ユーカリの木陰で里の行

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2011.06.13
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カテゴリ: チベット仏教
ダライ・ラマ法王14世 の講義3日目―
早くも最終日デス。

時間が経つのって、なんて早いんでしょう。。。
今日一日をいつも以上に「 NOW, HERE―今、ここ 」の心で集中して過ごすべく、
目覚めの瞑想も念入り(?)に。
今朝も子どもたちをダディンの従姉妹にお願いして、会場に向かいました。

今日の瞑想は、 チベット仏教 の尼僧さんが指導してくれました。
自己の楽と他者の苦しみを交換する「 トン レン (take)」 瞑想 を。

この瞑想では、息を吸うとき、
周囲の人々や生き物たちの 苦しみが黒い煙となって入ってきて
息を吐くとき、
自らの 幸せが白い光となって吐き出されてゆく のを、イメージします。

チベット仏教では「ラムリム」(菩提道次第)の行でも推奨される、
慈悲の心 を養う瞑想法の一つだとか。
それにしても、他者の苦悩を吸いこみ、自己の幸福を吐きだす――

こ~んな瞑想をしたからって、誰かのお腹が膨れるわけでもなし、
実際これがどう苦しみの解決に役立つっていうんだろーか、とか、
自分の気持ちがより暗~くなるだけじゃあないのか、みたいな。。。

思い返せば昔、私もこのガイド瞑想を初めてやったとき、
自分の英語力の乏しさから誘導を聞き間違えたか!?と思ったほどで。

だっていつもの瞑想では、呼吸に焦点を当てるとき、
息を吐き出すたび、疲れやストレスなんてネガティヴなものが
黒い煙となって、す~~~っと吐き出され、
息を吸い込むたび、ポジディヴなエネルギーが
白い光となって、す~~~っと入り込んでくる―――
という類の リラックス瞑想 系に慣れ切っていたもので。

反して、この瞑想は、真逆も 真逆
飢餓に苦しむ人たちや、病に伏せる人たちをいちいちイメージしては、
その苦しみを呼吸と共に自分が吸い込むというもので。
当時、そんなコンセプトには全く慣れ切っていなかった私としては、
当然ながら心が激しく拒否反応を。
そうでなくてもオーストラリア移住でまだまだ日々ストレスの塊なのに、
リラックスどころか、よりストレスを溜めちゃうような瞑想、
わざわざしたくはないよ~~~!と。

でもそのときの瞑想は、ビギナー用にアレンジされていようで、
同時に、自分のハートの真ん中に、
拳大の黒い岩を思い浮かべるように、と指示されたのでした。
その岩は、 我執 、自らのエゴであり、
周囲の苦しみや悲しみを吸い込むたびに、
黒煙がエゴの岩に当たって砕け散り、同時に光が飛び散り、
息を吐き出すたびに、その光が吐き出される。
そうして呼吸を繰り返すたび、エゴの岩がどんどん小さくなってゆき、
遂には木っ端みじんに吹き飛ばされてしまう。
一方、吐く光はどんどん目映くなって出てゆき、と。

30分ほどの瞑想で、
飢餓や病やホームレス、囚人、さまざまな過酷な状況をイメージするよう
具体的に誘導されていったわけですが、
そのうち涙が止まらなくなり、
終わったときには、なにか心が放たれたようでした。
自分のストレスや問題など些細なことに過ぎなかったと気づかされ、
心がパッとクリアになったような。
この慈悲の心を養う瞑想法は、実際ものすご~くパワフルでした。

今朝のガイド瞑想は、もっと上級(?)で、エゴの石のイメージはなく、
ただもうとにかくひたすら、
息を吐くときに、自分の幸せを白光の形で生きとし生ける者に与え、
息を吸うときには、衆生の苦悩を黒煙として受け取る、というもので。

講義のテーマが 『菩薩行論』 であることを思えば当然なのですが、
まだまだ初心者の自分。スムーズに入れず。
誘導もされないのに、勝手にエゴ石、思い浮かべて、やり易くしてました。^ ^
対象となる苦悩の具体的な誘導もなかったので、まず動物を思い浮かべて。
昨日見た、ラマ・ゾパの動物愛護団体のブースに展示されていた、
生きているのに屍のようにトラックの荷台に積み上げられていた牛たちとか、
縛られてぐったりしていた豚とか、
痩せ細って毛の抜け落ちた犬とかの写真を思い、
ひたすら「トン・レン」呼吸してました。

日常的に、この瞑想に真剣に取り組むことで、
実際に苦しむ方々や生き物を目の前にしたときに、
自らのとる態度が違ってくる、と言われています。
地元のチベット仏教センターの高僧は、
不幸に見舞われた人を前に、自分には何もできないと感じるようなときには、
まずこの瞑想から始めなさい、とおっしゃっていましたっけ。


瞑想の話が長くなってしまいましたが、講義最終日の今日。
ダライ・ラマ法王から思わぬアナウンスが。
Bodhisattva's Vows―菩薩戒 」を授けてくださる、とのこと!

