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記事 スポーツ 女子体操パワハラ問題で出された塚原夫妻の反論、弁解声明文の矛盾点9/1(土) 5:00配信 女子体操のリオ五輪代表、宮川紗江選手(18)からパワハラを告発されていた日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と、その夫である塚原光男副会長(70)が8月31日、連名の書面で一部謝罪を含めた弁解、反論をプレスリリースした。文書は、5枚にわたる長文で、謝罪から始まり、「1.塚原千恵子の言動について」「2、塚原光男の言動について」「3.今回の件及び今後について」という3つの項目にまとめられていた。 冒頭では、報道による関係者への迷惑や強化合宿中の選手へ与えた精神的動揺などを謝罪。「まだ18歳という宮川紗江選手にこのような会見をさせてしまったことにつきましても、私たちにも責任があることは確かであり、宮川紗江選手に対して、心からお詫びを申し上げます。私たちの言動で宮川紗江選手の心を深く傷つけてしまったことを本当に申し訳なく思っております」と宮川選手への謝罪の言葉を綴った。 だが、ここから先は、その言葉とは、裏腹に「決して宮川選手を脅すための発言はしていません」という自分たちの正当性を訴える弁解、反論、否定だった。宮川選手の主張を認めた部分がある一方で、その弁解、反論、否定のほとんどが説得力に欠ける矛盾したものだった。 塚原夫妻が“説明文”で認めている点と弁解、反論、否定している点を整理してみる。宮川選手の主張を認めたのは以下の5箇所だ。すべて塚原女子強化本部長の発言に関しての部分である。(1) 宮川選手の専属である速見コーチに対する「あのコーチはダメ」発言。 7月15日の合宿中に宮川選手は塚原夫妻に個室に呼び出され、速見佑斗コーチの暴力行為について「あのコーチはダメ、だから伸びないの。私は速見より100倍よく教えられる」と発言したと暴露された事実に対して「確かに宮川選手も認めているとおり速見コーチに暴力行為があったため『あのコーチがダメ』とは言いましたが、私が『100倍よく教えられる』とは言っておらず、このような発言をした事実はありません」と説明。「あのコーチがダメ」との発言についてだけは認めた。速見コーチの暴力行為は肯定されるものではないが、宮川選手に「私と速見コーチを引き離そうしている」と感じさせるに十分な発言だ。(2)「家族でどうかしている。宗教みたい」発言。 同じく7月15日の2対1の聴取で「家族でどうかしてる。宗教みたい。」と発言した点について、「私は暴力について、宮川選手に対して『家族も暴力を認めているの?』と確認したところ『家族もコーチの暴力を認めている』と言っていたため、思わず、たとえとして『宗教みたい』とは言ってしまいました。この言葉については不適切だと大変反省しております」と、反省を込めて認めた。だが、これは宮川選手の家族の人権や名誉を侵害する問題発言である。(3)「五輪に出られなくなるわよ」発言。 この強烈なパワハラ発言については、「確かに宮川選手にそのようにお伝えしたのは事実です」と認めた。ただ、この発言についても「脅していない」との弁解が付け加えられた。(4)「2020に申込みをしないと今後協会としてあなたには協力できなくなるわよ」発言。 2016年12月19日に塚原女子強化本部長は宮川選手に電話をかけ「2020東京五輪強化選手」に参加していないことに対して、こう発言したことは認めたが、その理由についての弁解があった。(5) 速見コーチの暴力行為を認めさせるための誘導質問の存在。「暴力はあったんだよね、あったんだよね。」と繰り返し誘導尋問のような発言をした行為については「正確にこの時のことをお伝えいたします」と記述。「私は宮川選手に対して、まず、『速見コーチによる暴力はあったの?』という質問をしたところ、宮川選手は無言だったため、私が再度『速見コーチがあなたに暴力をふるっているところを見た人がいるんだけど、暴力はあったんだよね?』と質問したところ、宮川選手が速見コーチの暴力を認めました。ただ、この点について誘導と言われてしまうのであれば、私の確認の仕方に落ち度があったと思っております」と、この発言や、その問答に問題があったことを認めた。 以上の5箇所を認めただけで十分にパワハラ認定されるべきだろう。 だが、一方で、宮川選手の主張に対して、真っ向反論、否定した部分が6箇所ある。ただ宮川選手の主張を認定した発言部分に関して弁解を付け加えるという矛盾したものが多く説得力に欠ける反論が目立った。 (1)「100倍よく教えられる」発言の完全否定。「『100倍よく教えられる』とは言っておらず、このような発言をした事実はありません」と否定した。おそらく速見コーチと引き離して朝日生命体操クラブへ勧誘しようという意図があったことを否定するために、この発言部分のディティールにこだわって否定したのだろう。 だが、宮川選手は、この日、フジテレビの「グッディ!」のインタビューに答えて、その際、発言をすぐに母に伝え、母がノートにメモで残していることを証言した。(2)朝日生命体操クラブへの勧誘工作の否定。 宮川選手は7月20日に塚原女子強化本部長の付き人から「NTCで練習できない場合は朝日生命でできる」「朝日生命の寮がひとつ空いている」「朝日生命で練習すれば(塚原)本部長もいる」と優しい口調で言われ、朝日生命の専門コーチの電話番号を渡されたことなどから、「朝日生命へ入れようとしていることを確信した」と、明らかにしたが、この“引き抜き工作”に関しても真っ向否定した。「宮川選手が、私の付き人から朝日生命体操クラブへの加入を勧められたと、ご主張されておりますが、この点についても真実と異なります。私たちは、宮川選手に関して、一切、勧誘を行っておりません」 だが、過去にも有力選手の朝日生命体操クラブへの引き抜きの例があるだけに説得力に欠け、宮川選手が塚原女子強化本部長の付き人から、このような言葉を投げかけられた場合、直接的な勧誘のアクションではなくとも、その裏の狙いを勘ぐるのは自然だろう。「一切、勧誘を行っておりません」ではなく、そう受け取られるようなアクションを付き人が起こしたことを反省すべきなのだ。 塚原女子強化本部長は、この後の文書で、海外派遣や五輪選考への影響力もなく、独占的な権力を持っていないことを強調しているが、そもそも、相撲部屋や体育会系の学生寮でもないのに自らが“付き人”と称するような人物が存在すること自体、塚原女子強化本部長が、いかに権力を持っているかを象徴する事象でないか。 (3)「五輪に出られなくなるわよ」発言の弁解。 その発言をしたこと事態は認めたが、以下のように弁解した。「宮川選手の直近の成績が振るわず、足首を怪我していたことを踏まえ『グラスゴー以来、活躍できていない。だんだん成績が落ちてきているでしょう。そして、このような成績や現状のままだと五輪に出られなくなるわよ』という内容を伝えたのです。具体的には今年の全日本種目別選手権で、宮川選手は、得意の跳馬やゆかで成績が振るっていませんでした。また宮川選手は7月4日から10日までのオランダ遠征に選考されて現地に派遣されていましたが、直前の足首のケガで現地の大会の競技には参加することができませんでした」 確かに宮川選手は6月の全日本種目別選手権の跳馬7位、床7位に終わっている。だが、7月15日の面談の目的は、宮川選手の現状に関するカウンセリングではなく、速見コーチの暴力行為に関する聴取だった。 呼び出された目的と話の流れを考えると「五輪に出られなくなるわよ」発言を宮川選手が速見コーチの暴力行為を否定したらどうなるのか?との恐怖を感じたパワハラ発言と捉えるのが自然だ。(4)「2020に申込みをしないと今後協会としてあなたには協力できなくなるわよ」発言についての弁解。 塚原女子強化本部長は「2020東京五輪強化選手でないと利用できない支援、例えば、女性コーチではない速見コーチでは、指導が難しいゆかの振付等を同強化選手の指導にあたっている女性コーチに行わせるなどの支援を利用できない状態でした。そこで強化本部長であった私は、上記のような発言をした」と弁解した。だが、これは2020東京五輪強化選手のメリットを説明しただけで「協会として協力できない」となぜ言ったかの理由説明にはなっていない。またNTC利用に制限を加えたことへの説明はなかった。 (5)高圧的態度の否定。 宮川選手は、高圧的な態度に「恐怖を抱いた」と主張したが、その点については「そのように宮川選手に対して思わせてしまったのであれば、私の態度に問題があったかと考えており、大変申し訳なく思っております。ただ、今後、第三者委員会に提出予定である、私たちが保有している宮川選手との録音内容をお聴きいただければ、私が決して高圧的な態度ではないということはお分かりいただけると思っております」と、宮川選手との面談の録音があることを明らかにしたのだ。 だが、この録音についても大きな矛盾が存在する。 7月15日の面談に同席した塚原光男副会長は、(3)の項目にこういう弁解を掲載した。「『速見コーチが除外されたら困るのは、あなた。今すぐ(コーチとの)関係を切りなさい』との発言をしたと、お話されておりましたが、正直に申し上げて発言内容について正確に覚えていないところもあります。言い訳に聞こえるかもしれませんが、大変申し訳ございません」 録音があるのならば、なぜ正確に覚えていないのだろうか? テレビ朝日系の「報道ステーション」では、塚原夫妻が提供した録音データが公開されたが、問題とされるやりとりの部分ではなかった。おそらく合宿の途中辞退を伝えた7月16日の面談のものと見られる。高圧的な態度を否定する証拠であるはずの録音が、宮川選手が、そう感じた7月15日の面談のものでないのならば、何の証拠にもならない。 最後の「今回の件及び今後について」の項では「私たちの言動が宮川選手を傷つける結果になってしまったことは事実であり、選手を監督・指導する立場にありながら、宮川選手の心を傷つけていることに気づくことができなかったことについて猛省しております」と、否定、弁解、反論の一方で、謝罪するという矛盾した文章が載せられていた。宮川選手をなぜ傷つけたのか?を考えれば、こういう弁解や反論は出てこないだろう。 塚原夫妻は、日本体操協会が立ち上げる第三者委員会の調査に全面協力する姿勢と、今後の進退については「第三者委員会の結果等も踏まえ、各関係者と協議することも検討しております」とも記した。 ただ、「体操の関係者たちが私たちに対して厳しい目を向けており、かつての選手たちからも大変厳しいご意見をいただいております。これは、全て私たちの今までの行いに原因があると思っております」とも書かれており、こういう反省が本当にあるのならば、必然、現職を辞任するべきであるし、18歳の勇気ある告発をした宮川選手を、さらに困惑させるような弁解、反論は避けるべきではなかったか。テレビメディアに、塚原副会長は「(宮川選手の主張は)全部ウソ」とまで喋っているのだ。 しかも、具志堅幸司副会長を中心とした協会が示した、この問題への早急な解決姿勢に反するような動きを行ったことへの疑念も浮かぶ。協会の副会長でありながら、その方針に同意できないのであれば、メディアに意見を述べる前に協会内での議論を最優先すべきだった。納得がいかないのならば協会を去るべきだろう。(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)
2018.09.01
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記事 腐っていたのは山根前会長だけでなかった……日連幹部会見に見えた矛盾と嘘2018年8月9日 9時10分 THE PAGE 珍しくロジカルでまっとうな意見だと思う 日本ボクシング連盟の吉森照夫専務理事が8日、都内の岸記念体育館で「日本ボクシングを再興する会が指摘する点に関し、今現在お答えできる範囲で皆さんにお伝えしたい」との理由で緊急記者会見を開いた。30人の理事全員に辞任の意思があることを明らかにしたが、助成金の不正流用の隠蔽工作にかかわった内海祥子常務理事を新体制でも残すことを要求するなど、本質的な問題意識が欠けている組織のガバナンス不全を露呈した。また再興する会が、この日、提示した審判不正にかかわる音声データについても、一部を認めたものの反論、擁護を繰り返して女子ボクシング参加で話題を集めた山崎静代(南海キャンディーズのしずちゃん)や、現WBA世界バンタム級王者、井上尚弥(大橋)の名前を挙げて、間違った認識で辞任表明した山根明元会長の功績を述べるなど、今なお、連盟に問題意識が薄いことも明らかにした。最悪の自己弁護会見である。 吉森専務理事は、各種行事へ対処しなければならないため、現理事での連盟運営をしばらく続ける考えも明かしたが、山根元会長のイエスマンだった側近たちを、即刻、退陣させ、新体制へ一新せねば、“ドン”山根元会長が辞任しただけでは、連盟の体質改善、改革が前へ進まないことになる。 まったくもってズレていた。 会見時間が限定され1時間もなかった山根元会長の側近、吉森専務の記者会見は、あきれたと同時にあまりもの問題意識の希薄さに驚かされた。連盟がコンプライアンスを守れずガバナンス不全に陥っていることを世間に知らしめるには、いい機会だったのかもしれないが、腐っていたのはドンだけではなかったのだ。 山根元会長は辞任表明したが、説明不足で、辞任したのは会長職なのか、理事も含めてなのか、正会員としての関西連盟会長、奈良県連盟名誉会長も辞任したのか、がわからなかったが、吉森専務も、山根元会長と連絡をとりながら、その確認作業を怠っていた。しかも、報道陣から、その不手際を追求されると「しつこい」と逆ギレする始末。世間が注目している人物の辞任の正式なアナウンスは、本来、連盟が行わねばならないのだが、それを怠っている時点で、この組織のガバナンス不全がよくわかった。しかも、この吉森専務は東大ボクシング部出身の弁護士。なおさら残念な対応だった。 吉森専務の1時間弱の釈明会見をネットで見た理事の一人は、ある関係者にこう語ったという。「臨時理事会で言っていたこととまるでニュアンスが違う。悔しくて、情けなくて涙が出る」 臨時理事会での発言と、まるで違うニュアンスは、理事の身の処し方にあった。 7日に大阪で山根元会長が出席の下、行われた臨時理事会には、25人の理事(2人の委任状をプラス)が出席する形で「自分らも理事を辞任するので、会長も(辞任を)お考え下さい、人心を一新しましょう」と、山根元会長に辞任を迫る際、理事の“総辞職”の意思を表明していたという。 だが、この日の会見では、「全員が辞めるが、正式書面で意思確認する必要がある。常務理事以上に一番責任があり、原則的に辞任するが、その他の理事は残るか、再確認しないとわからない」と、理事全員辞任とは言えない微妙な言い回しに変わっていたのだ。山根元会長に対しては書面確認を怠り、理事に対しては書面での確認の必要性を説く。現段階では、山根元会長の息子で、次期会長候補だった昌守会長代行だけが、文書による辞表を提出しているという。 しかも、さらに驚いたのは、常務理事の一人で、50年にわたり経理を担当、金庫番といわれていた内海祥子氏に対して「辞めて欲しくない」と、残留要求を会見の場で口にしたのだ。「内海は、50年以上、連盟職員として一生懸命働いた。すべての事情を知っているし(ボクシングを)愛して献身的に働いた。辞めて欲しくないと思う」 常務理事には「一番責任がある」のではなかったのか。理解できない矛盾発言である。 しかも、内海氏は、山根元会長の側近として、不正に手を染めていた人物。成松大介氏のJSC助成金の不正流用の問題が発覚しそうになると、隠蔽工作を主導し、この日、再興する会が、公開した審判不正に関する2つの音声データのひとつは、内海氏の会話だった。 内海氏は「近大に勝たせたくないわけ」「(勝たせたいのは)芦屋(大学)じゃないの、そのために会長が審判を集めている。おまえらなんのために集められたか知ってんのか?言っとかないとダメだよ。正しくやっちゃうといけない」など、関西リーグの試合で、近大を勝たせず、山根元会長の息のかかった芦屋大を勝たせる忖度のできるA級審判を関西に呼ぶなどの行為を山根元会長が行っていたことを示唆するような発言を行っている。一部の抜粋だが、そういう審判不正が横行している事情を内海氏が十分に理解していたような内容だった。 内海氏は経理の責任者であり、女子競技委員長の役職もあった。――隠蔽工作にかかわった人物を理事として残していいのか? 筆者が吉森専務に問うと、助成金の話について「批判されるものではある、情状の余地がある行為だと思うが申し訳ないことをした」と、謝罪することで、はぐらかした。 会長に辞任を求めた臨時理事会での内容についても吉森専務が明らかにしたが、それは、とても醜いものだった。「会長自らが1人で反社会的勢力の方との対応、問題解決のために一生懸命やられ、健康も害し、心痛していました。会長、どうぞ、そういう立場、健康を害する立場じゃないように楽になってください」「会長が、お辞めになったほうが、今までの功績を汚すことなく、批判とかを乗り越えられるんじゃないですか」「辞めていただくことが名誉を守ること」「暴力団との関係があるようでは、世間の批判を浴び、このままでは東京五輪から除外される恐れもあります」 山根元会長のイエスマンだった人たちにしてみれば、こうヨイショをしながら辞任に持っていくしか手法がなかったのかもしれないが、「会長自身に直接、この点がおかしいんじゃないのか、という意見は一切ありませんでした」という。 