再運用する大飯原子力発電所から92キロのところに住んでいる。
福島のときにアメリカは80キロ圏外に出るよう判断した。
一番近い原発が92キロだから、
今度原発が崩壊しても僕は追い出される可能性は少ない。
だから個人的には利害はない。
でも、今夏再起動して10月には止めてほしい。
原発は止めてあっても手に負えない危険物だ。
その危険を解決できる技術は存在しない。
菅さんは皆と一緒でパニックになり、
過剰介入して批判されているけれど、
原発のような危険なものが制御不能になったときに
パニックにならない者はいない。
過剰介入せざるをえない状況にさせた東電こそ責任は重いのに、
過剰介入で事態の対応に支障が生じたというのは
たちの悪い責任回避の悪知恵にすぎない。
もちろん、
その前に原発こそ悪の根源なのだ。
でも、その過ちを認めて根絶することこそが
去年明らかになった正義なのに
現状はいったいなんていうことだろう。
全身麻痺症状が不治の病のようになっている。
もうわざとらし議論も専門家の説明も要らない。
去年起こってしまって収束の見通しもつないない現実だけで十分だ。
危険を承知で経済・社会を守るために再起動せざるをえません、
巨大な自然災害や特殊な組織の攻撃に対しては
安全ということはあり得ないことは心得てください。
原発がなくても電力が不足しない期間は止めます。
止めて、廃絶と無害化ののための長期計画に取り組みます、
と宣言するのが
政治家の使命だろう。
なんのために政治家になったのですか。