人生復刻版

Aug 3, 2013
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やはり8月は8月だなと実感する。

空気感がかすかに違うからだ。

それに、

日本人ならどうしても回顧的にもなる。

あと三日で原爆が使われるとは誰も予期せず、たぶん知識もなかった。

すでにもう東京も大阪も壊滅して、

まともな人なら国の過ちに気が付いていた。

それでも狂気の軍国組織は自国の国民をさえ蹂躙しつづけていた。

原爆のようなむごたらしい大量殺戮兵器を

使わなくても日本の狂気はもう制御できたはずだ。

僕は今でも思う。

原爆を使うことなく日本国民を解放してほしかった。

僕の原点は解放前夜にある。

そう。

僕の立ち位置からは「解放」だった。

狂った国家権力の手下という世渡りをする者が威圧していた。

幼心に

その男の肩に嫌悪と憎悪を感じた。

そして終戦が現実化してすぐ、

その男は何処かに消えた。

戦争は

殺されるから殺すという殺人活動ではあるけれど、

その本質は

人間を狂気にするということなのであり、

病理現象だ。

病理現象のルーツは

国家とか民族とかという陳腐で軽薄な観念にある。

恐ろしいことには

そういうことを言う権力者は

自国民を犠牲者の山にする。

狂気の空気感も知らないで

今の首相は陳腐な言論で無垢な国民を汚染しつつある。

今ではもうマスコミも加担する広報媒体になっていて、

組織のない無力な国民の唯一の頼りは

どこにもないような不健全な世の中になった。

僕は思う。






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Last updated  Aug 3, 2013 07:36:10 PM
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