東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2010.05.21
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「きよめの歩み(3)」
                                                       甲斐慎一郎
1.私のきよめの体験

  私が神学院在学中に愛用した聖書の裏表紙には新生日、受洗日、
きよめの日、そして召命の日が記されています。新生日は1961
年3月19日、受洗日は同年4月23日、きよめの日は翌年の1月
3日、召命の日は同年12月15日です。

 主を信じて罪を赦された私は、喜んで神に仕えていましたが、心
の中の罪との戦いに悩んでいました。しかし翌年の新年聖会に出席
した時、恵みの座が開かれ、そこで神にすべてをささげ、「御子イ
エスの血はすべての罪から私たちをきよめます」(第一ヨハネ1章
7節)という御言葉を信じました。これが「私のきよめの体験」で
す。

 その後、生涯を神にささげるという直接献身へと導かれ、「わた
しに仕えるというのなら、その人はわたしについて来なさい」(ヨ
ハネ12章26節)という召命の御言葉が与えられ、4年後に神学校
に入学しました。 

2.私のきよめの歩み

  私は、罪をきよめられたと信じたものの、ひとりのキリスト者と
して、いやひとりの人間としても極めて未熟な者で、いわゆる「青
二才」でした。このような者が「きよめ」にふさわしく歩むために
は、あらゆる面で神のお取扱いを受けなければなりませんでした。
どのような神のお取扱いを受けたかを述べるなら、4つにまとめる
ことができます。

(1)人の評価を必要以上に気にすること
(2)他の人の過ちや失敗を赦せないこと
(3)自分の知識や能力や経験に頼ること
(4)十字架を避けて、楽な道を選ぶこと

 私が「きよめの体験」をしてから気がついたことは、自分の姿が、
ほんの一部分しか見えていなかったことです。自分は、とても未熟
で、至らない者であると思っていましたが、他の人はそれ以上に私
のことを低く評価していたのです。自分では一生懸命に神に仕え、
それなりに奉仕もできると思っていましたが、他の人から見れば、
そうではないことが分かり、大きな衝撃を受けました。

 このことを素直に認め、神の前に砕かれませんと、自分のことを
低く評価する人を赦せないことになります。

 また自分では無知で、無力で、未経験であると思っていても、そ
のことを他の人に言われると、それを素直に認めようとしないかた
くなな心を発見しました。キリストを「離れては」私は「何もする
ことができない」(ヨハネ15章5節)にもかかわらず、あたかも
何かできるかのように錯覚していたのです。それは神のみに信頼せ
ず、自分の知識と能力と経験に頼っていることでもありました。

 そして苦しいことに直面すると、そこから逃避し、楽な道を選び
ました。それは十字架を避けて栄光に至るという誘惑でした。

 このような4つの誘惑を受ける度に、「私はキリストとともに十
字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリス
トが私のうちに生きておられるのです」(ガラテヤ2章20節)とい
う御言葉を信じ、主を仰いで新しい歩みをして行きました。

3.私のきよめの整理

 (1)きよめられたことは「内なる反省」では分からず、「内なる御
霊の証し」によって分かります。「内なる反省」では、きよめられ
た後にも残る「人間的な要素(すなわち無知や過失や弱点や誘惑を
受けること)」があるために、それにもすべて合格しなければ、き
よめられたと確信することができないからです。御霊の証しこそ、
きよめられたことの証拠です(ローマ8章16節、使徒15章9節)。

 (2)現在の時点で神から示されたすべての罪を悔い改め、神にすべ
てをささげたなら、見るところがどのようであれ、罪がきよめられ
たと信じて歩み出すことです。そうすればきよめられます。もし将
来より高い光が与えられて、今まで罪と思わなかったことが罪であ
ると示されたなら、その時点でその罪を悔い改め、すべてをささげ
て信じることです。このように、より高い光に従って光の中を歩む
なら、きよめられ続けていくのです(第一ヨハネ1章7節)。






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Last updated  2010.05.21 07:29:36
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