ひとことで言えばみっともない乱立の顔ぶれ。
ますます事態は自民党回帰になっている。
民主党が瓦解したからに過ぎないのに、
もう既得権益と利権構造の傘下にある人たちは楽勝ムードだ。
政権交代で少しは息を潜めた時期もあったけれど、
民主党が実は自民党だったという三流マジックの実演で、
すでに延命は確実になっていた。
利権構造を再構築するのが構造改革なのだjけど、
自民党や民主党に繋がる各種圧力団体以前に
官僚機構が強すぎて政治家は無力だった。
官僚機構はまるで日本に対するアメリカみたいなものだ。
強すぎるし、依存せざるを得ないからだ。
石原さんでも橋下さんでも官僚機構には勝てそうにない。
中央集権を地方分権にしてみても、
知事で苦労したから言うだけで、
いい結果にならないと僕は思う。
結局はヒトだからだ。
野田さんは、あの党首討論では
党内外に追い詰められていた極限状態を
武道の気合で安倍さんを倒した。
あのとき、
安倍さんの胆力のなさが国民に曝されてしまったのに、
選挙は安倍さんを首相にするような結果になるだろう。
官僚機構の抵抗に合って叶わなかった予算の組み替えが
なぜ出来なかったをメディアも深く追わなかった。
今の大手メディアは時の政権から独立できないで居る。
国民は消費税は上げざるを得ないと思い込まされているし、
原発再稼動はやむをえないと思い込まされている。
そういう大勢はもう変えられない。
橋下さんさえそこはいいかげんなことになってしまった。
自民党は民主党が崩壊して得をし、
少しは批判力のある議員たちも選挙向けに乱立したために得をしている。
この忙しい12月に選挙をしたら
組織がらみの党が有利だから
結局は既得権益の再生選挙になってしまう。
だから、
少しでもそういう怒涛のごとき回帰を抑制するためには
忙しくても期日前投票するとか
まだ正義感がありそうな真剣な人物を探して投票するとか
投票率をあげて欲しい。
数がもし足らなければ連携しそうなもううんざりの二大政党のシェアを下げるため
橋下さんは大阪市長をもうやめて
立候補して流れを変えて欲しい。
大阪市長なのに街頭演説に飛び回るなんておかしいし、
街頭演説なんかそんなに効果があるとは思えない。
橋下さん、
自分を見ておかしいと思わないのか。
よく考えて気合を入れ直せ!