東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2006.09.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「十字架上の七言」

                 ルカの福音書23章34~43節

 イエスは、十字架の上で7つの言葉を語られました。聖書は、こ
の「十字架上の七言」について、12時までの前半の3時間に3つ
の言葉を、午後3時までの後半の3時間の後に4つの言葉を記して
います。

一、十字架上の第一の言葉

 「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分
でわからないのです」(ルカ23章34節)。

 イエスは、自分を十字架につけた兵士たちの罪の赦しを祈られま
した。イエスは、ご自分のことよりも、神の御子を十字架につける
という恐ろしい罪を犯している兵士たちが赦されることを祈ってお
られました。

二、十字架上の第二の言葉

 「まことにあなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともに
パラダイスにいます」(ルカ23章43節)。

 イエスは、悔い改めた強盗に自分とともにパラダイスにいると言
われました。イエスは、ご自分のことよりも、神の御子をののしり、
すべての悪事にもう一つこの悪事を加えた強盗どもの救いのことを
考えておられました。

三、十字架上の第三の言葉

 「女の方。そこに、あなたの息子がいます。……そこに、あなた
の母がいます」(ヨハネ19章26、27節)。

 イエスは、母マリヤを愛する弟子のヨハネに託されました。イエ
スは、ご自分のことよりも、愛する息子の十字架の刑を目の当たり
に見ている傷心の母マリヤの将来のことを心にかけておられました。

四、十字架上の第四の言葉

 「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」
(マタイ27章46節、マルコ15章34節)。

 この叫び声は――私たちの想像を絶する誠に信じ難いことですが、
――イエスが父なる神に捨てられたことは、紛れもない事実であるこ
とを私たちに教えています。

五、十字架上の第五の言葉

 「わたしは渇く」(ヨハネ19章28節)。

 イエスは、すべてのことが完了したのを知った時、今まで忘れてい
た「渇き」を覚えられたのです。

六、十字架上の第六の言葉

 「完了した」(ヨハネ19章30節)。

 これは、イエスが人類を罪から救う贖いのわざを成し遂げ、神から
託された地上における使命を終えたことを教えています。

七、十字架上の第七の言葉

 「父よ。わが霊を御手にゆだねます」(ルカ23章46節)。

 イエスは、ご自分の霊を父なる神にお渡しになり、父なる神がそれ
を受け取ってくださることを信じ、安らかに亡くなられました。

 イエスは、人に捨てられたことによって、人類の罪のためのいけに
えとされました。しかし人によってむりやりに罪のためのいけにえと
されたのではなく、ご自分から私たちの罪をその身に負われました。
そして神に捨てられることによって、「私たちの代わりに罪とされ」
(第二コリント5章21節)、私たちを罪から贖い出してくださったの
です。

 「キリストは、本物の模型にすぎない、手で造った聖所にはいられ
たのではなく、天そのものにはいられたのです」。「また、やぎと子
牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まこと
の聖所(すなわち天の聖所)にはいり、永遠の贖いを成し遂げられた
のです」(ヘブル9章24、12節)。

 このようにイエスの十字架の死は、天にある「まことの聖所」にお
いて永遠の贖いを成し遂げて、天の御国への道を開いたのです。





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Last updated  2006.11.17 11:24:35
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