晩年になって幼時と似た国家の病状が漂うのを
僕は感じている。
今のところ進行性で悪性である。
凶悪政権の悪政に国民が目覚める日が来ることを待望する。
戦後70年の日本人の進化と開花を壊す勢力には
絶対に従わない。
ブログを続けていては、
抗議の内容しか書けない。
でもブログは
ひとつの生体反応装置なので、
今後は、
日常の小さな小さなひとかけらだけを
記録しておこう。
昨日、もらった。
あなただから、
特に嬉しいよ。
セントバレンタインデーを知ったのは、
60年も前、まだ10代で
聞いても知ってる人はいなかった。
男子校の僕は彼女もいなかった。
イギリス人ペンパルが教えてくれたのだ。
今では各国によって違うみたいだけど、
女性から打ち明けてよい日、
というのが新鮮で
青春未開地の若い心をくすぐった。
いつの頃からか
商業主義の波にみんな乗せられてファッション化し、
義理チョコが主流になって
その中のグラデーションの中にさりげない心が潜むようになった。
もしかして、という
おめでたい男の気持ちがそそのかされる始末だった。
でもすでにもう、
世の中は女性社会に変貌していた。
思い出すことがある。
職場に意外な人から電話があって、
近くの喫茶店に呼び出された。
チョコレートのケースとともに、
自作の手作りの詩集があった。
詩集なので、
なんか難解だった。
僕はそのメッセージを読み解けなかった。
でも気持ちは分かるので戸惑ったのだった。
今ではそんな無垢なシーンはもう珍しいかもしれない。
確かなことがひとつある。
77の男には、
もう何も起こらない。
無風もまたいいもんだ。
なんにも心配することはない。
それが分かるのも、
77だからさ。