東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

昭島フリー

昭島フリー

Freepage List

Calendar

Comments

聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2017.02.12
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「神の計画と人の計画(1)」  2017年2月13日

インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network 
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2012年11月15日放映「 神の愛と人の愛
説教要約 926    人生という応用問題を解く公式である神学
説教要約 962   初めに情報ありきか物理法則ありきか 

「神の計画と人の計画」
                                        甲斐慎一郎  
                       サムエル記、第二、7章

「主はこう仰せられる。あなたはわたしのために、わたしの住む
家を建てようとしているのか」(5節)。
  「万軍の主よ。あなたは、このしもべの耳にはっきり、『わたし
が、あなたのために家を建てる』と言われました」(27節)。

 この前半の5節にはダビデの計画、すなわち人の計画について、
後半の27節には神の計画について記されています。そこで神の計画
と人の計画について、特に両者は、どのような違いがあるのかとい
うことについて考えてみましょう。

一、様々な計画

 計画には様々なものが考えられますが、その形態と目的と長さに
関して述べるなら、次のように分類することができるのではないで
しょうか。

1.どのような計画か(計画の形態)
(1)無計画――いきあたりばったりです。
(2)杜撰(ずさん)な計画――いい加減なものです。
(3)綿密な計画――用意周到なものです。

2.何のための計画か(計画の目的)
(1)生活のための計画――肉体に関するもの。
(2)人生のための計画――心に関するもの。
(3)救いのための計画――霊に関するもの。

3.どれくらいの計画か(計画の長さ)
(1)目先の計画――差し当たりのものです。
(2)一生の計画――生涯に関するものです。
(3)永遠の計画――来世まで及ぶものです。

二、人の計画

  ダビデが主の宮を建てようとしたことは、「私は、わが神、主の
御名のために宮を建てようとする志を持ち続けてきた」(第一歴代
誌22章7節)とあるように、無計画な思いつきやいい加減なもの
ではなかったに違いありません。しかしこれは、次のような三つの
理由で神のみこころではありませんでした。

1.ダビデは軍人として多くの人の血を流してきたので、神聖な
神殿を建てるにはふさわしくありませんでした(第一歴代誌22章
8節)――性質。

2.ダビデは戦いの王として周囲の国々を平定してきたので、回
りのすべての敵に煩わされる危険性がありました(同22章9節)
――立場。

3.ダビデには神殿を建てるために必要な金銀や材料等を準備す
るという大切な別の仕事がありました(同22章14節)――使命。

  このように人の計画というものは、綿密に計画しても、欠けたと
ころがあるものであり、まして無計画や杜撰(ずさん)な計画は決
して神のみこころではありません。また人の計画には、生活のため
の計画や目先の計画が多く、人生のための計画や一生の計画はまれ
です。しかしこのような計画でさえも、神のみこころではないこと
を忘れてはなりません。

三、神の計画

  これに対して神の計画は、どのようなものでしょうか。

1.その人の性質や賜物、立場や位置、そして使命や任務を熟慮
した綿密な計画です。
  2.神の前に生きる救いのための計画です。
  3.天の御国にまで至る永遠の計画です。

  「わたしが、あなたのために家を建てる」(27節)というすばら
しい神の計画を知らされたダビデは、主の前に座して語っています
が、その言葉にあふれているものは、次のような3つのことです。

1,第一は、謙虚な感謝です(18~21節)。
2.第二は、一途な献身です(22~24節)。
3.第三は、大胆な祈祷です(25~29節)。

  神の計画を知らされた私たちは、へりくだって感謝し、すべてを
ささげて神に従い、マリヤのように 「あなたのおことばどおりこの
身になりますように」(ルカ1章38節) と祈るでしょうか。それと
も神の計画に背を向けて、自分の計画を押し通すでしょうか。

もし私たちが神の計画に背を向けて自分の計画を押し通すなら、
神の計画はむなしくなりますが、もし私たちがへりくだって感謝し、
すべてをささげて神に従うなら、神の計画にあずかることができる
のです。
甲斐慎一郎の著書 説教集





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.02.13 16:48:21
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: