東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2011.01.19
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「アブラハムの信仰に学ぶ」

                             創世記12章1~9節

 「私たちの願うところ、思うところ」をはるかに越えて、かなえ
てくださる神を呼び求め、その祈りが答えられた信仰の人としてア
ブラハムの生涯から学んでみましょう。彼には、三回の信仰の転機
がありました。

一、神の言葉を聞いて、相続財産として受け取るべき地に出
て行ったアブラハム(創世記12章1~4節、ヘブル11章8
節)

  アブラハムは、偶像の町であるカルデヤのウルに住んでいた「さ
すらいのアラム人で」(申命記26章5節)、「この世にあって望
みもなく、神もない人」でした(エペソ2章12節)。ところが、こ
のアブラハムに思いもよらないことが起こりました。「栄光の神が
彼に現れて」、「あなたの土地とあなたの親族を離れ、わたしがあ
なたに示す地に行け」、「そうすれば、わたしはあなたを大いなる
国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう」
と仰せられたのです(使徒7章2、3節、創世記12章2節)。

 「信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地
に出て行けとの召しを受けたとき、これに従い、どこに行くのかを
知らないで、出て行きました」(ヘブル11章8節)。これがアブ
ラハムの「願うところ、思うところ」をはるかに越えて、すべての
民族の祝福の基となる第一の信仰の転機です。

二、神の言葉を聞いて、無から有を生むことがおできになる
神を信じたアブラハム(創世記15章5~7節、ローマ4章17
節)

  アブラハムは、神の召命を受け、生まれ故郷を出て、長い間、カ
ナンの地に住んでいました。その間、家畜と銀と金とに富み、多く
のしもべたちを所有するようになりましたが、まだ子どもがなく、
足の踏み場となるだけの地も与えられず、すべての民族の祝福の基
となっていませんでした(創世記15章2節)。 

 神はアブラハムを外に連れ出し、彼に無数の天の星を見せて「あ
なたの子孫はこのようになる」と仰せられました。まだ子どもも与
えられていない時に、神は、人知をはるかに越えたことを彼に約束
してくださいました。「彼は主を信じ......主はそれを彼の義と認め
られ」ました(同15章5、6節)。アブラハムは「無いものを有
るもののようにお呼びになる方」を信じました(ローマ4章17節)。
これがアブラハムの「願うところ、思うところ」をはるかに越えて、
すべての民族の祝福の基となる第二の信仰の転機です。

三、神の言葉を聞いて、神は最善のものを備えてくださると
信じ、最愛のイサクを神にささげたアブラハム(創世記22章
10節)

 「地上のすべての民族は、アブラハムによって祝福される」とい
う約束が成就するために、さらに思いもよらないことが起こりまし
た。神は、アブラハムに「あなたの愛しているひとり子イサクを連
れて......全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい」と
仰せられたのです(同22章2節)。

 神は、「イサクから出る者があなたの子孫と呼ばれる」(ヘブル
11章18節)と言われたのですから、もしイサクが死んでしまった
なら、この言葉は成就しません。この神の命令は、全く思いもよら
ないことで、アブラハムにとって理解に苦しむものでした。しかし
アブラハムは、「神には人を死者の中からよみがえらせることもで
きる、と考え」(ヘブル11章19節)、イサクを全焼のいけにえと
してささげました(創世記22章10節)。 

 アブラハムは、先に何が起きるかのかを全く知りませんでしたが、
「神ご自身が全焼のいけにえの羊を備えてくださる」ことを信じて
いました(同22章8節)。しかしこの摂理を信じる信仰を持ち、
神の摂理の道を歩むためには、最愛のイサクを神にささげるという
全き献身が必要です。これがアブラハムの「願うところ、思うとこ
ろ」をはるかに越えて、すべての民族の祝福の基となる第三の信仰
の転機です。

 神は、アブラハムの信仰と全き献身に応えて、彼の願うところ、
思うところを、はるかに越えて、かなえてくださったのです。






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Last updated  2011.01.19 19:24:31
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