サッカーは、
悪いけど、うるさいだけで関心はなかった。
昨日たまたま途中からテレビのあるところに居合わせたので、
続いて2回やられたところを見てしまった。
最後まで見たけど、
いいところが全然なかった。
スコアは別としても、
こういうのは不本意だろうし、
なぜそうだったのかは選手にしか分からないと思う。
そういうことはあるからだ。
過日、アーサー・ビナードさんの話を聞いていたら、
彼が来日した20数年前は、
外人ばかりの宿舎に居てちょうど世界大会だったので、
大騒ぎしていたのに、日本人はぜんぜん関心ないみたいだった
と言っていた。20年ぐらいで一変したのだろう。
半世紀以上前だけど、
僕は高校の体育の時間のサッカーが嫌いだった。
基本的には体力だけど、
走力がいちばんだと感じた。
僕はクラスで短距離のラストを競っていた。
ある日、一度だけ奇跡のような日があった。
体育館でドリブルのテストがあり、
僕はクラスで確か2番ぐらいだった。
ドリブルは走力ではないし、
体力でもなかった。
でも、
ドリブルのテストは、
相手なしだったから、
実はなんの意味もなかった。
サッカー考を続けると
やはり顰蹙を買うようなことになる。
ただ僕はスポーツは勝敗を結果として決めるけれど、
勝ってもいいし負けてもいい、と思う。
負ける立場がないと勝つ立場もないからだし、
負けても楽しくて手ごたえもあるし、
勝った相手を称賛できるのも悪くはない。
相手はこちらと同じ立場なのだから、
相手の喜びを喜ぶこともできるのは、
対戦した者でないと分からないことだ。