ことの本質から離れた議論で会長に辞任を決意させたのだから、山根元会長が、その辞任会見で責任説明を行わなかったのも無理がなかったのかもしれない。「わしは何も悪くない」「(告発は)うそばっかりや」と、抵抗してきた山根元会長に、理事からも、問題点を指摘されていないのだから、そもそも説明する責任がわかっていないのだ。ようするに組織のガバナンスが機能していないのである。 この日、前出した内海氏の音声データに加え、山根元会長の審判不正に関するデータも公開された。それは、2016年2月に録音されたもので「接戦した場合、やっぱり奈良やな。それ、反対につけた場合は“おまえなめてるんか?”てなってくるわけ」と、ハッキリ語っていた。「最近は、奈良の選手を勝たせろとか言わない」とも強調していたが、以前は、そういう発言があったことも思わせるような内容だった。 吉森専務は、山根元会長の音声であることを認め「会長がそう言ったとすれば影響を受ける審判がいる可能性はある」としながらも「奈良を地道に育てあげてきた会長が、奈良県連を愛する余り、どうせ同じなら奈良につけていいんじゃないか、という願望を、ああいう子供みたいなところのある人だからうっかりと言ったと思う。(会長の)性格、態度から(言われた審判が)忖度したのかもしれないが、それはわからない」と、この期に及んで擁護した。 その強烈な性格がパワハラにつながっていたことを連盟の幹部は理解していなかったのだろうか。 もうひとつの内海氏の会話にいたっては「普通の世間話。審判委員会や、理事会の責任ある立場で言ったら(問題だが)事務室での雑談。不用意、軽率だと思うが、責任、非難されることではない」と反論。会長、連盟が暴力事件で廃部となった近大ボクシング部の復活に尽力したエピソードまで出してきた。 また審判不正の代表例としてテレビメディアで取り上げられている2016年の岩手国体で2度のダウンを奪った岩手の選手が、奈良の選手に判定負けした“奈良判定”と呼ばれる試合についても、山根元会長のテレビでの発言などをフォローするように「ダウンが価値あるようなイメージがあるが、アマチュアではそれは違う」と弁護した。さらに最悪だったのは、山根元会長の功績を質問も受けていないのに発信した点だ。「日本連盟(の選手)は、今アジアのトップ3、4、5に入るレベルにある。山根会長が、アンダージュニア、女子選手を地道に(育てて)増加させた。山崎選手(しずちゃん)に(女子ボクシング参加を)要請したり、国際大会(2011年インドネシア)で団体優勝したときは井上尚弥もいた。そういう成果を上げるまでになった。井上尚弥もアンダージュニアから強くなってきた選手」 だが、この吉森専務の認識には大きな嘘がある。 井上尚弥が育ったアンダー15の大会はプロジムが中心になってスタートをきったジュニア世代の大会であり、その第一回大会の優勝が井上尚弥。この時点では、日本連盟主導の大きなアンダージュニア世代の大会はなかったのだ。その後、日本連盟も同じような大会を始めたことは事実だが、昨年、突然、プロが主催するアンダージュニア大会に参加した小中学生は、高校進学後はアマ登録ができず、インターハイなどの大会に出場できない旨を通告するなど、ジュニア世代の底上げを邪魔するようなルールを作った。これも山根元会長が主導したもので、今回、再興する会も告発状の中に入れ込んだが、吉森専務は、それらの経緯を無視して、一方的に山根会長の功績として語るのである。 また再興する会が求めている山根元会長の説明責任については「様子を見て、その場を設けたい。だが、会長は、こんなことを言ったら、あれですが、おおざっぱで、細かいことを知らない。あまり(山根元会長は細かいことを)わかりません。お体と年齢的なこともあり(説明を)やるなら私がやります」との見解を述べた。 会長が細かいことを知らないのならば、告発側が訴えているものは、すべて組織的不正ということになる。「部分的なことは知っている。(報道された告発については)個別には(会長は)話をしている」と、あわてたが、一部のテレビインタビューでの釈明は、説明責任とは言わない。 吉森専務のたった1時間の会見で明白になったのは、側近も含めて組織全体が腐りきっているというとんでもない実態である。現幹部の任期は、来年2月まであり、第三者委員会の立ち上げ、調査、そして、同時に8月にはアジア大会、公認コーチ講習会、アンダージュニアの東西の王座決定戦、国体など行事が進行するため、それらの運営に支障が出ないように、しばらくは、現理事の体制のまま、運営を続けることを吉森専務は明らかにしたが、一刻も早く退陣してもらわねば、山根体制へ揺り戻しが起きる危険性さえ感じさせる。 新体制をスタートするためには、臨時総会を開催して、新しい30人の理事を選出、そして、その新理事の互選により新会長を選ぶという手続きを経なければならない。理事は、全国9ブロックの代表理事で、2期以上理事を務めていることが条件になるのだが、ぐずぐずしている時間はない。 この日、会見した再興する会の戸田裕典弁護士も、その点について「各種報道で多くの理事が辞任の意向を固めていると出てきておりますので再興する会の中で意見がまとまれば、第三者委員会の調査を待たずして臨時総会を招集請求するのか、今後の展開を検討していきたい」という考えを明らかにした。 すでに再興する会では、各都道府県に臨時総会への賛同を求める文書を配付しているという。 東京五輪まで残り2年。第三者委員会の調査により、不正の真相を追究することと同時進行で、真の改革を実行するための新体制への移行をスピード感を持って進めなければならない。(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)
2018.08.09
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日本ボクシング連盟 役員これが、山根明の手下達 写真付きコメント欄に url を置くのでクリックしてください
2018.08.07
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記事 サッカー日本代表に足りなかったもの(中西哲生コラム) 2018/07/17 17:30 サッカーW杯のような長い期間、寝食を共にする大会で結果を出すには、チームの一体感が非常に重要となります。もちろん試合を戦う上での戦略や戦術も重要で、そのどちらが欠如しても難しいでしょう。そう考えると、選手と監督の関係性が崩壊していた日本代表の監督が大会前に代わったことは、今回の結果が出た理由の一つと言えるかもしれません。 事実、西野監督の下でチームは一体感がありました。大会序盤に調子の上がらなかったGK川島に関して、DF吉田が「チームスポーツであるフットボールで仲間が苦境に立たされている時にいかに助けあえるか」とSNSで書いた通り、サッカーは全てのことがうまくいくわけではありません。誰もが起こしうるミスをチームが許容し、互いが補っていく姿勢は、チームの一体感を強固にします。まあ、それはそうなんだけれど監督が誰々だから一体感を持って試合ができないとは日本の代表として恥ずかしくないのか?プロだろう?甘えていないか? 決勝に勝ち上がったフランスとクロアチアも、その一体感はありました。やはり一体感と戦略や戦術は、二本柱になっていないといけません。もしかしたらハリルホジッチ前監督には、戦略や戦術で秘策があったかもしれませんが、一体感醸成のためのコミュニケーションは欠如していました。■森保氏なら3バックは得意 一方で、西野監督の戦術が完璧だったかというと、そうではありません。就任からの期間が短かったこともありますが、戦い方にはプランAしか存在していませんでした。相手が戦術変更をしてきたプランBへの対応ができず、さらに自分たちからプランBを出し、相手の対応の遅れを突くということもできませんでした。 私もこれには同感いやそれ以上に戦術面ではめちゃめちゃだった 1次リーグ最後のポーランド戦では、セネガルがコロンビアに負けるという「他力本願」にかけるギャンブル。結果、勝ち抜けましたが、あの試合はそこに至るまで攻守がかみ合っていませんでした。ハーフタイムにも具体的な指示やプランの提示はなく、後半も自分たちから何かを起こすことができなかったのです。つまりコロンビア戦、セネガル戦、ベルギー戦に先発した、ヨーロッパのクラブでプレーしている選手たちの攻守における戦術リテラシーや能力の高さが、今回のチームを支えていたことが分かります。特にポーランド戦のBチーム先発という選手起用は驚くべき愚策意図が未だに理解できないそのつけが10分以上の玉回しで僥倖を期待するという恥ずかしい戦術になった そう考えると圧倒的に足りないのはチーム戦術で、新しい監督に求められるのも当然その部分です。次期監督をU23代表の森保監督が兼任するなら、コミュニケーションは問題ありませんが、まずはプランBをいかに構築できるかでしょう。もちろんW杯ではプランC、プランDもなければ、ベスト8まで勝ち上がることは難しい。森保監督自身はスリーバックは得意ですが、4バックはどうなのか。世界トップの攻撃と守備の戦術を学んだうえで、自分たちのプランB、C、相手のプランB、Cへの対応の構築も今後、絶対に必要となります。
2018.07.18
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W杯 黒人のおかげで優勝したフランス11人のメンバーの内、7人が引退能力抜群の黒人だったフランスが優勝黒人抜きの、白人だけのフランスチームでは、おそらく優勝はできなかっただろう同じく、4位のイングランドも半数が黒人マラドーナが、アフリカの黒人有望選手を引き抜区フランスなどを非難していたが黒人奴隷が人口の多くを占めるアメリカ大陸のチームは、仕方が無いがアフリカに植民地を持っていた欧米旧宗主国フランスベルギー英国ポルトガルなどに黒人選手が多いしかも彼らは、米国の黒人と違ってアフリカから移住してせいぜい二代目または三代目だから漆黒の黒光りした肌just arraived である一方、米国の黒人は、実は、ほとんどが混血である奴隷として生活している内に、白人の農場主が奴隷小屋に侵入レイプした結果、なのだが独立宣言を寄贈したジェファーソンなども多数の黒人女性をハーレムに保持ジェファーソンの混血の子孫がアメリカにはあふれているというワールドカップを見ていると、世界の歴史の勉強になるそれとともに、人種問題やテロの原因であるアフリカ系移民がワールドカップでの優勝の原動力となるとは皮肉であるテレビなどを見ているとフランス全土でお祭り騒ぎテレビカメラにも大喜びの黒人が映るがあなた達、普段はフランスを憎んでいたはずでは?テロではもっと活躍する(笑)マグレブ(アフリカ北海岸沿い)のモロッコとかアルジェリアなどのアラブ系は、あまり選手としての存在感は無いようだ
2018.07.17
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WORLD CUP 決勝リーグのレベルフランス vs ウルグァイベルギー vs ブラジル昨夜、この二戦を見たがいやはや、これこそ世界のトップのレベル善戦したと賞賛された日本だがこの辺のクラスとは、大きな差があるこのような優勝を狙うチームはこの決勝リーグでピークになるようなコンディション調整をしていて予選リーグで見せたプレーぶりとは桁違いのものを見せている一方、予選リールで敗退必至と見られていたまた、チーム自身にもその自覚があった日本は予選リーグからトップギアで試合をしてきたそういう大きな違いがあると思うーーーー「赤い悪魔」がブラジルを破った前半は、スピードと幸運で2点を先取しかし、後半は、必死のブラジルに一方的に攻められそれでも、堅い守備でブラジルの反撃を一点に抑えたベルギーは、ルカクが話題選手だったがアゼール中心のチームだなフランスは余裕を持ってウルグァイを撃破超高速FWエムバペが話題だがオールラウンドなグリーズマンが中心選手だと思う
2018.07.07
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W杯での日本サッカーポーランド戦での長い球まわしは16ラウンドへどうしても進出したいがためのやむを得ない合法的ではあるがマリーシアな対処だった日本のファンも解説者達もみな賛成であれば8ラウンドへ進出するために2点も先行している絶対有利の状況下で逃げきりの球回しを、どうしてしなかったのか?説明してほしいな● 要するに何度も書いていることだが16ラウンドまで来てしまうと技量でも皆高度違いは身体能力日本人の身体能力では、どうしても、本当の本気で戦っては、負けてしまう・技巧だの・俊敏性だの・集団プレーだの言ってみたところで日本のメディアも解説者も誰もそれを指摘しないが私は指摘する(笑)相手がそれをも具備してしまうと最後に勝負を決めるのは●身体能力と体格サッカーは、・バレーボール・バスケットボールなどと比較すると、比較的、身長差がハンディキャップにならない平面スポーツのように見えるが・ヴァイタルエリア・セットプレーと言う限定3D局面では高さが極めて大きなファクターになる「日本が、いずれは、W杯で優勝する」そういう無責任なことを言う人間が一杯いるが日本人が身体能力という壁を越えない限り日本の優勝などあり得ない日本が世界制覇する可能性のあるスポーツは・卓球・体操(すでに制覇)・女子レスリング(すでに制覇)これら限定であるスポーツというのは最後にものを言うのは、やはり身体能力なのだ早く、大坂なおみのような黒人との混血を生産しないと(笑)
2018.07.06
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W杯 ベルギー戦まもなくキックオフだが日本のTVに出演する解説者達の予想は、ほとんどが 2-1で日本の勝利世界の評価とはかけ離れているが、果たしてただひとり、本並健治にみが、本音で(笑)、と 0-3でベルギー ーーー ◆ ーーーやはり、負けると書く気がしない(笑)2-0リードをしながら負けたのだが私は、Aチームなら、ポーランドにも勝てていただろう、と、書いたがやはり、Aチームは、本物の強さを持っていたただし2-0とリードする状況、その状況で逃げ切ることは、日本として想定外だったのでは無いだろうか?逃げ切りのためのプランは持ち合わせていなかった様に見えたまた、メンバーを入れ替えて、身体能力(身長とスピード)で逆転を狙ってきたベルギーに、その意図どおりの逆転を食らった前回も書いたが、日本の弱点、身体能力ベスト16のレベルになると、これがやはり効いてしまうまあ、民族の特質なので、仕方が無いのだが終わってみると、2点リードというサプライズの状況もあったがやはり、実力通りの結果となったと言えるただ、選手交代は、あれでよかったのだろうか?司令塔の柴崎を下げて山口蛍を入れたが下げるのは柴崎では無く、長谷部だったのでは無いか?柴崎を下げては、得点の可能性が著しく落ちる本田の投入で下げられるのは香川かと思ったが今回は香川を残した香川は全試合を通じて乾との狭い場所でのパス交換で日本の中心的なプレーをしていたからさすがの西野監督も、香川を残す事を選択最後は、本田のコーナーキックからのカウンターで逆転された(と、思う)が、延長戦狙いでのボールキープの選択もあったようだまあ、繰り言を言えばあの意図不明のロビング風のヘッドがふらふらとゴールするという不運あれさえ無ければ、試合は違っていたと、「たられば」の話になってしまうが(笑)もしもの話Aチームで戦ってポーランドに勝って、一位通過していれば対戦相手はイングランドだったイングランドの方が、赤い悪魔よりは、相性がよかったのでは?これも、たらればの繰り言か?(笑)
2018.07.03