最初の10分間で、法王ご自身がその準備をされてから、
菩薩戒を授け、
日常生活で菩薩行をどのように活かしてゆくか、ガイダンスを。
儀式は二つに分かれていて、
前半は誰でも、
後半は真剣に行に取り組みたい仏教徒だけが参加するように、とのことで。

お話を聞きながら、
え、え~~~!?
予想もしていなかった展開に焦りまくる自分。

というのも、実はこの「Bodhisattva's Vows―菩薩戒」。
数年前に知って以来、気になっていたのでした。
でも受けた方々の話を聞けば、
ダラムサラやネパールの集中講義なんかに参加されたときに授かったのだそうだし、
行の内容も私にはヘビーそうだったし、
それに実際どこで受けるかとかもわからなかったしで、
今世は無理だろうな~、と思っていたのでした。

それが、、、、ここで今、ダライ・ラマ法王、その人から!?
!?
まさか、そんな、心の準備が、未だ…。

と動揺はしたものの、法王が準備を終えるころには気持ちは固まっていました。
だってこんなチャンス逃したら、3来世くらいまで後悔しそうな気がして。^^;

というわけで、「Bodhisattva's Vow」、
今世ではまず無理だろうと思っていたのに、
思いもよらずダライ・ラマ法王から授かることができたのでした。
儀式の最後に不思議なシンクロニシティがあって、感動しました。


そうして、ランチを挟んで、講義も午後の部。
今日も心に残るお話はたくさんありましたが、午後の講義から、
折に触れて法王が口にされる言葉を記しておきますね。
この有名な考え方の基本は『菩薩行論』にあったのですね。

If you have fear of some pain or suffering,
you should examine whether there is anything you can do about it.
If you can, there is no need to worry about it;
If you cannot do anything, then there is also no need to worry.

もしも何か苦痛や苦悩を恐れているならば、
 それに関して、何かできることがあるのかを考えてみてください。
 もし何かできることがあるのなら、心配することはありません。
 もし何もできることがないのであれば、
 心配しつづけることに何の益があるでしょうか。

なんてシンプルで、実用的な言葉でしょう。
私たちは普段何かしら不安や恐れを抱きながら生きているものですが、
ともすれば、心配事に圧倒されそうになってしまうときって、ありますよね。
そんなときは法王の言葉を思い出して、ガス抜き、
気持ちをクリアにすることは有益だと思います。
実際、心配しても仕方のないことを心配しても仕方ないですものね。
心が陰鬱になるだけで、より閉塞感に苛まれたりして。
それよりは、何であれ、まずは自分にできることに集中して。


ほんとうに、あっという間に終わってしまった3日間でした。
最後に法王が、
「2年のうちにまた来ましょう!」とおっしゃってくださったときには、
会場からは拍手喝采。
私も心は立ち上がって、ブラボー!!!

それでも、 空性
万物は変わりつづけ、講義は終わる。
ステージから法王も去り―

ああ、これで、終わってしまったのね、、、
しみじみ会場を後にしようとしたのですが。
最後の最後にまた、予想もしなかった思わぬことがありました。
天に感謝!
なんとダライラマ法王が祈祷してくださった数珠をいただいてしまったのでした!
ほんとうに、奇跡のような3日間でした。

この講義には、4500人の方々が参加されたそうです。
きっとそれぞれ素晴らしい体験をされたことと思います。

今度はそれをどう明日から活かしてゆくか、
これはもう自分次第なのですよね。
この経験を胸に、明日からまた 里の行 デス。

ダライ・ラマ法王、僧侶の方々、
そしてこのツアーのためにご尽力くださった方々、
 どうもありがとうございました。
心から感謝を込めて。
次回またオーストラリアにいらっしゃるのを楽しみにしております。





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Last updated  2019.10.04 15:37:10
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