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2012.07.06
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カテゴリ: チベット仏教
7月6日は、 ダライラマ法王 の誕生日 である。
法王は今年で77歳になられた。
地元のチベット仏教センターでも、お祝いのPUJAが行われ、
私たちも家族で参加してきた。(^^)

そうして、法王の誕生日を前に嬉しいニュースも。
来年2013年のオーストラリア・ツアーが報告されたのだった。
確か日本にも去年は2回いらしてましたよね。

2013年オーストラリア・ツアーは、6月13日から23日まで、

シドニーでは講義を予定されている。
もしかするとメルボルンでも1日講義があるかも…との噂も聞いたが。
講義のチケット予約も始まったので、
興味のおありになる方はどうぞこちらをご覧ください。

http://www.dalailamainaustralia.org/

ダライ・ラマ法王のお誕生日なので、
今回は 『ダライ・ラマ こころの自伝』 のご紹介を。

原文はフランス語で、『Dalai-Lama: MON AUTOBIOGRAPHIE SPIRITUELLE』。
ダラムサラに滞在し、15年にわたって、
法王の「カーラチャクラ・タントラ」(タントラで最高峰に位置づけられるという

ソフィアさんの、法王へのインタビューに基づいて綴られている。

実はこの英語版、
『MY SPIRITUAL JOURNEY The Dalai Lama with SOFIA STRIL-REVER』を
私は一昨年買っていたのだが、読みたいと思いつつも本棚に眠らせていた。
そして前回日本に帰った際に

初めて両書が同じ本であったことに気がついたのだった。。。
とほほほ……

当然、読みやすい邦訳の方を開き、英語版の方はダディンにあげたが、
かように私の書棚には、買ったり頂いたりはしたものの、
仮眠に入ってしまっている本が多い。
このまま永眠したりしないよう、心して全読しなければ…。

さて、『ダライ・ラマ こころの自伝』は、
法王3作目の自伝になるそうである。

1作目は亡命直後に書かれたという『My Land My People』―
『チベット、わが祖国』 (中公文庫)。

そして、ノーベル平和賞受賞後に書かれた『FREEDOM IN EXILE』―
『ダライ・ラマ自伝』 (文春文庫)。

私は十年ほど前に『My Land My People』を友人から借りて読み、
5、6年前に『ダライ・ラマ自伝』を読んだ。
前2作は時系列的に書かれていた(と記憶しているのだが)ので、
法王の辿った人生を知る、いわゆる自伝として読んだ。

『こころの自伝』は、より哲学的で、
法王ご自身の立ち位置によって構成されている。

 「第1部 ひとりの人間として」
 「第2部 僧侶として」
 「第3部 ダライ・ラマとして」

それを法王は前書きで、
私の人生には、三つのつとめがあります。 」と語られている。
一つは人間としてのつとめ、
二つめは僧侶としてのつとめ、
三つめはダライ・ラマとしてのつとめであり、

三つのうちの最後のつとめは、
 チベットと中国の双方に満足のいく解決が得られたときに終わりを告げます。
 はじめの二つのつとめは、息絶える瞬間まで、たゆまず力を尽くします。
」と。

去年、政治的立場からは引退された法王であるが、
チベット問題は、未だ解決には遠く、
時代の流れに、法王やチベットを取り巻く状況も変化してきた。
それでも法王が過去50年間にとられた言動は一貫している。

「序文」でソフィアさんも明言されているように、
人間として、宗教家として、政治家として、
 ダライ・ラマ法王の発言の整合性については申し分なく
」、
時間の流れにそって検証しても、法王の姿勢にはぶれがないのです。 」と。

これは、状況次第で刻々と態度や対応を変えることの多い、
とりわけ政治の世界に身を置く方としては、驚くべき姿勢であると思う。
だからこそ法王ご自身の心の立ち位置によって編まれた自伝が、
ビビッドに活き活きと、読む者の心に訴えてくるのだろう。

実は私は未だこの本を読み終えていない。
法王の本やダルマ本は一気に読むのではなく、
瞑想をするように、毎朝少しずつ心で読んでゆくよう心がけているもので。
日々数ページ読んでは、目を閉じて、考える。
時には、読後に分析的瞑想をしながらの読書である。

心に沁みる哲学的思想や見解は言うまでもないが、
ご自身の日常をさらりと語られたようなお話も興味深かった。

たとえば、「 私の普段の一日

私の一日は、朝の三時か三時半ごろに始まります。
 目覚めるやいなや、何よりも先に仏さまを思い浮かべ、
 インドの偉大な聖者、龍樹(ナーガールジュナ)が書かれたお経を唱えます。
 そうです、私はベッドに横になったままで祈るのです。
 合掌し、心からの尊敬をこめて、しかし半分まどろみながら……。

