僕はアメリカは好きだし尊敬もしている。
安全保障戦略上も同盟関係は重要だと思う。
そして、
日米は対等の関係でもないという自覚も必要だし、
対等である必要もない。
対等な面もあれば上下関係も分野によってあっていい。
集団的自衛権は崇高な日本憲法には馴染まない面があるけれど、
だからといって巨万の国民を犠牲にしたあげくにできた戦後憲法を
変える必要もないし
変えればもう終わりの始まりだ。
憲法は基本であって、
基本が大事なのだ。
原発も憲法も政府は基本が間違っている。
現実には時と場合によりダブルスタンダードでよい。
よいもわるいもない。
現実はそういうものだ。
同盟国アメリカを狙うミサイルを落とさないで見ていていいのか、
と
子供だましみたいなことを言う。
原発は間違いなく国民を犠牲者にしているのに、
原発無くして経済はどうなる生活はどうする、
という子供だましと同じだ。
論点のすり替えという
古典的手口なんだけど、
国民の多数はその程度で頷くと、
馬鹿にしているのだ。
そして、
その程度であることは
二度の選挙で明らかになった。
集団的自衛権でアメリカに従順である必要はない。
アメリカはなんといっても
最強最大の軍事国家だし、
世界の警察でもあるけど、
対イラクのように
ならず者まがいの戦争もしかけてきた。
もし強い日本などと言いたいのなら
集団的自衛権などという
いかなる戦争行為も視野に入れるような前世紀的な過ちを
今こそ日本が脱する強さを発揮すべきだ。