゃないことを許し続けるものでもある。
先日ラジオで合鴨農法をしている人が話していたことに
思わず聞き入ってしまった。
合鴨農法なんて知らなかったのだけど、
水田に合鴨を飼うことによって、
雑草を食べてもらい、
合鴨たちの活動で稲の育ちが活性化もされるし、
米を収穫したら、
合鴨も食用に供給されるという。
それに、
これは都市生活者は知らない人が多いだろうけれど、
大量のウンカの発生は農業の大敵で、
それは広くアジア各国で猛威を振るうという。
農薬耐性ができたウンカが特に脅威らしいけれど、
そのウンカの卵は稲の10センチくらいのところに卵を産むので、
合鴨が食するのにちょうどいいのだそうだ。
でも、
合鴨はその毒性に強いウンカの卵を食べるんだよね。
その人は国内だけじゃなく、
アジア各国の農業指導もされていたのですごいと思った。
農薬の有害性は言うまでもないし、
どこまで汚染が生物系に浸潤しているのかさえ分からない。
素人でも分かるのは、
スズメが減ったことだ。
スズメもヒバリも蓑虫も減ったのだという。
農薬が雑草に浸潤し、
虫や淡水魚も海産物にも浸潤し、
人間にも浸潤しているはずだ。
だから、
放射能物資もまったく同じように拡散し循環するのだと
僕は思う。
もう取り返しはつかない。
せめてその総量を食い止めるしか
人類に残された選択肢はない。
最高のものは、
最低で最悪になるのだ。
原子力は
最高ではあっても、
人類には最悪最低のものとして襲ってくる。