人生復刻版

Sep 11, 2014
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早朝、実家前で植物のケアをしていたら、

前自治会長H氏が通りがかりに声をかけてきた。

問題が長年続いている野良猫への餌付け問題で、

見回ってくれていたのだった。



このあいだ見つけたから、

こう言ってやりましたよ、

と。



夜明け前4時半ごろだったという。


こら!なにしとんねん!



最近常習のその女性が、


人を待っています、


と言うので、




こんな時間にそんなことあるか、


110番しよかっ




すると女性は逃げて行った、

とのことだった。




なるほど、

そうかと僕は思って、お礼を言った。


ここ数日、

不思議にその形跡がなかったからだ。




明け方3時半から5時ぐらいのあいだに、


その

長身の女性がたばこを吸いながら餌付けしにくると、

それは分かっていた。



何年も続くその何人かの常習者は

ときとともに変化していた。

動物愛護といえば聞こえはいいかもしれないけれど、

どこかからやってきて、

かわいそうと思ってしているのだろうけれど、

そうかといって連れて帰るのではなかった。

20匹ぐらいにはなるが、

遠くに分散してゆくのか、

それ以上にはならないような状況が何年も続いていた。



掲示しても破壊されるか捨てられるか、

不穏な反感が感じられて、

餌をおかれる人たちはみな、

フツーじゃないと感じていたし、

自治会も警察も解決策にはならなかった。


その長身女性の前は長い間新聞配達の人らしかった。

販売店に抗議したらやめさせられるだろうけれど、

失職するだろうからしなかった。


問題は2軒大きな空き家があるためなのだが、

大手企業の社宅なので、

業者任せの防護工事しかしなかった。

猫は何してみても出入り可能なのだ。



僕は、基本的には

野良猫でも安心して住める街、

でいいじゃないかと思うけれど、

敷地内でなんども子猫を生むし、

猫の死骸の埋葬や

猫に便乗するカラスの死骸まで埋葬する羽目になったりもした。

もちろん、

猫もカラスも糞害はほんとに困る。

うちの猫は皆昔から野良猫だけど、

もう何年もまえから

引き取りは無理と判断して妻にブレーキをかけた。

僕は猫たちには、

僕は君たちを保護しないし餌付けしないよと言う態度に徹した。

僕は実は、

「飼う」という行為が嫌いだ。



まあ、野良猫の問題は深いけれど、

ここでは言葉とその調子で展開が変わりそうだということが、

別な意味で考えさせられた。



餌付け犯、

いや、犯じゃないのだけれど、

ひとりよがりなめいわくなおひと、

はまた交代して現れるかもしれない。

恫喝は通じないかもしれないし、

猫のことで人間同士が事件を起こすようなことがないように

願いたいです。


人間の紛争だけはコリゴリ。









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Last updated  Sep 11, 2014 07:58:06 PM
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