お正月の三が日が過ぎ、
いつも四日目年齢通過のどこか軋む日で、
5日になるとほっとする、
というパターンではあるのだけど、
寒くても平穏な日々の中にも
胸の奥底になにかが蠢くことがある。
なにか?
春への鼓動、
とか
そういうポエムならいいのだけど、
平穏すぎる、という
なんとなく疑うような、それは気分なのだ。
もう19年になる。
たしか僕は何かで東京にいた。
関西から移り住んでいた人に、
早く帰ってきたらどう?と
そういう話をしていたのだった。
大地震がいずれ不可避だという意味だった。
でも、
その1週間ほどあとに、
夢にも予想しなかった地元に
あの晴天の霹靂のような
一瞬地球が壊れたと感じた物凄い破壊が起こったのだった。
その瞬間の僕の内なる叫びは神への怒りの気持ちだった。
平穏は一瞬で一変するのだ。