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4 月 29 日の日記「ジャパニーズ・スクールの卒業式とちこちゃんの猫に、DNA」 (前編 ) の続きデス。
そんな折、オージーの女友達から興味深い話を聞いた。
彼女自身はオーストラリア生まれのオージーなのだけど、両親はクロアチアで生まれたのだそうだ。
両親とも成人してからオーストラリアに移住したので英語は殆ど話せず、付き合う人たちもクロアチア人で、 彼女もクロアチア文化にどっぷり浸って育った 。
小学校に上がるまで、英語は全く話せなかった !?
のだとか。
そうして両親は、移住から半世紀以上が経った今でもクロアチア・コミュニティーで生きている。
彼女の方も、今では英語はネイティヴ・スピーカーだけど、クロアチア語を話し、 片足は常にクロアチア社会に置いたまま
生きてきた。
そんな話を聞いているうち、つい尋ねてしまった。
「私は子どもがハーフだから聞いてみたくなったのだけど、自分のこと、オーストラリア人だと感じている? それともクロアチア人だと?」
「 クロアチア人ね 」と彼女は迷うことなく答え、付け足した。
「 クロアチアには2回しか行ったことない
けど」
2回!?
それでも自分のことをクロアチア人だと感じるんだ・・・。
じゃあ、うちの子たちは?
大人になってから自分のことをどう・・・?
口には出さなかったけど、つい「ちこちゃん」の猫の 12 週間の話なんかを思い出してしまった。
子ども時代の環境がいかに人格に影響を与えるものなのか
と半ば感動しつつ、彼女が20代半ばに初めてヨーロッパを旅行したときの話に耳を傾けた。
「そのとき 初めてクロアチアを訪れた の。
クロアチアに滞在してみて、しみじみと思った。
ああ、やっぱり、ここが自分の国だったんだ って。
ここが自分のルーツで、自分はクロアチア人なんだ
って」
そんなものなのかなぁと頷く私に、 「ところがね」
と、彼女。
「旅を続けてチェコに行って、ビックリしたわ。
だってチェコ人が、なんだか自分に似ている んだもの。
だってまず顔が自分とそっくりじゃないの!
ううん、顔立ちや容姿だけじゃないの。
洋服の好みとか色使い、スカーフの巻き方、ファッションの好みまで似ていたのよ!
それにチェコの食べ物は美味しくて、私の好みそのものだったし、ほんと毎日食べても飽きないくらいだった。
そうして食べながら周りを見回せば、チェコの人たちの話し方、食べ方、仕草や振舞い方が、信じられないくらい自分のそれに似ているの。
思わずにはいられなかった。
えっ、 私ってば、チェコ人?
って。
自分は、クロアチア人じゃなく、むしろチェコ人だった んだって」
当時の衝撃的発見を思い出し熱く語る彼女に、私は「 へぇ~ 」としか言えなかった。
そもそも私にはクロアチア文化とチェコ文化の違いもよくわからないし。
顔立ちがどう違うのか、皆目見当もつかないし。
つーか、クロアチア人とチェコ人の、いや、ヨーロッパ人自体の違いも良く判らない。
だいたい彼女のことは、その栗色のストレートヘアと大きな茶色い瞳から、てっきり北部のイタリア系だと思い込んでいたのだった。
つい口走ってしまった。
「 前世、チェコ人だった とか?」
「 そうじゃあなくて、DNAよ
」
「はぁ・・・」
「実はね、母が遺伝的病気になっちゃったから私も去年、自分のDNAを調べてみたの。そしたら 驚くべきことがわかった
のよ」と、彼女。
「私の 遺伝子の54%はチェコ人のそれと一致していた の。
それで調べたら、父方の祖先がチェコから来ていたことがわかったの。
だから昔ヨーロッパを旅行したときに、あんなにチェコの人に親近感を覚えた のね」
え、 DNA
!?
遺伝子
ですか!?
そうか、DNAにチェコ人のタイプとか、民族的型があったのか…。
そうか、言われてみればさもありなむ・・・だけど、
目から鱗っ 。
DNAか・・・。
じゃあ、 うちの子どもたちがアニメやマンガや和食が好きなのも、DNA?
ごはん大好きなのも、コメ好きな日本人の血が流れているから?
じゃあ、例えば、
初めて寿司を食べるとき、海外で育った日系人は他の民族の人たちよりも美味しい 💛
と思ってしまうんだろうか?
例えば和菓子を食べたとき、ジャパニーズ・タイプのDNAの強い子の方が和菓子好きになるってこと?かしら・・・
妖精やゴブリンの絵本より、砂かけばばあや一つ目小僧の話に惹かれてしまう?ってこと・・・?