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記事 西野監督の采配が物議を醸しているようです --- 天野 貴昭2018年07月02日 06:00ゲストブロガー日本代表チーム公式サイトより引用:編集部サッカーワールドカップ、日本・ポーランド戦での西野監督の采配が物議を醸しているようです正直言うとこの件には余り触れたくなかったのですが、どうにも話がおかしな方向に進んでいるので取り急ぎこの場をお借りして私見を述べたいと思い筆を走らせました。勝つ為に努力する義務について国際サッカー連盟(FIFA)にはFIFA行動規範という、いわば『サッカー界の憲法』のようなものがありますその第1条にはこのような事が書かれています【1:勝つためにプレーする】勝利はあらゆる試合のプレーする目的です。負けを目指してはいけません。もしも勝つためにプレーしないのならば、あなたは相手をだまし、見ている人を欺き、そして自分自身にうそをついています。強い相手にあきらめず、弱い相手に手加減してはなりません。全力を出さないことは、相手への侮辱です。試合終了の笛が鳴るまで、勝つためにプレーしなさい。ここでの勝利についての解釈は様々にわかれると思いますが、文脈的には直面の試合の事についての言及であると解釈して良いと思います。つまり、『目前の勝利を目指さないプレーをする事はサッカー界に於ける憲法違反』という事になります。もっとも、これには罰則規定は定められていませんからペナルティーが課される事はありません。ただ「ペナルティーが課されないからルール上問題がない」という発想については、すみません、ついて行けないです。ではもし「お前は今回の代表の選択を糾弾するべきだと思うのか? 」 と聞かれたら、それはNoです。なぜならば私が監督ならば同じ選択を取ったと思うし、何よりも今回の選択で彼らがトーナメントに進めた事に感謝しているからです。ポーランド戦での布陣をターンオーバーをした(主力を休め、控えメンバーで戦った)と批判していらっしゃる方がいますが私はそう思いません。第3戦・累積カード状態という戦局を加味すれば最善策のひとつだったと思います。これには私は同意できない反対意見ただあの布陣ならば絶対失点してはいけなかった。また岡崎選手の負傷離脱で貴重な交代枠を一枚使ってしまったこともキツかった。今回の超守備的布陣から攻勢に転ずるのは無謀に等しいものがあります。そうでしょう?だからあのBチームでは、負けるしか無かったのだそうすると、残る可能性は「コロンビアの勝利」しか無かったそれは、博打でさえなくて、合理的な判断では無かったただただ、結果論的に、他力本願で、運がよかっただけそれとコロンビア・セネガルのフェアプレーのおかげだから、恥ずかしいのでまた綺麗事だけで勝ち抜くことが出来ない事もわかっているつもりではいます。サッカー国際Aマッチで両国同時に入場するのは、ワザと遅刻して対戦相手の身体が冷えた所を一気に攻める戦略が横行したからです。子供と手を繋いで入場するのは、ウエイティングゾーンで喧嘩が絶えなかったからです。勝負事の本質とはそんなものです。しかし同時に、フェアプレイポイントを使いアンフェアに勝ち上がった事による批判は受け入れるべきだと思うし、それに正当性を担保すべきではないとも思っています。カルネディアスの板を奪うことが罪に問われる事が絶対にあってはなりませんが、賞賛されるのもおかしいということです。ましてやそれが身内ならば尚更です。これは綺麗事で言っているのではありませんここのバランスが崩れると競技自体の魅力が衰退してしまうからこそ危惧しています。よく「強いから勝ったのではない、勝ち上がったから強いのだ」という格言がありますが、これは半分正解で、半分間違いです。強いから勝った訳ではないでしょうが、勝ち上がっただけで強くなんてなれません。力(資金、注目度)を得られるだけです。そして弱い状態のまま力を付け続けても人は強くはなリません、凶暴になるだけです。最近の話ならば『日大アメフト事件』が解りやすい事例だと思います。彼らの現状も、また彼らに石を投げ続けるだけで発展的な提案が全く示せない個人・団体も「弱いままで力を欲して凶暴さが常態化したクラスタ」であると確信しています。弱さに直面出来ない凶暴な組織が強化に成功したという話を私は聞いた事がありません。逆にセネガル代表・アイスランド代表は今回予選リーグで敗退したものの、多くのサッカー関係者から尊敬を集める事に成功しました。彼らが大会で得た尊敬心は彼らの国の長期的な強化にとってかけがえのない財産となるでしょう。日本サッカー界は今回トーナメントに出場する権利を得ましたが、同時に今「凶暴になるリスク」と「強くなれるチャンス」にも直面しているようです。彼らがそのどちらを選択するのかは彼ら次第だと思います。皆さんはどう考えますか?天野 貴昭トータルトレーニング&コンディショニングラボ/エアグランド代表@tamano_ins
2018.07.02
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記事 “歴史的敗退”セネガルがFIFAに抗議「日本にペナルティを科すべきだ」7/2(月) 11:33配信 セネガルサッカー連盟がFIFAに抗議 セネガルサッカー連盟(FSF)が国際サッカー連盟(FIFA)に対し、フェアプレーポイントのルール見直しを求めている。英『BBC』が報じた。 日本代表は28日に行われたグループリーグ最終節のポーランド戦で0-1と負けているにもかかわらず、勝ち点などで並ぶセネガルがコロンビアに0-1のまま敗れると予測し、終盤の約10分間を“時間つぶし”のためのパス回しに終始。そのまま日本がフェアプレーポイントの差で2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。 しかし、このプレーが物議を醸している。FSF(セネガルサッカー連盟)は「今後、FIFAはあのようなプレーをするチームにペナルティを科すべきだ。FIFAは新しいシステムを採用した。だが、フェアプレーポイントのルールはすべての問題を解決するのか?試合終了後、日本またはポーランドに何も起こらなかった。このような態度の選手、監督、チームにペナルティを科すべきだ」と、強い口調で処分を求めた。 FSFとしては、今回のW杯への復帰は求めていない。6月29日にFIFAへ2通の手紙を送ったようだが、その1通はフェアプレーポイントのことだ。FSFは日本のフェアプレーの欠如を嘆いている。「我々は、コロンビアが得点したことを知り、日本が文字通りプレーすることを拒否したと信じている。これはフットボール界の指導原理に反している。日本の監督がこの事実を否定しなかったことはショックだった」 なお、大会責任者のコリン・スミス氏は、フェアプレーポイントについて「W杯で初めて使用したため、(運用に関しては)再検討する予定だ。だが、(規則を)変更する必要はない」と述べている。 ーーー 私の感想 ーーー確かに、日本がフェアプレーに値したかどうかについては疑問の余地がある少なくとも、全力で勝ちに行かなかったそれでいいのだ、と言う人もいるが、私は残念に思う談合せずに真剣勝負をしたセネガルが気の毒である
2018.07.02
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記事 日本代表が卑怯な作戦を選んだのは事実、正当化すべきでない2018年07月01日 22:00松本 孝行未だに長く語られている日本対ポーランドの一戦は歴史的な試合になったと言えるでしょう。海外のメディア、日本のファンからも非難の声が上がる戦い方でした。残り時間をボール回しで消費し、負けて決勝トーナメント進出を決めました。ポーランドもボールを積極的に取りに行くことはしなかったことも功を奏したといえます。話の本質とは関係ないのだがこの上のグリーンでマーキングした部分日本語として誤用上記グリーンのマーカー部分「功を奏した」と書いているが功を奏したとはGOO辞書によれば「効果を現す。成功する。奏功する。」これでは、ポーランド側からの見方になってしまう正しくは「にも助けられて」とでも書くべきだろうこの試合について私は日本は卑怯な戦い方をしたのは事実だと思います。私も、同様の意見ではあるのだがいざ「卑怯な」という表現をされると少し、言いすぎかな?とも思おうのだが・・・大同小異かもしれないそしてそれを批判する人たちの声も当然です。それを「いや、西野監督は正しかったのだ!」と正当化するファンを見るとがっかりしてしまいます。この部分を読むと日本のボール回し、逃げ勝ちを「卑怯」と断じることに、納得がいった正しいことより親切なことを選べではこの逃げ勝ちはダメなのか?というとサッカーというスポーツで考えれば全くダメです。「真正面からぶつかり合う」「無気力プレーはしない」という大前提で行われているサッカーを台無しにする行為です。だから世界中から批判されるのも当たり前です。ただ、勝負に勝つためには必要な作戦であったことは事実です。スポーツとしては正しくないですが、ワールドカップという真剣勝負で決勝トーナメントに進出するためには必要でした。ですので、勝負の世界に身をおいている日本代表にしてみればこの作戦は正解だったと言えるでしょう。卑怯な戦い方ですが総合的に勝つために必要だった、それが今回の結論でしょう。現在公開中の映画「ワンダー 君は太陽」では「正しいことより親切なことを選べ」という格言が出てきます。時として人間は正しいことを行うよりも、優先されることがあるという教えでしょう。まさに勝負の世界であるワールドカップでは正しいことより勝利を選んだ、と言ったところでしょうか。正当化せずに粛々と受け止める器が試されている今回の件でいろいろな方が「いや、日本の行為は正しかった!」と主張する人を度々見かけます。海外メディアからバッシングを受けて、反論したいという気持ちはわかります。自分たちの日本代表の行為を正当化したいという気持ちもわかります。しかし人生においては正しくない選択を行うことも当然あるし、それに伴って行われる批判はあえて受け止めるべきです。「勝つために必要な作戦だった」といえば十分で、それ以上日本代表の行為を正当化する必要はありません。目的を達成するためには多くの人にバッシングされたとしても、やらなければならないこともあるのです。日本代表はバッシングを受け汚名を着せられる行為を、目的達成のためにあえて選びました。「試合をつまらなくした、卑怯な戦い方だった。しかし総合的な勝利のために必要だった」そう受け止められる器が我々日本人に今、試されているのではないでしょうか。
2018.07.02
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記事 決勝T進出を決めた日本代表にセルジオ越後が辛口エール!?7/1(日) 16:17配信セルジオ越後 コメントテレビ東京決勝トーナメントに進出したことは良かった。どんなカタチでもワールドカップの予選を突破することは簡単じゃないし。ただ、レベル的には、、(新しいルールの)フェアプレーで予選突破したのはそんなに喜ばしいことではないかなとボクは思います。(会場では)大ブーイングを受けた日本がフェアプレーで(決勝トーナメントに)勝ち上がっていくのが、、すごい複雑な気持ちになりました。私もこれと同じ事をコメント欄で書いたのだが時間稼ぎじゃなくて、同点に追いつこうとして、そこで(結果的に)フェアプレーで上がるのは、ボクはすごい分かるんですけど。。。ベンチから指示として、ワールドカップで失礼なことをしたってことを忘れちゃいけないと思います。私も日本サッカー史に残る恥だと思うだから、次の試合勝たなかったら、(時間稼ぎをして勝ち上がった)収穫はあまりないなという感じがしますね。ルールを利用して、勝負しない時間帯があったということは、日本のサッカーの歴史、世界的にも祝福される部分ではないんじゃないかなと思います。だから次の試合は絶対に勝つしかないんですね。ただ予選突破するだけにこの傷を残しちゃいけないんじゃないかなって思います、これを消すには次の試合は勝つしかないんじゃないかな。おいおい!無理言うんじゃ無いよ(笑)ベルギーの勝利は、95%だと言う説もあるぐらい勝利しなければダメ!そこまでは私は求めない精一杯の敢闘・善戦してくれたら、まず、それでいい(予選で)日本が本当に強くなったかな?って。3試合振り返ってみて、1試合目は相手選手が1人(試合開始してすぐに)退場になって有利になった。次は引き分けて、最後は負けて(フェアプレーで)勝ち上がった。確かに、こう言われてみれば、その通りなんだよなコロンビア戦は、幸運な勝利セルビア戦は引き分け(ただし、キーパー川島のミスが無ければ勝てていた試合 ただし、ミスも実力の内、ともいえるか)ポーランド戦は西野は、はじめから勝利を期待していなかったなんとか引き分けに持ち込みたかったのでは?ただし、Bチームで先発したため、はっきり敗戦となった特に後半は、Bチームでは、攻め手が無かったポーランドが後半、ロングボールを使い出しセットプレーでも強みを見せるこの時点で、日本は絶体絶命、打つ手も無かったもし、攻めるとカウンターで致命傷を負うはず西野は、Bチームでの先発を悔やんだと思う私は、もし、Aチームを出しておけばポーランドと引き分け以上の勝負ができたと思うし特に、前半のポーランドであれば、日本が先取点を奪えたと思うしかし、幸運の知らせが(笑)コロンビアが得点したという知らせが入ってボール回し方針に転換ベスト16での(ベルギー戦)結果が日本サッカー界のプラスになるかマイナスになるか、、それが全てだと思います。
2018.07.02
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ーーー 記事 ーーー城氏提言「セネガル戦では川島、長谷部の先発メンバー外しを再考すべし」6/23(土) 5:00配信 強敵セネガルから勝ち点を奪うために西野監督は川島、長谷部の先発外しを検討すべきーというのが城氏の提言だ(写真・ロイター/アフロ) 歴史的勝利をコロンビア戦で刻んだ日本代表の本当の戦いはここから始まる。セネガルからは最低でも勝ち点「1」を奪わねばならない。ポーランド対セネガルの試合は、現地のメディアセンターで見たが、アフリカのチームらしく、しなやかでスピードがあり、個々の身体能力は高い。前への推進力はワールドクラスで、それが国民性なのかもしれないが、一度乗せると手がつけられない勢いをチームにもたらす。ポーランド戦でもオウンゴールで先取点を奪うと一気にテンポアップした。一人ひとりが守備にも献身的で運動量も多い。エースのサディオ・マネだけでなく、特にゴールを奪ったエムバイエ・ニアン、イスマイラ・サールの両サイドが要注意。ここがセネガルの攻撃起点となっている。 守備は組織的だが、時折、集中力に欠ける。ポカも目立つのだ。何かがひとつ狂うと、急に守備組織が機能しなくなって乱れる。ゴールに向かう推進力とスピードを生かしたオフェンス、つまり「前へ」は強いが、一方で、その裏に弱点がある。 日本は、11対10で数的有利となったコロンビア戦で、相手のディフェンスの裏や、合間に狙いを定めてパスを通して再三攻撃のチャンスを作ったが、そういう揺さぶりで、セネガルのディフェンスをボールウォッチャーにしてしまいたいところだろう。 私は、セネガルにリズムを作らせないためには試合開始15分の攻防が重要だと考えている。ここで粘り強く、セネガルが嫌がって、イライラするようなディフェンスのマークを続ければ、必ず隙が生まれる。セネガルは、ポーランド戦の序盤は引いて守っていたが、日本は引かずに中盤で、積極的にプレスをかけなければならないだろう。 コロンビア戦では、セカンドボールの争奪に勝って、そこを支配できたが、セネガル戦でも、ガムシャラに球際に行き、セカンドボールを徹底して拾っていくことが重要になる。 逆に、ここでの攻防にミスが出るとスピードのあるカウンターの餌食になる。そして、ディフェンスでは、不用意なスライディングはやめたほうがいい。セネガルの選手は、まるで足が伸びるかのように対応してくるため、不用意なスライディングを仕掛けた場合、簡単に外されて、そこからピンチにつながる危険性さえある。 ワールドカップの戦いは、たったひとつのミスが命取りになるのだ。 キーマンは乾、原口の両ウイングだと考える。真ん中を崩すことは互いに難しい。攻守において、サイドを制するものがゲームを制するという展開になると予想する。 先発メンバーについての再考は必要だろう。 西野監督は、名前や実績にとらわれずコロンビア戦では、現状でのベストメンバーを組んだ。コロンビア戦でのメンバーをベースに戦うとの報道もあるが、そのイズムを貫くのであれば、厳しい意見かもしれないが、GKの川島は交替したほうがいい。コロンビア戦でのFKで同点にされたシーンは、確かにジャンプした壁が障害になって蹴る瞬間が川島には見えなかったかもしれない。ボールが壁の下をすり抜けてからの対応になるが、あれくらいのグラウンダーのボールは反応して止めなければならないだろう。 私は、ガーナ、スイスと2試合あったW杯の前哨戦から指摘しているが、今の川島は安定感に欠く。やはり35歳の年齢面が影響しているのかもしれないが、瞬間的な反応、最初の一歩が遅いのだ。川島が代表チームの正GKの座を手にしたのは、8年前の南アフリカ大会の直前だった。そこで抜擢されて好セーブを連発。岡田監督は、ベテランの楢崎から若手の川島への正GK変更を決断した。ポジションの性質上、ベテランになってもプレーを続ける名GKは少なくないが世代交代の波はやってくる。 また長谷部の動きも気になった。狡猾なファルカオにファウルを誘われ、そこからFKを与えることになったが、これまでの長谷部ならば、ああいうポジションで誘いに乗ることはなかった。誰にもまさる経験値と、バランサーとしての長谷部はチームに欠かせない存在ではあるが、今の彼のキレとスピード、運動量ならば、山口蛍に思い切って替えてみるという手があってもいいのではないか。 特にセネガルは運動量が多いチームである。中盤の激しいプレスの攻防が勝敗をわけることになるのであれば、山口―柴崎のボランチコンビでスタートしても面白いだろう。 セネガルは、最終戦にコロンビア戦を控えているため、この試合で勝ち点「3」を取るために目いっぱいにくることは間違いない。そこには隙が生まれるが、逆にリズムに乗られると勝ち点「3」を奪われるという悲劇が起きる可能性も否定できない。この試合に勝った方がグループリーグ突破に王手、或いは、コロンビア対ポーランドの結果次第では、突破さえ決まる大一番である。いずれにしろ厳しい戦いが待ち受けている。 (文責・城彰二/元日本代表FW) ーーー 私の感想 ーーー私も、この城さんの意見と、全く同意見GK川島 → 中村MF長谷部 → 山口蛍.
