東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2006.09.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「教会の歩み(2) 家庭における歩み」

                    エペソ人への手紙5章

 「キリスト者の家庭は、天国のひな型である」と言われますが、
キリスト者は、「マイ・ホーム(自分または人間中心の家庭)」を
つくるべきではなく、「ヒズ・ホーム(神またはキリスト中心の家
庭)」をつくらなければなりません。

 それで聖書からキリスト者の家庭のあるべき姿について学んでみ
ましょう。

一、個別的な勧告(5章22節~6章9節)

 パウロは、6つのことを勧めています。

 1.妻には服従が求められています。
 ◇従う対象――自分の夫(5章22節)。聖書は、一夫一婦と貞操
を教えています。
 ◇従う程度――教会がキリストに従うようにすべきです(同24節)。
 ◇従う範囲――すべてのことです(同24節)。
 ◇従う理由――夫は妻のかしらであるからです(同23節)。

 2.夫には愛が求められています。
 ◇愛する対象――自分の妻(同25、28節)。聖書は、一夫一婦と
貞操を教えています。
 ◇愛する程度――キリストが教会のためにご自身をささげられた
ようにです(同25節)。これは妻のために自分のいのちを捨てるこ
とができるほど愛することです。
 ◇愛する範囲――自分と同様に(同33節)。
 ◇愛する理由――妻は自分のからだであり、妻を愛する者は、自
分を愛していることだからです(同28節)。

 3.子供には服従が求められています。
 ◇従う対象――両親です(6章1節)。
 ◇従う理由――人道的に正しく、また神の戒めにかなっているか
らです(同 1、2節)。

 4.父には神と聖書による教育が求められています。

 5.奴隷には服従が求められています。
 ◇従う対象――地上の主人です(同5節)。
 ◇従う動機――人が見ていてもいなくても、善意をもってなすべ
きです(同 7節)。
 ◇従う程度――キリストに従うようにすべきです(同5節)。

 6.主人には公平が求められています。

 このほかに夫は妻につらく当たってはならず(コロサイ3章19節)、
父は子どもをおこらせてはならず(エペソ6章4節)、主人は奴隷
をおどしてはならない(同6章9節)ことが勧告されています。

二、総括的な教訓

 3つにまとめることができます。

 1.家庭に関する聖書の教えは秩序です。

 聖書が示している夫婦と親子と主従の関係は、家庭内において神
による秩序を保つことが大切であることを教えています。この秩序
こそ平和な家庭の秘訣です。家庭の中で最も大切なのは夫婦の関係
です。親子や主従の問題を解決するには、まず夫婦の問題を解決し
なければならないからです。

 2.家庭に関する聖書の教えは公平です。

 この聖書の教えは、妻や子どもや奴隷に対してだけのものではな
く、夫や父や主人に対しても勧告しているという意味において公平
です。しかしまたそれぞれ違う種類の人々に対して異なったことを
要求しているという意味においても公平です。立場や能力その他に
おいて違う人々に同じことを要求するのは公平ではないからです。

 3.家庭に関する聖書の教えは不変です。

 この夫婦と親子と主従の関係は、神と教会、すなわちキリスト者
の関係にたとえられており、家庭に関する聖書の教えは、永久に不
変です。しかしこの聖書の教えが守られずに崩れていくと、世の中
は必ず乱れて悪くなっていきます。世の中の水準は、個々の家庭の
水準以上にはならないからです。聖書だけが不変の正しい家庭の在
り方を教えており、それを教会とキリスト者が守っていくとともに、
世の人たちに教え、広めていくのが教会とキリスト者の責務です。





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Last updated  2006.11.18 09:15:58
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