年を取ると
年を取ってるからと思われることをつい恐れてしまう。
別にそれがストレスというわけではないけれど、
そう思うことは多くなる。
ストレスではないが
どこか情けない気持ちはする。
仕方がないという無力感もある。
今の政権を僕は原発政権と呼んでいるけれど、
世間もマスコミもそういう言い方はしていない。
でも、僕には
任せて置けないという気持ちがあるのを押さえきれない。
そうかといって、
核兵器や原発という世界的な利権機構は巨大な怪物で難攻不落だから
方向転換の指導力を発揮できるものは一部の国にしかいない。
だから内心は諦めている。
でも、
これはすごく困ったことなのだけど、
政界が若返りするのは歓迎する僕でも、
日本の戦時を知らない者が政権についている現況は
とても危険だと思う。
安倍さんは今参院選挙で勝てるように
経済政策を全面に出して成功しているけれど、
両院で安定したら
あの観念的な国家観で憲法や防衛・外交に手をつけるだろう。
そういうことに追い風となる国際情勢が増えるいっぽうのなかでだから、
体験のない世代の危険思想で
ますます復古調の日本にもっていきかねない。
年を取った者の言い草のようでいやだけれど、
実に厄介な人物だと思っている。