2018.06.23
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ーーー 記事 ーーーなぜ西野ジャパンは勝てたのか? コロンビア視点で日本戦を分析【西部謙司】 2018/06/22 16:00 コロンビア側から日本戦を見てみると、開始早々に1点ビハインドのうえに10人という展開はもちろん予想外だったろうが、日本のプレスの速さも想定外だったと思う。 コロンビアのビルドアップは立ち位置をほとんど動かさない。いわゆるポジショナル・プレーは使っておらず、4-2-3-1(10人になってからは4-4-1)の立ち位置のままボールを動かす。そのため、左サイドバック(ホアン・モヒカ)が保持したときの次のパスはタッチライン際にいる左サイドハーフ(ホセ・イスキエルド)か中央のMF(ジェフェルソン・レルマまたはフアン・キンテーロ)になるのだが、日本に素早くそこを抑えられてパスの出しどころを失っている。 とくに原口元気の「二度追い」は強烈で、モヒカとイスキエルドの左の縦ラインは、原口、酒井宏樹、柴崎岳、香川真司の4人によって封鎖されてしまっていた。それ以外にも日本のプレスバックにボールを失うケースが続出していて、これは退場者が出なくてもそれほど変わらなかったと思われる。 15分、香川が1人抜いて右から中央へ切り込み乾貴士にパス、乾のシュートは外れたが、この日本の攻撃はホセ・ペケルマン監督にショックを与えたに違いない。10人になったことでトップ下からボランチへポジションを下げていたキンテーロがボールを奪われたところから日本の攻撃は始まっていた。 決定的なパスを出す能力において、ハメス・ロドリゲス以上の能力を持つキンテーロだが、香川と柴崎に挟まれてのボールロストは彼をこのポジションに置くリスクを想起させただろう。また、香川のパスをボックス内で受けた乾はフリーだった。対面のフアン・クアドラードのマークは完全に遅れていた。 キンテーロの中央でのボールロストと、クアドラードの走り負け。ペケルマン監督はこのシーンを見た約15分後に守備の強いウィルマル・バリオスを投入し、キンテーロを右サイドへ、クアドラードを引っ込めた。クアドラードのスピードと突破力は日本にとって脅威になりそうだったが、18分には長友佑都が1対1で止めている。ドリブルを阻止されれば、そのまま裏返しにされてしまう。10人になったので、まず守備を安定させるためのバリオス投入は定石どおりだが、クアドラードかキンテーロかの選択で、よりリスクのないキンテーロを選んだわけだ。 キンテーロを残したことでFKからのゴールが生まれたものの、コロンビアの攻め手はかなり限られていた。コロンビアは日本の素早い封鎖力に対して攻め手を見出せていなかったが、それでも前半は日本が意外に攻め込んできてくれたので、キンテーロからラダメル・ファルカオの一発カウンターを発動させる余地は残っていた。しかし、後半の日本は後方でじっくりボールを回してから前線に危険なパスを差し込む展開にプレーが整理されていた。 日本はセカンドボールへのプレスが非常に速いため、コロンビアは自陣から出られない状況に陥った。日本のポゼッションに完全に足を奪われた格好である。ファルカオは単騎速攻で生きるタイプではなく、日本の後方でのパス回しに制限をかけられる運動量もない。 事態を悪化させたのはその後の2つの交代である。キンテーロからハメスへの交代は同タイプの交換ではあるが、合理的な説明はつきにくい。ポジションを逸脱するハメスは守備面で、よりリスクが大きくなるうえ、そもそも先発できなかったのだからコンディションも良くない。 さらにイスキエルドからカルロス・バッカへの交代はほとんどギャンブルでしかない。まったく機能しなかったイスキエルドを諦める理由は十分だが、バッカの投入は実質的に4-4-1から4-2-3への変更であり、ボールが日本にある以上、ほとんど意味のない交代策だった。 ペケルマン監督は事前に「日本を侮るな」と選手を引き締めていたという。4年前にサブ組中心で4-1と大勝している相手なので当然の措置だ。油断は何よりの敵だからだ。しかし、明らかに形勢不利にもかかわらず一発逆転に賭けた采配には、日本を相手にドローはありえないと監督自身が考えていたことが表れていた。(
2018.06.22
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ーーー 記事 ーーーコロンビア戦勝利にも浮かれない 長谷部主将があげた「いくつかの課題」 佐藤 俊 2018/06/20 20:00 まったく浮かれた様子はなかった。ロシアW杯初戦コロンビアに2-1で勝ち、W杯で8年ぶりの勝利を挙げた日本だが、ミックスゾーンで長谷部誠は終始厳しい表情だった。 勝負は細部に宿る――。長谷部は、大会前からずっとこのことを突き詰めてきたからだ。今年34歳、3回目のW杯出場となる ©JMPA© 文春オンライン 今年34歳、3回目のW杯出場となる ©JMPA 「早い時間で相手が退場するというのは、前回ブラジル大会のギリシャ戦もそうだったんですけどすごく難しい。そういう中、しっかりと結果を出せたのは大きな前進だと思います。でも……この勝利は詰めないといけない部分がたくさんある」 勝ったのに、渋い表情がつづく。「前半、早い時間でひとり退場になって先制できたところまではよかった。でも、そこからなかなかいい攻撃ができなかった」ハーフタイムにみんなで話した修正点 数的優位は、実は怖い時間でもある。なかなか2点目を奪えず、逆にFKから同点に追いつかれた。展開的には非常にいやな流れだった。だが、ハーフタイム、長谷部が中心となって戦い方を修正した。それが功を奏して、後半はコロンビアを押し込み、後半28分、カザンのキャンプ地で再三練習をしてきたセットプレーから大迫勇也が頭で決勝ゴールを奪った。「ハーフタイムに、ボランチが1つ前のラインに出て、サイドバックも高い位置をとって、どこで攻撃のスイッチを入れるか、スピードの変化をつけるかというのをみんなで考えてやっていこうという話をした。まぁ最悪、1-1でもいいという割り切りをしていたし、そういう中でリスクを負っていく場面とバランスを取るというのは出来ていたし、決定的チャンスも作れた。真司(香川)やサコ(大迫)はセンターバックを引っ張って深みを作る意識でプレーしてくれた。コミュニケーションという部分では実った試合かなと思いますし、セットプレーでゴールを奪えたのはポジティブな結果だと思います」 選手間でコミュニケーションを取り、攻撃の型やリズムの変化をつけることはできた。ただ、それは相手が1人少ないことを考慮しないといけない。 11対11での戦いになっていれば、長谷部と柴崎岳のダブルボランチ、そしてセンターバックの吉田麻也、昌子源もあそこまでフリーでボールを持てることはなかった。むしろ逆に相手に詰められてどう打開すべきか、苦慮していただろう。それだけに、前半の試合運びや戦い方を振り返ると長谷部は、不満気な表情を見せた。FKで壁の下を抜いてくることは分かっていた たとえば、前半39分のコロンビアのFKのシーンだ。 長友佑都がクリアし損なったボールをファルカオと長谷部が競った末にゴール前でFKを取られた。相手のファールにもみえたが、判定は覆らない。長谷部が悔やんだのは、このFKへの対応だった。「FKは、スカウティングでコロンビアが壁の下を抜いてくるのをかなりやっていたんで分かっていたんです。だから、壁はジャンプをし過ぎず、ボールが通らないぐらいのジャンプをしようという話をしていたし、実際に壁を作っている時も『ジャンプし過ぎるな』という話をしていたんです。でも、そういう中でやられてしまった。これで引き分けになっていたらもったいないことになっていました。そういう小さなところからしっかりと詰めていかないといけない」 また、攻撃についても長谷部は表情をしかめた。前半3分にMFのカルロス・サンチェスが退場になってから、日本は期せずしてボールを持てる展開になった。しかし、ハリルホジッチ前監督時代は縦への速いカウンター攻撃主体で、西野監督が引き継いだ後も選手間の連携の精度を高める練習を十分にできていなかった。そのツケが出たように遅攻がなかなか機能しなかった。「前半に関していうと、僕ら中盤のボランチが下がり過ぎた感じがあったし、真司もサコも引いてくるという形になったんで、相手にとっては全然怖くなかったと思う。後半は修正できたけど、これが11対11になった時、どれだけできるか。遅攻の部分の精度については、もっと高めていかないといけないと思っていますし、それが次への課題だと思います」W杯で勝つことがいかに大変なことか キャプテンらしく、勝っても浮かれることなく課題を口にする。ただ勝てばいいのではないのだ。W杯で勝つことがいかに大変なことか。前回のブラジルW杯で1勝もできない苦い経験をしてきただけに、細部にこだわる。それが次の試合に生きるからだ。「セネガル戦まで4日あるんで、しっかり休んで、また明日から。自分たちは相手を研究して、自分たちのやり方を決めるサッカーをしているので研究をしっかりしないといけない。もちろん今回の課題も修正していく」 表情は淡々としているが、この勝利がいかに大きなものか、W杯の1勝の重みを長谷部は理解している。なんとなくふんわりしていたチームがひとつ勝つことで加速をつけてまとまっていく。2010年の南アフリカW杯がまさにそうだった。そこではベテランが果たす役割が大きい。今回は本田圭佑がベンチにいながら一番声を出して応援したり、吉田麻也がロッカーの洗濯物を片付けたり、ベテラン勢の献身がチームに一体感を生み出している。「それが自分たちの強みでもあるんで」 キャプテンは、そう言うと少し表情を崩した。長谷部の妥協なき勝利への厳しさもまたチームの“強み”である。強みを増した日本の快進撃が始まろうとしている。
2018.06.21
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W杯 日本、コロンビアを破るまさかの日本の勝利だった開始早々、大迫が突進しシュートと意表を突いたGKがはじいたボールを香川が強烈なシュートコロンビアのDFがそれをハンドで止めてPKこのPKを香川が決める香川はFKの練習を積んだというコロンビアDFはレッドカードで一発退場録画で見ると、ハンド無しでも、枠内その方が良かったような気もするが退場者が出た方がありがたいとは言える数的優位に立った日本いつもより動きがいい日本陣での競り合いで長谷部がファウル宣告を受けるがアレは誤審だしかし、このFKを決められるGK川島、衰えが見えると一部で評されていたが確かに、アレは、止めてくれないとその後、香川と交代で入った本田のFKを大迫がヘッドできれいに合わせて得点大迫は、上半身が選手群から飛び出るジャンプだった見事!大迫も非公開練習でこのプレーの練習を積み良い結果を出していたという偶然では無いのだ ーーーー試合前は、まさか勝てるとは思えなかった開始三分でPKが決まった時は思わず絶叫家内が近所からクレームが来ないかと心配していたほど(笑)試合前の5ちゃんねるを読むと読むに堪えない日本チームへの罵倒が並んでいたそんなにダメだと思うなら書かなきゃいい日本人は、いつの間に、こんなに卑怯な国民になったのだ?しかし、期待していなかった私も、ほぼ同罪か(笑)スタンドがコロンビアサポーターの黄色で埋め尽くされていたのにもびっくり南米からロシアへは遠いのに富裕国でも無いのにそれなのに予想外の敗戦気の毒であるコロンビアは美人国なので、余計に・・・明日のテレビでは、恐らく、日本のコロンビア料理店を取材するだろう(笑) ーーーースターティング・メンバーは、私の希望通りだった(笑)これも勝因のひとつ香川 → 本田への交代は、まあ、いいとするか?本田の交代早々の強いシュートは、さすがだと思った大迫へのコーナーキックの精度も見事 ーーーー次戦のセネガル暗黒大陸アフリカの・・・あ、これは言ってはいけない(笑)身体能力がすごいから、壊されないように(笑)第三戦のポーランドは必死だろうし本来一番実力のあるチームセネガルに勝っておきたい
2018.06.20
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日大は、監督および井上コーチはもとより全コーチを入れ替え、という事もありうるかも知れないあるコーチは、暴力を日常的に振るっていたというこういう事態になれば、どのコーチは残留、どのコーチは更迭とは峻別出来ないのでは無いか?ただし、全コーチ入れ替え、という事が実際に起こればチームとしては大変な事になると言うのも、選手がグランド上で自主的な判断でプレーする英国系のスポーツであるラグビーと異なり、ピラミッド型の指揮系統で、しかも複雑なプレーを無数に組み合わせるアメフトでは全コーチが入れ替えとなれば、戦術を1から組み立て直さなければならないし、それを試合を通して確認して練度を上げてゆかなければならないこれは、短気で出来ることでは無い日大が、秋の定期戦に出場する事は、現状、難しいだろうから来季は、二部に降格となるだろうその上、この戦術の再構成であるとなれば、日大は、少なくとも、二・三年は、低迷を続けざるを得ないし以前のレベルに戻るには、数年を要するだろう
2018.05.29
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今回の宮川選手は、ひとりでブリッツを仕掛けたのだと思う彼のポジションは、多分、ラインバッカーそれも、アウトサイド・ラインバッカーと言われる最も外側からラッシュするポジション「ブリッツ」とはナチスドイツの電撃作戦のことだがそこから転用されてアメフトでは、ブロッキングを省略して主にQBを急襲してサックする戦法宮川選手がそういうポジションだからこそ彼だけが指名されたのだと思う彼は多分、アウトサイド・ラインバッカーのアサインより、さらにワイドに構えREADもせずに、ロケットダッシュし外を大回りして競馬で言えば「大外」を回ってブロッキングされないまま一直線に、関学QBに突進パスが失敗し試合がストップしているのにもかかわらず突進をやめず、戦線を離脱していたQBに後ろから下半身をタックルそういう経緯だと思う ーーーーところが「ひるおび」では東大アメフト部の森監督がアライメント無視、リードせずと言う今回の宮川選手のプレーはアメフトではあり得ないというまだ、こんなことを言っている東大は、そんな、アメフトをやっているのか?どうして、こういう「うそ」を言うのだろう?私は、本当に理解できないまあ、私は、日本の大学アメフトはほとんど見たことが無いのだがひょっとしてそこでは米国NFLオールスター戦のように【ブリッツ】は禁止なのだろうか?選手は、必ず、アラインメントを守りリードしながらブロッキングまででがむしゃらなブリッツはしないのだろうか?
