東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.06.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「霊的で道にかなった礼拝」

                     ローマ人への手紙、12章1節

 「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供
え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な(道にか
なった)礼拝です」(1節) 

 私たちは、新しい年を迎えると、だれでも昨年より少しでも成長
し、神に喜ばれる人になりたいと思うのではないでしょうか。この
みことばは、その秘訣を教えています。

一、ローマ人への手紙の内容の分類

 大きく二つに分けることができます。

 1.教理的な部分(1~11章)  
(1)神にそむいて罪を犯した人間(1章18節~3章20節)
(2)信仰によって罪が赦された人間(3章21節~5章21節)
(3)信仰によって罪がきよめられた人間(6~8章)
(4)イスラエル人の奥義(9~11章)

 2.実践的な部分(12~16章)
(1)献身と神に対する義務(12章1、2節)
(2)献身と自分に対する義務(12章3~21節)
(3)献身と世の人に対する義務(13章)
(4)献身と信仰者に対する義務(14章1節~15章13節)
(実践的な部分はパゼット・ウィルクスによる分類です)。

二、実践的なことについて

 実践的なことの中で(1)は、第三番目の実践的なことを行う秘訣
のところで述べ、(2)から(4)は、次のようなことを教えています。

 (2)の自分に対する義務は、思うべき限度を越えて思い上がらな
い謙虚さと心から互いに愛し合う偽りのない愛と自分で復讐せず、
神の怒りに任せる信頼の三つにまとめることができます。 

 (3)の世の人に対する義務は、上に立つ権威に従い、国民として
の義務を果たすことであり、その根底になければならない最も大切
なものは隣人を愛する愛です。

 (4)の信仰者に対する義務は、信仰の弱い人を受け入れ、力のあ
る者は力のない人たちの弱さをにない、人をさばかず、お互いの霊
的成長に役立つことを追い求めることです。

三、実践的なことを行う秘訣

 この12章3節から15章13節まで教えている実践的なことは、
私たちにとって最も必要で、大切なことであるだけでなく、神が私
たちに求めておられることでもあります。

 しかし私たちは、どうすれば、このようなことを行うことができ
るでしょうか。その秘訣を教えているのが冒頭に記したみことばで
す。私たちのからだ、すなわち、その目と耳と口を、そして手と足
を、いやすべてのものを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え
物としてささげること(献身)です。

 しかしこのような献身は、生まれながらの人間には到底不可能な
ことです。なぜなら私たちは、「神を離れ、心において敵となって、
悪い行いの中にあったので」(コロサイ1章21節)、神に受け入れ
られず、聖い者ではなく汚れており、生きた者ではなく死んでいる
からです(エペソ2章1節)。

 それではどうすれば、このような献身をすることができるのでし
ょうか。その秘訣こそ、この手紙の1章から8章までの教理的な部
分で教えている「罪の自覚と悔い改め」と「罪の赦し」と「罪のき
よめ」です。

 私たちは、神の前で罪人であることを認めて心から悔い改め、そ
の罪のために死んでくださったキリストの十字架を信じて罪が赦さ
れるとともに、「私たちの古い人がキリストとともに十字架につけ
られ」て(6章6節)、罪がきよめられる時、神に受け入れられる、
聖い、生きた供え物として自分のからだを神にささげることができ
ます。それこそ、霊的で道にかなった礼拝なのです。





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Last updated  2008.06.07 11:06:22
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