東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.03.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「訣別の説教(7)」

                  ヨハネの福音書、16章1~15節

 このヨハネの福音書の16章には、「悲しむ弟子たちへのイエス
の慰めの言葉」が記されています。イエスは、弟子たちに「わたし
がこれらのことをあなたがたに話したために、あなたがたの心は悲
しみでいっぱいになっています」と言われました(6節)。また、
その後にも、弟子たちが悲しむことについて、3回も話しておられ
ます(20、22節)。

 16章は、ゲッセマネの園へ行く途上において語られたもので、
ここには次のような三つのことが記されています。

◇訣別の説教(7)――聖霊を遣わすこと。
◇訣別の説教(8)――再会すること。
◇訣別の説教(9)――平安を与えること。

 イエスは、悲しむ弟子たちに、聖霊を遣わすことについて語られ
ました。

一、弟子たちがつまずかないように、前もって話されたイエス
(1~4節)


 弟子たちは、イエスが自分たちを残して去って行かれることを知
っただけでも、心が騒いで恐れるような者であるのに、イエスは、
弟子たちが世に憎まれたり、迫害されたりすることまで予告されま
した(2節)。

 もしイエスが、このようなことを前もって弟子たちに話されなか
ったならば、彼らは、世に憎まれたり、迫害されたりした時、「何
か思いがけないことが起こったかのように驚き怪し」んで(第一ペ
テロ4章12節)、信仰を捨て、つまずいてしまったことでしょう。

 しかしイエスは、弟子たちが世に憎まれたり、迫害されたりする
ことを前もって話すことによって、その時が来た時、彼らが、その
ことを思い出して、つまずかないようにされたのです(1、4節)。

二、イエスが去って行かれることによって遣わされる助け主
(5~7節)


 イエスが、弟子たちを残して父なる神のもとに行こうとしている
ことを話されたので、彼らの心は悲しみでいっぱいになってしまい
ました(6節)。しかしイエスは、「わたしが去って行くことは、
あなたがたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行か
なければ、助け主があなたがたのところに来ないからです」と言わ
れました(7節)。

 血と肉とを持って地上におられたイエスは、人間として様々な制
約の下に置かれました。しかし、このイエスが十字架の上で罪の贖
いを成し遂げ、神の右に上げられることによって注がれる聖霊は
(使徒2章33節)、永遠の神として、時間的にも空間的にも何の制
限もなく、いつでも、どこでも弟子たちを助けることがおできにな
るのです。

三、父なる神のもとから遣わされる聖霊の働きについて
(8~15節


 イエスは、聖霊について、次のような三つのことを語られました。

 1.聖霊は、罪と義とさばきについて、世にその誤りを認めさせ
ます(8節)。
 世の人(生まれながらの人間)が、自分はキリストを信じない罪
人であり、キリストの義から遠く、悪魔とともに神のさばきを受け
なければならないということがわかるのは、ただ聖霊の働きによる
のです。

 2.聖霊は、キリスト者をすべての真理に導き入れます(13節)。
 私たちが、聖書のすべての真理を信じて、その真理がわかるよう
になるのも、ただ聖霊の働きによるのです。

 3.聖霊は、キリストの栄光を現します(14節)。
 人がどんなに働いて、用いられたとしても、キリストがあがめら
れるのは、やはり聖霊の働きによるのです。

拙著「キリストの生涯の学び」186「訣別の説教(7)」より転載





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Last updated  2008.03.12 00:58:30
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