2018.05.28
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まだまだメディアは、アメフト問題をエサにしてホクホクしているが全く間違った指摘を平気でしているまあ、ほとんどの一般視聴者もアメフトのルールなんて、てんで、わかっていないままあれこれ、言っているんだが(私もさほど詳しくは無いが) ーーーー日大の当該選手が関学QBに対して「後ろから」タックルしたのが悪質反則としているがこれは、全く間違いそれなのにアメフトの解説者達もその旨の指摘をしない反則だったのは「レイト・タックル」だったからなのだそれも、QBがパスし終わってからつまりボールを持っていない状態から「2秒」も後のレイト・タックルだったから悪質これはあり得ない ーーーーQBのパスと入れ違いに一秒の数分のいち、ぐらいの時間差でレイトタックルが発生することがあるこれは、守備側の選手が全速力のラッシュをストップできずにと言う状況なのだがこれは起こりうる反則は取られるが ーーーーもし、QBがボールを持った状態なら後ろからのタックルもあたりまえなのださもないとQBがスクランブルしたりQBが有効なパスをしたりとなるから守備側の選手はほとんどの選手が攻撃側の選手をブロックしつつQBをサック(捕獲)しようとする時には、ギャンブル的にアライメントを外れてリードしないままブロック義務を放棄して一直線にQBめがけてパスラッシュをかけることもある宮川選手は単独でミッションとしてこれをしたのだが・・・ただ、レイトタックルが余計な大反則だったのだQBがボールを持っている限りは前から横から後ろからどこからでもタックルはOK ーーーーこんな指摘もしないでいつまでも「後ろからのタックル」と言うなよ!お粗末
2018.05.28
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日大の救いは宮川君が確かに過ちは犯したもののその後の償いに於いて類い希な誠実さと勇気を示したことだこの部分は、誇ってもいいと思うあの様な行動をとれる人間が、果たしてどれだけいるだろうか?
2018.05.26
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ーーー 記事 ーーー日大アメフト部OB緊急座談会 「内田前監督の指示で殴る蹴るの暴行を加える」2018年5月24日15時31分 スポーツ報知 24日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)で日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、同部OB3人の緊急座談会を行った。 内田正人前監督(62)についてOBのCさんは「怖いイメージしかない」とし、Bさんは「例えば下級生のレギュラーの子がしっかりやらない場合ですと、幹部の上級生の方に監督が直接、あいつにやらせろと言って幹部の方から直接、殴らせる。監督の指示で殴る蹴るの暴行を加えるというのもありました」と証言した。 さらにBさんは「この人に逆らってはいけないんだなと。ある種の恐怖心にはなりますよね」と明かした。監督への感謝や尊敬の念を聞かれ、Cさんは「誰も正直、あの人に関して、誰も感謝してないよねっていうことしか聞かない」。支持率は「100%で言えば20%ぐらい」とし「実際、恨みを持つというか、されたこと、理解できる仕打ちだったら分かるんですけど、理解できないので関わりたくないっていう風に思っている者は多いんじゃないかなと思います」と明かした。 一方で3人に内田氏の良いところを聞いたが3人は無言だった。 今回の悪質タックルが起きたことにBさんは「監督があれをやれって言ったら絶対やらなくてはならない。やらなかったら干される。試合に出してもらえない。練習にも来るなと言われるようなので」と証言した。 さらに今回のタックルが内田氏からの指示があったかを問われると3人は全員が手を挙げた。Aさんは「アメフトをやっていれば分かりますが、考えられない本当に大きな反則プレーなので、あれを選手個人の判断でやることは本当に考えられないんですね。何かの指示であったり圧力であったりとかないとあれは、やらないプレーです」と指摘していた。
2018.05.24
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ーーー 記事 ーーー日大は、どこで判断を間違えてしまったのか 大学全体のブランドまで毀損してしまった 田畑 淳 2018/05/24 13:55 どうしてこうなってしまったのか。 5月6日に行われた日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボール定期戦で起きた危険タックルを巡る事件。加害を行った選手(以下「加害選手」といいます)による22日の記者会見、それを受けた23日の前監督、コーチによる会見を受け、事態が動いています。 プレー時のビデオを見る限り、刑法上の傷害罪に該当しうる悪質な行為が本件に存在したことは確かでしょう。犯罪はもちろん悪いことです。 ただ、2017年の統計を見ると、国内で傷害事件は年間2万3286件発生しています。さらに重い犯罪である殺人罪ですら年間920件発生しています。にもかかわらず、本件の現在のメディアによる取り上げ方は、どの殺人事件よりも大きいといえます。 世間は真摯な会見を行った加害選手に同情的である一方、コーチ、前監督の会見における司会者(日大広報部職員)の驚くような対応もあって、日大に対しては厳しい目線が注がれています。 これは淡々と事実を追っていた第三者である私にとっては、予想を超えるような展開でした。この異常な熱気も一過性のものにすぎないのかもしれませんが、日大の関係者にしてみれば、まさかの展開だったのではないかと想像します。 日大はどこで判断を誤ったのでしょうか。ディフェンスラインを適正に敷けたか 危機管理・スキャンダル事案を説明する際には「ディフェンスライン」という概念を使っています。例えばサッカーなどスポーツの試合に置き換えてみましょう。敵陣に向けて守備担当を前進させること、つまりディフェンスラインを上げることは攻撃のチャンスに繋がりますし、敵の移動スペースを狭める効果はあります。 しかし、攻めるためにディフェンスラインを上げすぎると、そのラインを突破されて「裏を取られる」ことになります。そうなってしまうと、一気に失点の危機が訪れます。そのため、自チームの実力を見極めて、適正な位置にディフェンスラインを敷くことが求められます。 これはスキャンダルの状況についても通じる考え方です。「こういう事実関係を主張したい」と考える際、道徳の問題をさておくと、スキャンダルに見舞われた側は少しでも自身に有利な事実を主張したいと考えます。しかし、明らかな嘘をつくこと、主張した内容に明らかに反する証拠が出てくることは、周囲の信頼を失わせ、その後の発言の信用性を著しく下げます。一旦そうなってしまうと、何を言っても信頼してもらえなくなり、こちらが立てたストーリーを誰も受け入れてくれなくなるのです。 弁護士としての経験の中で感じるのは、「人はなかなか周囲がみえず、通りもしない言い訳をする」という点です。「あなたの言い分はわかりました。私はあなたの味方です。でも、今のあなたの言い分を裁判官が、あるいは本件の関係者は信じてくれるでしょうか?」という問いかけを依頼者にすることは珍しいことではありません。もちろん私が常識にとらわれて、真実の本当の側面に気づいていないこともあるのですが。 そうすると、本件のようにスキャンダルが発生した場合には「突破されないストーリー」を構築し、そこを一貫して守り続けることが戦略上、非常に重要になります。 どこかで聞き覚えのある「秘書がやったことです」「一線はこえていない」「酩酊泥酔状態でした」と言った釈明は、巧拙はいざ知らず、いずれも過去のスキャンダルに対して敷かれたディフェンスラインだった、と言えば分かりやすいでしょうか。 「それって嘘じゃないの?」と言われると、そんな気もします。しかし本件も、秘書がやったかも、一線をこえていないかも、泥酔酩酊状態であったかも、と同様に証拠がない部分はあいまいな状態です。 もちろん、真実こそ尊いというのが私の価値観です。多くの方にとってもそうでしょう。それでも係争時、双方が真実を話してくれることはなかなかありませんし、弁護士をしていると真実が明らかでないまま双方の言い分を聞くことがほとんどです。そうした争いの帰趨についてもわれわれは予想し、検討する必要があります。「何をしたのか?」「誰に責任があるのか?」 争いのそうした側面について考えるため、いったん善悪の視点から離れ、客観的に本件を観察してみましょう。 本件については、単に一個人の行為が問われているケースとはディフェンスラインの構造を異にします。それは「日大」という組織が大きくかかわっているためです。誰にとってのディフェンスラインなのか、という点については、本稿ではタックルをした選手でもなく、前監督でもなく、部でもなく、「日大」と「選手」にとってのディフェンスラインを主に検討してみます。 具体的には、まず「何をしたのか?」が基本のディフェンスラインです。先にあげた「一線」「泥酔酩酊」はこちらの話でしょう。そして、組織については、「誰に責任があるのか?」というもう一つのディフェンスラインが存在します。先にあげた「秘書」のケースがこれです。 本件は基本的に何をしたのかについて現時点では争いがありません。ビデオというはっきりした証拠が残っており、その評価もほぼ定まっているためです。 問題は「誰に責任があるのか?」です。監督が指示したのか、コーチが指示したのか、選手が独断でやったのか。監督―コーチ―選手という序列は明確で、日大としては、しっぽを下で切れば切るほどダメージが小さいと考えられます。 そして日大はまず「何をしたのか?」について、次に「誰に責任があるのか?」についてディフェンスラインの設定を誤り続け、問題は拡大の一途を辿ります。 5月6日の出来事について日大は関西学院に対してしばらく謝罪をしません。また前監督は6日時点で取材に答えており、『週刊文春』が24日発売号でその内容を記事化しています。 これは、当初は日大が「悪いことはしていない」と考えていたためでしょう。 一般に、学生スポーツの反則が日本を揺るがすようなニュースになることは原則ありません。日大としても、手を打たずとも解決できる、という見通しだったのかもしれません。 ビデオの存在は明らかで、世間からの追及も、翌日にはネットが炎上し、10日頃から大手メディアの記事にもなり始めていることを考えるとディフェンスラインとしては完全に誤っています。「悪いことはしていない」と高をくくっていた? その後、12日に加害選手とコーチが謝罪に行くが関西学院に断られるということがありました。これもすぐであれば受け入れてもらえたかもしれなかったところ、関西学院も引っ込みがつかなくなってきていたことを考えれば、悪いことをしていないと高をくくっていたことが尾を引いていると言えそうです。 さて、15日には関西学院の抗議文に対する日大側の(提出したのは「部」ですが)回答書が関西学院に届きます。 回答書は「意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教えることはまったくございません」「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質と認識しており」としています。事実の経緯や指導内容、試合後の対応を明らかにせず、関西学院側はこれを誠意ある対応とは取りません。 そして「誰に責任があるのか?」という点について監督やコーチの関与を認めないまま乗り切ろうとしたディフェンスラインの設定ミスです。以後は「誰に責任があるのか?」が問題となります。 21日にはこれを受けて被害を受けた選手の父親が被害届を提出します。 これによって、本件は刑事事件としての深刻な色彩を帯びてきます。「日大選手がどうしてあのようなプレーをしたのかの説明がなかったし、指示があったのかも話されなかったので釈然としない」という父親の談話を読む限り、第2のミスがなければ刑事事件化は避けられた可能性がありそうです。 上記のように、関西学院に対して誤った対応を連発していた日大ですが、実はもっと深刻な事態は大学内部で進行していました。 15日の回答書で日大が監督・コーチの関与を認めていなかった同日、加害選手の父親は弁護士のところに相談に行きます。 賢明な判断だと言えるでしょう。だって日大は監督とコーチの指示ではなく、加害選手の判断で違反プレーを行ったという主張をしていたのですから。 ここで加害選手のディフェンスラインについても検討してみましょう。 彼にとって「指示に従って違反プレーを行った。今は反省している」という内容であれば十分受け入れられたでしょう。加害選手は日大と利害を争う最大の存在に しかし、日大は彼に「自分が指示を誤解して独断で違反プレーを行った」という事実で学校と一緒にディフェンスを行うことを求めたのです。さらに独断での謝罪を禁じた、という点も加わります。 また、21日の被害届提出で刑事事件のリスクも出てきました。刑事となれば直接の加害者である加害選手が刑事責任を問われる可能性はかなり高いものになります。私が加害選手やその家族であれば、将来を閉ざされたような不安と恐怖に苛まれるでしょう。 かくして、被害届提出の翌日、加害選手は独自の立場で記者会見を行うことになります。 そして24日に詳細を回答するとしていた日大側は、23日に緊急の記者会見を行うことになりました。なぜでしょうか。 15日は、本件において極めて重大なターニングポイントになりました。 実はこの日、加害選手側が弁護士に相談しに行った時点で、「日大と距離を置いて別の立場を取った」のではなく、加害選手は「日大と利害を争う最大の存在」になっているのです。 悪質な違反プレーについての行為自体は確定したとすると、あと問題になるのは「誰に責任があるのか?」という点です。前監督か、コーチか、加害選手しか責任がありうる人間はいませんから、これはどっちがババを引かされるかというだけの話なのです。 加害選手が15日、日大によりスケープゴートにされることを拒んだ時点で、彼は「自分は監督・コーチの具体的な指示によって違反プレーを行った」とディフェンスラインを敷きます。 実は本件は「関学VS日大」ではなく、「加害選手VS日大」という内戦の様相を呈してきていることになります。 こうなると、「あっちに責任がある」ということを加害選手・日大が押し付けあうことになります。加害選手のことをもっと考え、離反を防ぐことができていれば大学の言い分をある程度聞いてもらった上での口裏合わせもできたかもしれません。加害選手と前監督・コーチが抱えたリスク それでは22日の加害選手会見、23日の前監督・コーチの会見について簡単に比較してみましょう。 まずは「なぜ会見をしたのか?」です。加害選手の会見は、「自分は監督・コーチの具体的な指示によって違反プレーを行った」というディフェンスラインを守るためです。 特に刑事責任も考慮するなら、「(直接傷害を行っているけれど)自分には全く意思決定の自由がなかった」という点は極めて重要です。ただ、この点については敢えて本人会見という方法を取らずとも、文書などで足りたのではないかという指摘があります。 確かにどのような経緯であれ傷害行為を行い、精神的に追い詰められた若者を記者の前に放り出すのはリスキーです、彼の回答いかんではディフェンスラインが崩壊する危険もあるためです。 他方、前監督・コーチとしては会見をやる目的があるとするとまさに対立する「前監督・コーチには責任がない」という点です。しかしながら、このディフェンスラインは、残念ながら23日時点でもう防衛が難しい状況にありました。とすれば、この23日夜の会見はそもそも行うべきではなかったのではないかと考えてしまいます。 しかしながら、日大側は、本件について会見を行うことで、何らかの支持が得られる、理解が得られる、その結果、ディフェンスラインを維持しうるという目算があって会見を行ったことになります。 これがトドメとなる最後のディフェンスライン設定ミスです。 次に会見での質疑の完成度です。 加害選手の会見はリスキーなものでしたが、その賭けには勝ったように見えます。真摯に、反省の弁を述べつつ、事実関係としてキーになる部分では監督とコーチの「相手のクォーターバックとは知り合いなのか」「関学との定期戦がなくなってもいいだろう」「相手のクォーターバックがケガをして、秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう。