昨日の饒舌も相変わらずで、
まあなんとでも言えるもんだなあ、だ。
言いそうなことだな、
とも思う。
大体いつも言いそうなことを言うとも思う。
ということは、
彼が共産党議員を相手にしたときの
あの差別的態度も、
僕のこの態度と、
結局は同じなのかもしれない。
共産党議員は、
アベコベ氏をバカにした言い方はしない。
バカ真面目に批判しているだけだ。
でも、
アベコベ氏の言葉学の裏には、
軽蔑感が滲んでいる。
だから僕も、
結局はアベコベ氏に同じことをしているのかもしれない。
僕は共産党支持ではないけれど、
あまりにも候補者が居ないので、
投票したことはある。
共産党綱領を読んだら、
とても同調してはいられないことは、
アベコベ氏と同じかもしれない。
ただ僕が思うのは、
共産党が公明党と同程度な支持率なのは、
公明党が政権側に居るぐらいだから、
馬鹿にしてはいけないと思う。
共産党に投票する人が
綱領まで知っていたり、
心酔しているからだとは思わない。
今のような豊かな日本社会で、
生活が決して楽じゃないという人々が、
弱者の立場になってくれそうな党であり、
唯一正しいことを主張し続ける勇気と誠意を感じているからだと思う。
それは、
赤旗やポスターを受け入れているお宅の様子から想像できる。
もちろん僕にも、
サヨクアレルギーや
異質感はある。
あるけれども、
どこかシンパシーを持つことを隠さないつもりだ。
どこかシンパシーももっていると
思われたくないとは、
思っていない。
政権に批判ばかりしていると
思われたくないとは、
思っていない。
日本社会の病状のひとつは、
思われたくない症状なのだ。
それは、
現政権になってから、
蔓延している。
不健全である。