 仏教を実践する僧侶として、朝いちばんに仏さまを礼拝してから、
 他の方々の幸せを願うことのみに向かうように、
 また思いやりで満ちるように、心の準備をします。
 そして、これから始まる一日をできるかぎり有意義に使うことを誓います。
 それから少し運動をします。
 私もルームランナーで走るのです。


なんて素晴らしい目覚め、一日のスタートであることか。

よく、眠るとき同様、目覚めたときに何を思うかは重要だと言われる。
眠りに落ちるときの思いがそれから数時間の睡眠や夢見の質を作用するように、
目覚めて思うことが一日のスタートを左右してしまうから。
せっかく6時間も8時間もかけて、心と体を休養させても、
起き抜けに心配ごとや問題、
今日やらねばならない仕事なんかをストレスフルに思い出したのでは、
リフレッシュしたエネルギーも途端にダウンしてしまうというものである。

とわかってはいても、私など起き抜けに
「ネバナラナイ」リストや問題に意識をフォーカスしてしまうことが、
ほとんど習慣的に多い。
そうしてこれらは自分のことであるから、
睡眠でせっかくある種「我」を忘れ、眠りの世界に解放されてはきても、
目覚めと同時に自我、しかもセコイ自らの日課を考える、
小我な自己に意識を集中させてまっているわけだ。

反して、法王は、
目覚めるやいなや、聖なる存在に意識の焦点を当て、
ベッドに横になったままで、半分まどろみながら、お経を唱え、祈るという。
なんて潜在意識にもポジティヴで、やさしい寝起きであることか。
そうして、(私のように自分や家族とか極めて自己的な事柄ではなく)
他者の幸福を願い、思いやりで心を満たし、
有意義な今日を誓う、というのだ。

これを毎朝、続けるうち、
1週間、1月、1年、10年後―、
生きる姿勢がどれほど違ってくることだろう。

法王の著書で、講義で、スピーチで、
その言葉に触れるとき、いつも思うことであるが、
いかなる言葉にも、いわゆるささいな事柄を話すのでさえも、
その言葉には慈愛と英知の力が溢れている。

だからこそ、法王の言葉に触れるとき、
心が洗われたような、
心にとてつもないサプリメントをもらったような気持ちにさせられるのだろう。

ちなみに、ルームランナーで走る、とおっしゃっているが、
以前見た 『Sunrise/SunSet』 という、
「ダライラマ@HOME」を謳ったDVDの幕開けでも、
法王は早朝からルームランナーで走ってらした。(^^)

ちなみに私はここを読んだとき、
目覚めのテクを見習うこともさることながら、法王にならって、
私も明日から瞑想後は自転車漕ぎをすることにしよう、と決意したのだった。
実は去年、あまりに何年もエクササイズからは無縁の身を案じ、
せめて家エクササイズでもと自転車マシーンを購入したものの、結局、
家具のように置いただけで、子どもたちの椅子兼遊具化していたもので。(^^;

「私の普段の一日」では、瞑想修行についても語られている。

私は毎日の修行のなかでも
 「菩提心」と「空」の二つの瞑想をもっとも重視しています。
 この二つの瞑想は、
 日々の生活のどんな場面でも役立ってくれるからです。
 苦境に立たされても、
 どんなに悲しいことがあっても、
 また悪い知らせに接しても、
 これらの瞑想のおかげで心の底まで乱されることはなく、
 何があろうと落ち着いていることができます。
 瞑想は私の心の支えなのです。


―と、どこを読んでも温かい英知にあふれる『こころの自伝』
興味を持たれた方は、ぜひ。

『ダライ・ラマ こころの自伝』
 ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ
 ソフィア・ストリル=ルヴェ編 ルトランジェ治美訳
 春秋社


さて、7月6日は、私にとっては母の誕生日でもある。
母は法王と同じ70'sではあるが、弱冠若い。

先日、今年の誕生日は父と温泉旅行に行くのだと電話をもらって、
慌てて、子どもたちにカードを書かせてプレゼントと一緒に送ったのだが、
なにぶん4日前のことだったので、
誕生日に届かなかったであろうことは確実だった。
それでも事故に遭うこともなく、温泉旅行を楽しめたそうで、良かった。

母にも、心を込めて、 Birthday Wishes を。








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Last updated  2012.07.16 09:36:16
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