これは本当にやらなくてはいけないぞ」「やらなきゃ意味ないよ」「『できませんでした』じゃすまされないぞ。わかってるな」といった具体的な発言を引用することで明確にしつつ、感情的な糾弾は行わなかった。 この質疑応答は、「視聴者に監督とコーチの責任を強く印象付けながら、それでいて監督やコーチを責めていない印象を与える」と視聴者には見えました。世間は加害選手に対してきわめて同情的になります。加害選手、前監督・コーチの会見の明暗 対して前監督・コーチによる記者会見はお粗末なものでした。視聴者がわずかに期待したのは前監督が具体的な責任を認め、謝罪する姿だったのですが、前監督は指示を認めていません。コーチが一部曖昧に責任を認めましたが、逆に事前から勘繰られていた前監督によるしっぽ切りのイメージだけを残しています。 また、質問に対する準備のお粗末さも目立ちました。コーチは「怪我をさせる」という内容について話しているのかという質問を否定しつつもしどろもどろになっています。22日の会見では、上記引用したように「この発言が真実であれば前監督とコーチはアウトだ」という発言がいくつも含まれています。弁護士が同席し会見を行う際は、あらかじめ予想できる質問については明確な回答を準備するものですが、間違いなく聞かれるであろう質問に対する準備もできていない前監督やコーチの質疑は視聴者を白けさせます。 実は22日の記者会見の段階で、加害選手が述べた数々のコーチ・監督の発言については、必ずしも証拠がありません。実際、彼の言葉のすべてが真実であるのか私には分かりません。しかし、前監督とコーチがあまりに印象の悪い会見を行ったため、結果的に、加害選手の発言が対照的に信憑性を持ってしまう結果になりました。勝負ありです。 ディフェンスラインの設定ミス、会見のお粗末さをもって、日大の無能さをあげつらう声があります。しかし私はそうは思いません。日大の中にいる多くの教職員が、一般国民の多くと同じように日大の繰り返す失敗について止めたいと考えていたはずです。しかし、まともな声は意思決定には反映されていないのでしょう。 選手を干して、違反プレーを強制するように追い込むような命令系統、不健全な意思決定システムが支配していると想像すると、長期的な視野も論理的な思考もなく、学校をして誤ったディフェンスラインを設定させ、広報がお粗末な声明を出して炎上を招き、必要もない会見を衝動的に設定し、ろくに準備もせず丸腰でそこに登場したことも自然に思えます。 さらに組織としての問題を感じたのは、22日に日大広報部がコメントした「指示はなかった」という内容と、同じく日大広報部の記者会見におけるメディアに対する極めて敵対的な司会です。広報部といえば大学そのものですから、日大は、組織全体が前監督と立場を同じくする旨を積極的にPRしたことになります。教職員や現役学生、卒業生をも巻き込んだ 広報部に所属する司会者がメディアに「あなたのせいで日大のブランドが落ちますよ」と言われ「落ちません!」と即答したとき、前監督・コーチと広報部は悪い意味で一体になっています。 日大という、全国に知れ渡った教育機関のブランド全体が毀損した瞬間です。大学の規模やこれまで積み重ねてきた歴史を考えると、この損失は極めて大きいと言わざるを得ません。 日大には2000人を超える教職員と約7万人の現役学生、そして卒業生を軸に無数の関係者を擁していますが、この対応ではすべてを巻き込んでしまいます。日大そのものと前監督・コーチは立場が違うことを明示し、距離を置くこともできました。そうしなかったため、今回の問題を「部」の中に留めることはかなわず、日大全体に波及することは避けられなくなったのです。 もし組織にきちんと議論する土壌、多くの人の意見が容れられる土壌があったなら、このようなミスが起きたでしょうか。 私は日大の組織構造についてはほとんど知りません。しかし、本件の闇は、前監督やコーチの個人的な資質ではなく、不健全な意思決定システムにあるように思われてなりません。日大という巨大な組織は加害選手だけを切り捨てる一方、たった1人の前監督を守るという実現不可能な目的のため、教職員と学生を生贄に捧げ、莫大な価値のある大学ブランドを毀損するに至ったのですから。 それでも、私は日大が気の毒だとは思いません。これは部活の問題が大学に運悪く波及したのではなく、大学という組織の意思決定に最初から問題があったためで、すなわち、やっぱり組織全体の問題であるのです。日大に対しては、本件のような事件を二度と起こさず、大学の信頼を回復するため、前監督やコーチの処遇以前に、大学に関する意思決定のシステムを抜本的に考え直してもらいたいと思います。
2018.05.24
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ーーー 記事 ーーーアメフット悪質反則】捜査の焦点は「異様な支配」 傷害罪、指導者が“共犯”問われる可能性も 2018/05/23 17:32 アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で日大の選手が関学大の選手を悪質なタックルで負傷させた問題で、けがをした関西学院大の選手が大阪府警に提出した被害届が、警視庁調布署に移送されたことが分かった。警視庁は今後、日大の関係者から事情を聴くなどして慎重に捜査し、傷害容疑などでの立件の可否を判断するとみられるが、専門家は「指導者も傷害罪に問われる可能性がある」と指摘する。 立件の可否で重要なのは行為の故意性だ。悪質なタックルをした日大の選手は22日の記者会見で、井上奨(つとむ)コーチが「1プレー目で潰せば出してやると監督が言っている」、内田正人前監督が「自分がやらせた」などと言ったことを明かし、故意の反則を認めた。スポーツ法政策研究会事務局長の西脇威夫弁護士は「指示があったとしても、本人の責任がゼロになるわけではない」と指摘する。 今後は内田前監督ら指導陣の刑事責任の有無が焦点となる。「潰す」の表現が、故意の反則行為で相手を負傷させる意味で使われていたかどうかがポイントだ。スポーツ事故に詳しい間川清弁護士は「『潰せ』という指示だけでは具体性に欠ける」と指摘。指示を録音した音声データがなければ立件は簡単ではないとみる。 一方、西脇氏は「日頃の指導方法や指示の状況などがカギ」とみる。スポーツ法学に詳しい辻口信良弁護士は「(今後の捜査で)内田前監督やコーチの指示が明らかになれば、共謀共同正犯や教唆犯に問われる可能性がある」と指摘。暴力団組織の支配と服従の関係のような上意下達の縦社会の存在が背景にあった可能性もあるとして、日頃の部内のコミュニケーションや雰囲気はどうだったのか、部員らが前監督やコーチの言動をどう受け取っていたのかなど実態を解明していくことが必要という。 その上で前監督やコーチによる異様な支配の状況が証明されれば、「社会的責任もかんがみ、問題選手よりもさらに重い刑事責任が問われる可能性がある」と話した。
2018.05.23
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ーーー 記事 ーーー日大加害選手の“懺悔”会見全文この会見記事は以下の三部に分かれる1 代理人の挨拶と説明2 加害選手の陳述書読み上げ3 記者団との質疑応答―――― 1 代理人の挨拶と説明 ――――被害者への謝罪を却下した内田監督の卑劣 日大加害選手の“懺悔”会見全文(上) . 2018.5.22 18:14週刊朝日 アメリカンフットボールの定期戦での悪質なタックルで関学大の選手を負傷させた日大の宮川泰介選手(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見した。 弁護士とともに丸刈り頭のスーツ姿で記者団の前に現れたた宮川選手は終始、硬い表情のまま。冒頭、関学大の被害選手に向けて「大きな被害と多大な迷惑をかけたことを深く反省しております」と深々と頭を下げた。そして、問題となった試合の数日前に「やる気が足りない」などとして練習から外された後、コーチから「相手のクオーターバックを1プレー目で潰せ」などと言われたという。 内田正人監督に試合当日、「潰しにいくから(試合で)使って下さい」と申し出たところ、「やらないと意味がないぞ」と言われ、コーチからも「できませんでは済まされない。分かってるな」と念を押されたという。 選手の代理人弁護士が会見の冒頭で説明した内容は以下のとおり。* * *代理人の西畠正弁護士:私、ご本人から、それからご本人のご両親から、本件の様々な折衝、解決について委任を受けております弁護士の西畠正と申します。 同じく、横におりますのが、薬師寺孝亮弁護士です。二人で担当させていただいております。 それでは着席させていただきます。まず、冒頭ですが、このような形でご本人が、いわゆる顔出し、要旨の撮影をあえて受けてお話をするということは、異例かと思います。特に、さきほど司会の方がおっしゃったように、二十歳を過ぎたばかりの、いわば未成年に近いような方が、顔を出すことについてのリスクは私どもずいぶん承知をしておりますし、ご両親ご本人にもお話をいたしました。 しかし、ご本人、ご両親とも、この会見が事実について詳らかにするだけではなくて、むしろ被害者、被害選手とそのご家族、それから関西学院大学アメリカンフットボールチームに対する謝罪の意味が強いという捉え方をしていますので、一言で言うと、顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だろうということを考えて、あえて撮影を受けることにいたしました。氏名についても、あえて秘匿するまでもないということをおっしゃってます。しかし、私どもとしては、代理人としては長い将来のある若者です。この先、どのような不測の事態があるとも限りませんし、被害が被らないとも限りません。そういうことにぜひご配慮いただいて、できればずっとアップで撮るようなことは避けていただいて、格別のご配慮をいただければと。冒頭にこれを申し上げておきたいと思います。 それで私の方からは、この会見の主旨と、この会見に至った経緯を簡単にご説明します。お手元に配布資料が配られていると思います。どちらが表かはわかりませんが、日付が入っている方に、本日の記者会見の主旨と開くに至った経緯、経過表というのが記載してございます。これに基づいてお話をさせていただきます。若干の時間をいただきます。 この会見にいま申し上げたおわかりかと思うのですが、今年の5月6日に行われた日大アメフト部と関大アメフト部との第51回定期戦において、日大チームの選手、この当該選手が行った反則行為によって、関学大のチームのクオーターバックが負傷した件について、当該選手に対して、監督コーチから、その反則行為の指示があったことを明らかにし、その具体的対応についてご説明をするのが目的の一つです。 さきほど申し上げたように、それは関係者、特に被害選手とそのご家族に対する謝罪の第一歩であるという捉え方で、この会見をあえて開かせていただきます。 これから先の呼び名ですけれども、私の方から、「本人」ないし「当該選手」と呼ばせていただきます。それから、大変失礼かとは存じますが、関西学院大学アメリカンフットボール部のことを関学アメフト部、それから日本大学アメリカンフットボールチームのことを日大アメフト部と略称することはご容赦ください。 本件に至った経緯を、その下の経過表にしたがって説明をいたします。 5月6日以降の経過を日を追って書いてございますけれども、大きな動きがあったのが、5月6日の後、5月10日でございました。5月10日に関学大アメフト部から、日大アメフト部に対して申し入れ文書が出されました。これを受けて、本人とご両親は、監督を訪ねました。実は、この時まで監督、コーチ、チームメイトと会ったのは、本件の2日後、グラウンドに行って話をしたのが最初です。■被害者に謝罪したいと伝えたが、内田監督に却下された この5月11日は、いわば監督と会う2回目でした。この時、本人とご両親は監督に対して、個人として直接謝罪をしたいと申し上げたのですが、監督からはそれは止められました。具体的な話は後で本人が申し上げます。この時、事実関係について監督からもコーチからも質問は一切ありませんでした。「なぜ、君はああいうことをやったのか」という理由の説明を求められたことは一切ありません。あえて言えば、今まで一度として、部の上の方から求められたことがありません。 5月12日、本人とコーチが関学に謝罪に参りましたけれども「申し入れ文書に対する回答がない限りは謝罪は受けられない」と言って断れています。 5月14日月曜日ですが、本人と父がOBから呼び出されて、日大のある校舎に参りました。この時、呼び出されてお話をしたのですが、その後、学生連盟の規律委員会から事情を聞きたいという申し出がありまして、そこに本人とお父さんが伺いました。ここで規律委員会には、これから本人が申し上げる事実の経過をかなり詳しくお話しています。事実経過についてお話をしたのは、この5月14日の19時以降が最初でございます。 5月15日になって、お父さんが私の所に相談にお見えになりました。私が関与したのはこの時が初めてです。お父さんがお見えになったのは、5月15日に、関学大の申し入れ書に対する日大の側の回答書が出た。これを受けて、お父さんとしては、個別にでも謝罪をしたいんだけれども、それが認められていない。それから事実について報道をみる限りは、監督・コーチからの指示があったということは否定されている。あまつさえ、本人が指示がなかったと否定しているというような報道さえありました。そういうのをご覧になって、このままでは事実が明らかにならない、本人が勝手に突っ込んでケガをさせたことになってしまうということと、謝罪そのものが認められないのは納得がいかないということで、この二つを主として早めに実現したいということで、私の所に相談にお見えになりました。■日大アメフト部の聞き取りは一度も行われていない 翌日、私は本人から薬師寺弁護士と二人で詳細な事実の聞き取りをやりました。この日、大学本部から呼び出しがあって、お父さんにはOBからの呼び出しもありましたけれども、これはいずれも断りました。大学なり部からの申し出を断ったのは、この日が初めてであり、今までにその他に断ったことはございません。 この断る作業は、私の方でやりました。そうしたところ、大学に連絡した私の所に、翌日に事情聴取に来てほしいという申し入れが大学の総務部からありました。翌日5月17日の午前中に、本人とお父さんと私とで伺って、事情聴取に応じました。これが大学側に事情聴取に応じて事実を説明した最初でございます。しかし、これは確認しましたが、「部としての聞き取りではない」ということを明確におっしゃっていました。大学と部は違う団体、組織であるということで、あくまで大学としてお聞きしたいということでした。 この聞き取りの際に、私とお父さんから、個人としてでも被害選手とそのご家族にぜひ謝罪をしたいと再度申し入れました。これは、止められても、こちらとしては、こちらの判断として行きますよということで申し上げてあります。 しかし、この5月17日の時点で、関学の方で記者会見が行われました。そこでやっぱり、あくまで監督・コーチへの謝罪を求めるという関学の意向が伝わってきました。それをお聞きしまして、なによりも監督・コーチよりも前に加害選手として、当該選手が謝罪をすべきではないかという判断をしまして、この日の夕方、関学大の窓口のあるディレクターに私の方で連絡を取って謝罪を受け入れていただきたい、あくまで大学とは別に個人として謝罪をしたいということを申し上げました。 その後、「明日にでも大丈夫ですよ」というご連絡をいただいて、翌日、本人とご両親が大阪に伺って、被害選手とそのご両親、それから後から入られたんですが、関学大チームのディレクターとお会いして、謝罪をさせていただきました。約1時間のお話だったと聞いています。■日大アメフト部が聞き取りをやらないので、会見を開いた 代理人宛に大学本部からこの日に、21日に本人から聞き取りをしたいという申し入れがありまして、お受けいたしました。5月20日、規律委員会から再度ヒアリングをしたいという申し入れがあって、私とお父さんとご本人が行って、詳しい説明をもう一度しました。そして昨日ですが、大学本部から事情聴取を受けています。この時も、あくまで部としての説明ではないと。部としての聞き取りではないということを確認いたしました。ただ、大学の聞き取りの結果は部には伝えますというふうにおっしゃっていたので、「どうぞ」と申し上げています。 この時、私の方から「部からの聞き取りがないのはおかしいのではないか」ということを申し上げました。