人生復刻版

Jun 17, 2016
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日本は、

人類史の中でも特異な

ふたつの受難をしている。



Hiroshima

Fukushima




Fukushima

つまり原子力発電所の事故が、

地震のためであっても津波のためであっても、

原発が地球人類史の過ちであることを現実で証明した。

誰の目にも明らか、

専門家たちよりも

素人が素人だからこそ理解した。



もちろん、

同じ素人でも、

沖縄問題と同じで、

ビジネスや雇用で利害のある素人は複雑ではある。


でも、

核兵器も原発も、

取り返しがつかない過ちであることは、

これからは、

その理解が正しいという現実だけが、

歴史の進捗とともに

普遍化するのだろうと思う。


今頃わざとらしく伝えられるのも

いかがわしいけれど、

メルトダウンと言うな、

ではなく、

その断定はあくまで慎重に、

公表は熟慮の末と、

という現場の空気だったのではないか。

少なくとも、

国家の存亡のような事態のなかで、

菅さんのストレスはマックスだったはずだ。

僕はいつも思うのだ。

もしあれが、

アソウさんの時だったら、

アベさんの時だったら、

と情景を想像すると、

もっと末恐ろしくなる。



菅さんは、

議会でも決して仲間が多いはずはなかったし、

まして

有事の時に

今まで敵対していた官僚群とアウンの呼吸で仕事できるはずはなかった。

もちろん、財界との人間関係はできているはずはない。



理系の菅さんは、

たぶん自分なりの判断力が大きかった。

あいにく、

東電なんか信用できるはずはない。

迫ってみても、

東電がオープンマインドで対応するはずがない。

東電に」乗り込んだ気迫は想像できる。

その極限状況のやりとりのなかで、

東電社長氏が

官邸の指示だという言い方かニュアンスで

部下にブレーキをかけたとしても

とてもよくわかる。


僕が言いたいのは、

これは、

東電社長と官邸との共同責任だということだ。

もう、

どっちかどっちと

今問題にすると、

肝心のことからの目つぶしだけになる。

目つぶしという古典的手口は、

現政権の常とう手段であり、

まだいまだに

もう3年も経つのに、

分かっていない国民が多すぎる。

分かっていて自己保身する

メディアも多すぎる。



いいかお前たち、

隠ぺいは誰でもする。

今問題なのは、

そんなことではない。


何も解決しないのに、

どうしたらいいかほんとに分からないような現実なのに、

必要もない再稼働をごり押しする巨悪こそ

裁かれないといけない。

司法は

なんのためにあるのかが

裁かれるのだ。













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Last updated  Jun 18, 2016 06:32:45 PM
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