そういえば―
子どもたちに納豆を食べさせたとき、娘の方は「ふぅん・・・」って感じだったけど、息子の方は食べたとたんに納豆大好き 納豆命 ラブ 💛 になったのだった。
オーストラリアでは納豆は高いし手に入り難いのであまり食べさせなかったのだけれども、ムゥは日本に帰ると毎朝納豆と海苔ばかりを食べていた。
納豆と海苔と蕎麦は長いこと ムゥ食べ物界の三宝 になっていた。
同じ家庭で育ったのに、なぜ息子の方はこんなにも納豆に執着しているのだろうかと考えたこともある。
前世の記憶? かとも思ったけど、もしかして 納豆好きになる遺伝子的何か? とか??
ああ、でも娘だって納豆派にはならなかったけど、サンドイッチよりおにぎり、ケーキよりも白玉やお団子が好きだった。
てっきり希少価値の法則で 、母親がオーストラリアでは手に入り難い和菓子をありがたがるから、子どもたちも つられて 貴重だと感じてしまうのだろうと思っていたけれど、もしかして・・・DNA?
やはり人格形成の大きな要因は育った環境と、それからDNAも影響しているんだろうな。
日本タイプとUKタイプー、あの子たちのはどちらが強いのだろう?
一度、 二人のDNAを調べてみたい ナ。
さて、日本なら桜舞う4月6日。
ジャパニーズ・スクールを卒業した息子は、その翌週には中等部に入学 した。
これから3年間また日本の国語と数学の教科書をつかって勉強するのだ。
今年ムゥの入学した現地の中学校には「ジャパニーズ」があるので、無理して土曜校に行かなくてもいいかなぁと私は考えていた。
だから息子にも、土曜校の国語は 古典や漢文まで
入って益々難しくなるし宿題も多くなるから、嫌なら進学しなくてもいいよと言ってみたのだけれども、やはり 好きだから続けたい
のだそうで。
本人は生徒会にも入って、積極的に土曜校生活を送ろうと張り切っているから、私も応援していこうと思う。![]()
そうして 前年度に高等部を卒業した娘の方までまた土曜校に戻ってしまった
。
現地校では高校3年生、大学受験の真っ只中。
大学の付属高校なので大学の授業まで一つ履修しているから忙しいだろうに、 新学期からボランティアに入る ことにしたのだ。
オーストラリアで日本語を思う存分使える環境を離れたくない みたいだ。
メェは今、小学1年生のクラスにアシスタントの先生として入っている。
「メェせんせいって、子どもたちがもうなついてくれたの」
と楽しそうだ。
ピッカピカの1年生、子どもたちが自分のように日本語と土曜校を好きになってくれるよう、自分が1年生のころ先生たちにしてもらった楽しい体験を思い出しながらがんばっているんだそうだ。
やはり土曜校の存在は大きかった
んですね。
どんなに家で日本語や文化に触れても、それが学校とか子どもたちの外の世界に通じなかったら、それほど根付かなかっただろうから。
メェは相変わらず インターネットでアニメやラノベや四字熟語なんかをチェックしては喜んでいる
。
時々私にも面白いのを見せてくれて、二人で大笑い
している。
おかしいので、ちょっと紹介してしまうと―
Q.うっせーな、てめぇ。死ねや! って、敬語で何て言いますか?
A.たいそうにぎやかなご様子でいらっしゃいますところ誠に恐縮でございますが、ご逝去あそばしていただければ幸甚に存じます。
とか、
Q.*に平仮名を入れ「人を小バカにする」という意味の慣用句を完成させなさい。
鼻で***
A.鼻でかくね
とか。
Q.あなたの町の様子を調べるとき、どのようにして調べましたか?
A.がんばって。
なんか。
オーストラリアは、いうまでもなく移民の国である。
国勢調査でも、たとえば ビクトリア州は、人口の4分の1強が海外で生まれている 。
でもって 人口の半分は、本人が海外で生まれたか、片親が海外で生まれたオージー である。
21世紀生まれ
の二人。
「オーストラリア人」とか「日本人」以上に、「 地球人 」として成長してほしい。
それでもオーストラリアで育っている彼らに日本という立ち位置があることをとても嬉しく思う。
ありがたいことです。![]()
上の写真👆は、息子が出してくれたお気に入りの本とDVDデス。
『いとしのムーコ』 みずしな孝之著、 『黒執事』 トボソヤナ著、それから 『 Fate 』 のDVD。

そうしてこちら👆は娘の出してくれたもの。
『さよなら私のクライマー』 新川直司著、 『コナン』 青山剛昌著、 『六花の勇者』 山形石雄著。
二人共通のお気に入りは 『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』 渡航著だそうです。
私も読んでみようかな?
今日が、日本では平成最後の日なのですね。
もっと早くブログをアップしようと思っていたのに、こんな意味深い日になってしまいました。。。
それでもどうにか、 新時代に持ち越すことなくアップできてよかった。
明日から新しい時代が始まりますね。
令和が、素晴らしい時代になりますように。
皆様のご多幸をお祈りいたします。![]()
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‘Someday, IVF at 39’
― poignant, humorous and mysterious
― a cross-cultural odyssey for motherhood.

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