それは5月15日付回答書、関学大に対する回答書と、報道機関に対する日大アメフト部からの文章に、いずれも指導者の指導と本人の理解との間で乖離があると書かれていながら、本人に一度も部としての確認はない。これはおかしいのではないか。 そして、報道機関宛の5月17日文書には、本人への聞き取りを含めて、24日までにそれを終えて回答を再度いたしますと書いてあるのに、21日の時点でまだ何もないと。これはおそらく、部としての聞き取りはやらないであろうという判断をいたしまして、あえてその日急きょ決めて、この会見を設けさせていただいた次第です。 以上が経過ですけれども、あくまでこの会見はご本人とご両親からの被害選手たち、関係者、被害選手のご両親と関係者、それから関学大チームに対する謝罪を前提とした事実の説明でございます。内容については、反則行為についての指示があったとういことを明確に申し上げるつもりでおります。以上で、私からの前提の説明を終わらせていただきます。―――― 2 加害選手の陳述書読み上げ ――――宮川選手の懺悔の全文は以下の通り。※日大加害選手の“懺悔”会見全文(上)より続く* * *宮川選手:まず最初に、本件によりケガをさせてしまった関西学院大学のアメリカンフットボール部のクオーターバックの選手、およびそのご家族、関西学院大学アメリカンフットボールとその関係者の皆様に対し、大きな被害と多大なるご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした(深く頭を下げる)。 試合の日までに至った経緯について、試合の3日前の5月3日から話させていただきます。 今年度の試合は本件までに、4月22日、4月29日の2回行われています。そのいずれについても、私はスターティングメンバーで出場しました。5月3日の実戦形式の練習でプレーが悪かったということでコーチから練習を外されました。これまで同じことはありませんでしたが、この頃は監督・コーチから「やる気がたりない」「闘志がたりない」という指摘を受けるようになっていたので、このプレーをきっかけに外されたのだと思います。 そのあと、全体のハドルの中で監督から「宮川なんかはやる気があるのかないのかわからないので、そういうヤツは試合に出さない。辞めていい」。井上コーチからは「お前が変わらない限り、練習にも試合にも出さない」と言われました。■内田監督から「日本代表に行っちゃダメだ」と言われた 5月4日、練習前に監督から「日本代表に行っちゃダメだよ」と、当時選抜されていた今年6月に中国で開催される第3回アメリカンフットボール大学世界選手権大会の日本代表を辞退するように言われました。監督に理由を確認することはとてもできず、「わかりました」と答えました。この日は、今年度はじめて全体で行われたディフェンシンギーの日でした。未経験の1年生がいたので、副キャプテンがタックルをして、私が受ける形をメニューをやって見せるために、私がダミーを持ちました。するとコーチから「なぜ最初にダミーを持つんだ」と言われて、グラウンド10周を走らされました。 その日の実践練習は、練習前に井上コーチに確認したところ、「宮川は出さない」と言われて外されました。5月5日、この日も実践練習を外されていました。練習を井上コーチから「監督にお前をどうしたら試合に出せるかを聞いたら、相手のクォーターバックを1プレー目でつぶせば出してやると言われた。『クォーターバックを潰しにいくんで、僕を使ってください』と監督に言いにいけ」と言われました。 続けて井上コーチから、「相手のクォーターバックとは知り合いなのか」「関学との定期戦がなくなってもいいだろう」「相手のクォーターバックがケガをして、秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう。これは本当にやらなくてはいけないぞ」と念をおされ、髪型を坊主にしてこいと指示されました。 ポジションの先輩から、井上コーチに宮川に「アラインはどこでもいいから、1プレー目からクォーターバックを潰せと言っておけ」と言われた旨を告げられました。相手を潰すくらいの強い気持ちでやってこいという意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと思い、追い詰められて悩みました。 5月6日、いろいろ悩みましたが、これからの大学でのフットボールでここでやらなければ後がないと思って試合会場に向かいました。試合のメンバー表に、私の名前はありませんでした。■コーチとの会話は同じポジションの選手も聞いている その後の試合前のポジション練習時に、井上コーチに確認したところ、「今行って来い」と言われたので、私は監督に対して直接「相手のクオーターバックを潰しにいくので使ってください」と伝えました。監督からは「やらなきゃ意味ないよ」と言われました。戻った私は井上コーチに監督と話をしたこと、監督から「やらなきゃ意味ないよ」と言われたことを伝え、さらに井上コーチに対して、「リードをしないでクオーターバックに突っ込みますよ」と確認しました。井上コーチからは「思いっきり行ってこい」と言われました。このことは同じポジションの人間は聞いていたと思います。 その後、試合前の整列の時に井上コーチが近づいてきて「『できませんでした』じゃすまされないぞ。わかってるな」と念を押されました。本件直後は何も考えられない状態でした。そのため、相手のクォーターバックがケガをして代わったことにも気づいていませんでした。ふだんの試合でこんなことはありえません。本件で問題になっている1プレー目の反則行為の後、2プレー目が終わり、コーチに呼ばれてサイドラインに戻った時に「井上コーチからキャリアに行け」と言われましたが、さんざんクォーターバックを潰せと指示されていたので、井上コーチの発言の意味が理解できず、再びパスをしてボールを持っていない状態の相手チームのクォーターバックにタックルをして倒し、2回目の反則を取られました。 3回目の反則は、相手に引っ張られて尻もちをついたあと、相手のオフェンスの方に行こうとした際に、正面から向かってきた相手選手を突いた行為に対して取られました。この反則は、「相手がつかんできてもおとなしすぎる」などとコーチから指摘されていましたし、「やる気がない」として外されていたので、向かってきた相手選手にやられっぱなしにできないと思って、意識的に行った行為でした。 退場になり、テントに戻った後、事の重大さに気づき、泣いていたところ、井上コーチから見られていました。試合後、スタメンと4年生が集められたハドルの時に、監督から「コイツのは自分がやらせた。コイツが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない」という話がありました。■コーチから言われた「優しすぎるところがダメなんだ」 その後、着替えて全員が集まるハドルでも、監督から「周りに聞かれたら、俺がやらせたんだと言え」という話がありました。井上コーチから、私が退場になった後、DLの上級生リーダーが、私に相手クォーターバックにケガをさせる役割をさせたことをすまなく思って、自分にもやらせてほしいと申し出たという話を紹介して、その上級生は「自分にもやらせてくれ言ったぞ。お前にそれは言えるのか。お前のそういうところが足りないと言っているんだ」と言われ、退場後に泣いていたことについても「優しすぎるところがダメなんだ。相手に悪いと思ったんやろ」と責められました。 5月8日、井上コーチから午後5時ごろにグラウンドに呼び出されました。私がグラウンドのクラブハウスで待っていると先輩が来て、私の様子を心配してくれました。先輩に「もうアメフトはできない」と伝えると、先輩は「そうだよな」と応じてくれました。 その後、学生のスタッフが来て、監督が待っているコーチ部屋に行くように言われました。当初コーチ部屋は監督一人でした。私と監督が話し始めると、遅れて井上コーチと鈴木コーチが来て、監督との話を聞いていました。私が監督に対し、「もうフットボールはできない」と言うと、監督は「お前の罰はあの時、退場になってお前の処罰は終わっているんだからいい。世間は監督を叩きたいだけでお前じゃない。気にするな」と言われました。その後、監督は練習に出ていったので、井上コーチと鈴木コーチの3人で話をしました。 当然、二人のコーチからは事実関係の確認はなく、「お前が辞める必要はないだろう。向こうとの試合がなくなろうと別にいいだろう」という話をして、退部を申し出た私を引き留めようとしました。しかし、私としてはこんなプレーをしてアメフトを続けることはとても考えられませんでした。 5月9日、森ヘッドコーチから三軒茶屋のキャンパスに呼び出されて「辞めるべきじゃない。フットボールで返していくしかない。監督が厳しく言ったことを、そのままお前に伝えたコーチに責任がある」と言われました。■[被害者への謝罪したいと伝えたら、内田監督が「今はやめてほしい」 5月11日、前日の謝罪文公表を受けて、こちらから井上コーチに連絡をして、本部にある監督の部屋で、監督と井上コーチ、私と両親で面会しました。父から、個人的にでも「相手方選手と家族に謝りに行きたい」と申し入れたところ、監督からは「今はやめてほしい」と言われました。 父から、監督・コーチから選手に対して対戦校のクオーターバックにケガを負わせろと指示を出し、選手はそれに従っただけである旨の公表を求め、そのメモを先方に渡しましたが、公表できないと断られました。面会の後、井上コーチから父に連絡があり、理由の説明もなく「関学アメフト部の監督に謝りに行く」と言われました。父がアポイントを取ってほしい旨を求め、アポイントを取ろうとしたようですが「先方から断れた」と連絡がありました。しかし、夜中に再度井上コーチから父に連絡があり、「謝りに行く。息子さんを行かせてください」と言われて、関西学院大学に行くことになりました。 5月12日、謝罪のために私と井上コーチと関西学院大学を訪れましたが、再度先方から面会を断られたため、関学アメフト部の監督にお会いすることはできませんでした。 5月14日、井上コーチから父に連絡があり「三軒茶屋のキャンパスに来てほしい」と呼び出され、父と二人で訪問しました。その日はその後、私と父が関東学生アメリカンフットボール連盟の技術委員会で聞き取り調査をうけました。 5月16日、私は日本大学本部の体育局にチームの幹部とともに呼ばれましたが、先方はどう出てくるかわからない不安が強く、体調もよくなかったため、私は行きませんでした。 5月18日に、私と父で関学アメフト部クォーターバックの選手およびご両親を訪問し、直接謝罪の意を伝えました。 最後に、本件はたとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身が「やらない」という判断ができずに、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因であり、その結果、相手選手に卑劣な行為でケガを負わせてしまったことについて、退場になった後から今まで思い悩み、反省してきました。そして、真実を明らかにすることが償いの第一歩だとして、決意して、この陳述書を書きました。相手選手、そのご家族、関西学院大学アメリカンフットボール部はもちろん、私の行為によって大きなご迷惑をおかけした関係者のみなさまにあらためて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。 ―――― 3 記者団との質疑応答 ――――宮川選手と記者団との一問一答は次の通り。※日大加害選手の“懺悔”会見全文(中)より続く――ご自身にとって内田監督、コーチの存在とはどういうものでしょうか? 今回の一件を通して、その見え方に変化はあったでしょうか? 今、監督やコーチに伝えたいことはありますでしょうか?宮川:先ほども話した通り、いくら監督、コーチからの指示があったとはいえ、僕がやってしまったことについては変わらないと思って、とても反省しています。なので、監督、コーチに対して、僕がどうこう言うことではないのかなと思っています。――ご自身の部内でのあり方についての監督の存在とはどういうものだったか、教えてください。宮川:(15秒ほど考え込んでから)「日本代表に行くな」と言われたときもそうですし、「なぜですか」と意見を言えるような関係ではなかったと思います。――今、伝えたいことはありますか?宮川:僕の方から伝えることはないです。――去年の甲子園ボウルではすばらしい活躍を見せてくれたあなたが、こういうことにならなければならなかった。どこで自分としては判断を誤ってしまったんだろうと思われますか?宮川:この試合があった週、1週間を通してですけども、監督、コーチ陣からのプレッシャーがあったにしろ、そのプレーに及ぶ前に、自分で正常な判断をするべきだったと思っています。――関学のQBの選手は、謝罪は受け入れてくれたんですか?宮川:僕の謝罪をうなずく形で聞いていただきました。――これまでチーム内でこういったケースはあったんでしょうか? 先輩なども、こういったことをさせられてきたんでしょうか宮川:いえ、僕では把握してないです。――試合直後、涙を流されたということですが、つまりその直後からもう「大変なことをやってしまった」という思いがあったということでしょうか?宮川:はい。その直後からありました。――明らかな反則行為なわけですけども、直後から悔悟の念がよぎるその行動を、なぜしてしまったのか? 監督の指示がご自身のスポーツマンシップを上回ってしまった、その理由は何でしょう?宮川:監督、コーチからの指示に、自分で判断できなかったという、自分の弱さだと思っています。――今、強い言葉で、「弱さ」とおっしゃいましたけども、逆に言えば、監督、コーチがそれだけご自身にとって怖い存在であったということですか?宮川:(間髪入れずに)はい。――監督、コーチからの指示は、「つぶせ」という内容だったんでしょうか? それ一つでしょうか?宮川:コーチから伝えられた言葉は、「つぶせ」という言葉だったと思うんですが、上級生の先輩を通じて「アラインのどこでもいいから、つぶしてこい」とは、「秋も関西学院との試合出てるので、そのラインのQBがけがをしていたら、こっちも得だろう」という言葉もあり、けがをさせるという意味で言っているんだと、僕は認識していました。――「QBがけがをすれば、秋の試合に出られなくなるので、こちらの得だろう」と。宮川:はい。――その言葉を聞いて、ご自身は「つぶせ」の意味を、「けがをさせる」というふうにとらえたということでよろしいんでしょうか?宮川:そうです。――そこは日大側がいう、いわゆる「指導の受け取った側の乖離」、これは一切ないというふうに、ご自身はお考えでしょうか?宮川:はい。自分としてはそういう意味で言われてる以外にはとらえられなかったので、「やるしかない」と。――もし、これを拒否していたら、どうなっていたとお考えでしょうか? やってしまってもこのようにフットボールをできなくなった可能性も高いし、やらなかったらやらなかったで、やはりまたフットボールができなくなる現状が起きていたんでしょうか? いかがでしょうか?宮川:この週、試合前、まず練習に入れてもらえなかったっていうのもありますし……どうなっていたかははっきりはわからないです。けども……今後ずっと練習に出られない、そういう状況にはなりたくなかった、という気持ちです。――ご自身にとって、アメリカンフットボールというのはどのような存在なんでしょうか?宮川:私自身、高校の頃からアメリカンフットボールを始めたんですけども、コンタクトスポーツを初めてやるということもあって、とても楽しいスポーツだなと思い、熱中していました。ただ、大学に入って、厳しい環境といいますか、そういうもので徐々に気持ちが変わっていってしまったのもあります。――気持ちはどのように変わっていったんですか?宮川:好きだったフットボールが、あまり好きではなくなってしまった、というのがあります。――それはどうしてでしょうか?宮川:厳しい環境に身を置くことになってしまったので、何が原因かはわからないですけど、徐々に気持ちが好きではなくなってしまったのかな、と思っています。――今後、自分ではどのように過ごしていくことが望ましいと考えていらっしゃいますか?宮川:もちろん、アメリカンフットボールを今後、僕が続けてという権利はないと思ってますし、この先アメリカンフットボールをやるつもりもありません。なので今のところ、何をしていくべきなのかもわからない状況です――内田監督の会見はご覧になりましたか?宮川:あまりちゃんとは見れてないです。――少しはご覧になりましたか?宮川:はい。――どんな印象を受けられましたか?宮川:それに関しては、僕がどうこう言うことではないと思っています。――日本代表の発言があったときに「行くな」と言われて、何も答えられなかった、「はい」としか言えなかった。日頃から監督に対しては、そういった指示に対しては、否定をできないという空気だったんでしょうか?宮川:そうですね。基本的に監督と直接お話する機会はあまりないんですけど……意見を言えるような関係ではなかったですね。――「厳しい」という言葉が部内でありましたけども、厳しい中に「理不尽」ということも多々ありましたか?宮川:理不尽といえば理不尽な部分もあったかもしれないですけど、練習のキツさもすべて含めて、去年の結果も出たと思ってるので、理不尽なこともありながらも練習していました。――ご自身にとって、監督、コーチ、信頼はありましたか?宮川:(15秒ほど沈黙してから)井上コーチに関しては、高校2年生の時から監督をやっていただいていたので、その頃から信頼はしていたかもしれないです。――内田監督については?宮川:内田監督については、そもそもお話する機会が本当にないので、信頼関係といえるものはわからないです。――監督やコーチから理不尽な指示があってこういう形になった後に、たとえば同僚とか先輩とか周りの人たちから「いや、お前は悪くないんじゃないか。監督、コーチの責任じゃないか」という声は挙がらなかったんでしょうか?宮川:挙がっていたと思います。――それを聞いて、ご本人はどういうふうに感じていらっしゃいますか?宮川:いや、まず、そもそも指示があったにしろ、やってしまったのは私なわけで……。人のせいにするわけではなく、やってしまった事実がある以上、私が反省すべき点だと思っています。――もうアメリカンフットボールやらないということでしたけども、今後の調査でいろいろ明らかになって、関学側とか被害者の方々も許して「もう一度アメリカンフットボールやってくれ」と言われたら、やった方がいいんじゃないんですか?宮川:今はそのようなことは考えられないです。――将来的にはどうですか? もう一度、仲間と一緒にアメリカンフットボールやりたいという気持ちはないんですか?宮川:今のところはないです。――当日まさに試合の時、整列の時にコーチから「できませんでした、じゃすまされないぞ。わかってるな」と、声をかけられたということですか?宮川:はい。――これはコーチからの「念押し」ととらえてよろしいんでしょうか?宮川:はい。そうだと思います。――そのコーチは、いつもそういうことを言ってくるような人物なんでしょうか?宮川:うーん……このような状況がめったにあることではないので、それはわからないです。――ただ、この声を他にも聞いている選手はいた?宮川:うーん……整列をしている時なので、隣の選手に聞こえていたかもしれないですけど、はっきり聞こえていたかどうかはわからないです。――口止めなどの行為を感じられたことは?宮川:口止めというのはないです。――この会見自体は、たとえば日大側の本部、運動部、監督、コーチ、どこまで今知りえて、把握されているのでしょうか?西畠弁護士:それは私の方から。昨日、事情聴取を大学本部の方で受けた時に、「きわめて近い将来に、事実についてお話をする機会を設けさせていただくつもりでおります」ということは申し上げました。その時点ではまだ会場は決まってなかったですが、昨日の夜の時点で公表いたしましたので、それについては当然ご存じのはずだと考えております。それから、大学側窓口になっていただいている事務方の方には、会見をひらくということは明確に伝わっています。――今後、自身が監督やコーチと会う機会は設けられているんでしょうか? その予定はありますか?西畠弁護士:それは私の方からお答えした方がよろしいでしょうか。実は昨日、大学総務部でお話しした後に、代理人の弁護士さんとおっしゃる方から接触がありました。それは先ほど申し上げた通りでございます。その時に「事情を聴きたい」というふうにおっしゃったら、「あくまで部から頼まれた代理人として聞きたい」ということでしたので、接触があったのはそれだけ。ですから、監督とかコーチから「何かを聞きたい」「事実について聞きたい」あるいは「なぜそんなことをしたのかをきちんと聞きたい」という話し合い、今までただの一度もありません。――ご自身の退部届は出して、まだそれは受理されてない? どういう状況になっているんですか?宮川:退部届というのがあるのかわからないんですけど、退部の意思はお伝えしました。――新監督も含めて、新たなチーム、メンバーに対して、何か一言あればお願いできますか。宮川:それは僕の方から言うことではないと思っています。――まだお若くて、これから先の人生も長いと思うのですが、今回の件で一番ご自身として勉強になったことは?宮川:少し考えれば、自分がやったことは間違ってるというのを前もって判断できたと思うので、そういうふうに自分の意識を強く持つことが、今後重要だと思いました。――先ほど「弱さ」とおっしゃいましたけども、あらためて今振り返って、あの時あなたに違反行為をしないという選択肢はありましたか?宮川:あの時の自分は、そういうことは考えられなかったです。――それはどうしてでしょうか?宮川:3日前……というかその1週間で追い詰められていたので、やらない選択肢はない状態になっていました。――ご自身で「指示があったとしても従わなければよかった。私の責任です」とはおっしゃいますが、ただ、追い詰められた状況で、あの指示が出された。非常に酷な状況だとは思います。そういった「指導」というもののあり方について、今後アメフトをやられる後輩たちもいます。そういった状況、環境、そして指導については、どのように考えますでしょうか?宮川:指導については僕が言う立場ではないので、僕と同じようなことが起きないことを願っています。――ただ、今日会見に臨んでくださるような、そんな強い意志を持たれている方が断れない状況になっているということは、これはまた繰り返されてしまう可能性もあるという意味もあって。ここで伝えておかなければならないメッセージというのもお持ちかと思うのですが、そういった点いかがでしょうか。宮川:自分の意思に反するようなことは、フットボールにかかわらず、すべてにおいて、するべきじゃないと思います。――指導する側に求めるものもあると思いますが、いかがでしょうか?宮川:指導する側……先ほどから言ってる通り、僕がどうこう言うことではないと思っています。――試合当日5月6日、どういう形であれ、あなたはグラウンドに立ったわけですが、最初に反則をしたプレーで、審判の笛は聞こえていましたか? 審判の吹いた笛の音は、耳に入っていましたか?宮川:投げ終わったということは、気づいていました。――プレーが終わったということは認識していた?宮川:はい。――あの危険なプレー、1プレー目が終わった直後の気持ちを、振り返ってください。どんな気持ちだったでしょうか?宮川:何かを考えられるような状況ではなかったです。――交代の後、テントの中で涙していたあの時、「優しすぎるからだめなんだ」と言われて、言われた言葉どのように受け止めましたか?宮川:(約25秒間、考え込んだ末に)すみません、考えられないです。――ご本人がこうやってきちんと説明している中で、いまだに内田監督、それから日本大学がきちんと真実について説明していない。そういう態度について、どういうふうに感じていらっしゃいますか?宮川:自分がやってしまったことなので、監督、コーチ陣をどうこう言うことじゃないですけど……。償いの一歩として、「真実を話さないといけないのではないかな」と思って、ここにいます。――その意味で言うと、内田監督や日本大学は、関学や被害者の選手に対して、誠意ある謝罪をしようという気持ちは感じられないですか?宮川:僕の方から言うことではないと思います。――今回井上コーチからあった「1プレー目でQBをつぶせ」という指示なんですけど、日大アメフト部では通常そういう具体的な指示はあるものなんですか? それとも今回は特別具体的にあなたに指示があったのか、どちらでしょうか?宮川:特別、ですね。――去年も甲子園ボウルでも活躍されてますけども、5月3日以降から突然プレッシャーが強くなったのか、それとも入学した時からそういうプレッシャーはあったのか、どちらですか?宮川:突然ですね。――その理由についてはどう思われますか?宮川:「やる気が感じられない」「闘志を感じられない」と監督、コーチから言われていたので、そういう理由だと思います。――本人が感じる「やる気がないように見える」要因はあったのか?宮川:それはわからないです、自分では。――内田監督は、具体的な指示をすべてコーチを通じて選手にするものですか?宮川:その場合が多いです。――今回のケースも、そもそもの指示は内田監督からの指示だと認識していいですか?宮川:僕はそう認識していました。――今回監督が辞任しました。ご自身から見て、今後、日大アメフト部にとって、監督が辞任するということは、チームのためによくなっていくことととらえていますか? それとも残った方がよかったととらえていますか?宮川:僕がここに今日来たのは謝罪をするためであって。真実を話すために来たので、今後のチームとか、そういうことは僕の口から言うことじゃないと思っています。――実際指示があったにもかかわらず、これだけの期間、「自分の指示でやった」とかばってくれなかった監督に対して、裏切られたような気持ちはないでしょうか?宮川:最初から、両親と監督と面会した時に、「指示があったことは出してほしい」ということは伝えていたので、出してほしいという気持ちはありました。――昨日、被害者の父親が被害届を提出したという話がありました。選手個人に被害届が出されて、大阪府警が受理をしたことに関しては、どのようにお感じになりますか?宮川:被害届を出されても仕方がないぐらい、向こうの選手のご家族からしたら、それは当然だと思っています。*****************最後に、代理人が宮川さんのご両親の思いを代弁した。「どうか皆様には、将来に向かって歩もうとしている本人の今後を、静かに見守って下さるよう、心からお願い申し上げます」(本誌・緒方麦) ーーー 追加記事 ーーー「QBをつぶせ」は「思い切って当たれ。試合前によく使う言葉」日大広報部がコメント デイリースポーツ/神戸新聞社 2018/05/22 20:36 大学アメリカンフットボールで、関学大との定期戦で悪質な反則タックルを仕掛けた日大の当該選手・宮川泰介(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いたことを受け、日本大学広報部が「アメリカンフットボール部・宮川選手の会見について」と題したコメントを報道各社にファクスした。 全文は以下のとおり。 本日、本学アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が、関西学院大学フットボール部との定期戦でルール違反のタックルをし、相手選手にけがを負わせた件につきまして、心境を吐露する会見を行いました。厳しい状況にありながら、あえて会見を行われた気持ちを察するに、心痛む思いです。本学といたしまして、大変申し訳なく思います。 会見全体において、監督が違反プレーを指示したという発言はありませんでしたが、コーチから「1プレー目で(相手の)QBをつぶせ」という言葉があったということは事実です。ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で、「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味です。誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います。 また、宮川選手が会見で話されたとおり、本人と監督は話す機会がほとんどない状況でありました。宮川選手と監督・コーチとのコミュニケーションが不足してたことにつきましては、反省いたしております。(日本大学広報部)
2018.05.23
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ーーー 記事 ーーー関学大QBが被害届、父親はアメフット経験者 当初はためらいも説明なく方向転換か特集:アメフット. アメリカンフットボールの日大の選手が危険すぎるタックルで関学大のQBを負傷させた問題で、被害選手の父親が21日、警察に被害届を提出したことを明らかにした。父親が同日夜、大阪市内で初めて記者会見して経緯を説明する。 日大の内田正人監督は19日、兵庫県西宮市内で負傷した選手や保護者らに謝罪した後、一連の問題の責任は自身にあるとして辞任を表明したが、ラフプレーを自ら指示したかなどについては明らかにしなかった。 父親は当初、関学大を通じて取材を断っていたが20日、関学大を通じて談話を公表。「日大選手がどうしてあのようなプレーをしたのかの説明がなかったし、指示があったのかも話されなかったので釈然としない」としていた。 関係者によると、被害者の父親は大阪府下の名門高校に在籍したアメフットの経験者。警察には相談したものの、事件直後はけがをした選手と同じフットボール選手を告発することにためらいを感じていたという。
2018.05.22
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ーーー 記事 ーーー監督、試合前に「QBにけが」指示 日大アメフト部、廃部必至 “殺人タックル”で刑事事件化も2018/05/16 17:05 悪質過ぎるタックルが、アメリカンフットボール名門校の歴史を破壊した。今月6日に行われた関学大と日大の定期戦で、日大の選手が、パスを投げ終え、無防備な状態の関学大のクオーターバック(QB)に後ろから激しくタックルし、けがを負わせた問題が波紋を広げている。傷害事件として刑事事件化する可能性も浮上、識者は「永久追放や廃部も当然」と指弾した。 タックルを受けたQBは全治3週間の診断を受けた。QBの右脚にはしびれも出ているという。 スポーツ庁の鈴木大地長官は14日の記者会見で「危険な行為で、普通ならレッドカードに値するプレーではないか。なぜああいうプレーが起きたのか考える必要がある」とし、関東学生アメリカンフットボール連盟に事実確認することを明らかにした。 他校は日大との試合を拒否。春季オープン戦で予定されていた5月20日の法政大戦、6月9日の東京大戦、10日の立教大戦が中止となった。 危険なタックルをめぐっては、日大の内田正人監督が試合前のミーティングで「最初のプレーで相手のQBにけがをさせる。何か言われたら『監督の指示』と言っていい」と話していたと報じられた。内田監督は試合後、「選手も必死。あれくらいやらないと勝てない」とコメントしており、アメフト関係者からは、タックルを選手個人の暴走と捉えることに疑問の声も出ている。 「本番の秋の試合が控えているのに、なぜこんなにメリットのないプレーをしたのか。理解できない」と戸惑いを見せるのは、日大OBでアメフト部との関わりも深い男性。「関学大選手らへのタックルは、選手個人としても、監督の指示としてもあり得ない悪質なプレー」と指摘し、「相手の悪質なプレーで選手が負傷する可能性があるのだから、試合中止を求める大学が相次ぐのも当然だ」と話した。 「今の日大アメフト部は、相手校に対してのリスペクトが欠けている」ともOB男性は指摘する。日大は、昨年12月にアメフトの全日本大学選手権決勝である第72回甲子園ボウルで関学大に勝利し、27年ぶり21度目の優勝を果たしていた。 「優勝を受けて天狗(てんぐ)になっていたのかもしれない」とOB男性は話す。 高橋裕樹弁護士によると、「スポーツのルールにのっとってプレーしていれば、『正当業務行為』であり違法性はない。ただ、もしルールを明らかに超えていると判断できるのであれば、暴行・傷害罪になる」と指摘。「もしも監督が選手に明らかな加害行為の指示を出しているなら、共謀共同正犯で暴行・傷害罪の共犯者、むしろ首謀者になる。一般にスポーツの中での立件は可能性は高くないが、刑法犯として処罰される可能性はある」と話した。 2012年には、フットサルの試合で相手チームの男子大学生を転倒させ、審判からレッドカードを出された直後、大学生の首を蹴り上げたとして、傷害容疑で元日本代表の男が奈良県警に現行犯逮捕された例もある。27年ぶりの栄冠を手に新時代を築こうとした日大だが、最悪の形で歴史に幕を閉じるしかないのか。 ■スポーツ評論家の玉木正之氏の話 監督指示なら「永久追放になって当然」 「今回の事案は明白な暴力行為であり、被害にあった選手へのケガの謝罪だけではダメだ。どのように原因を究明するのか、日大の判断が待たれる。もしも監督が選手に対し、暴力を助長するような指示を出していたとするなら、永久追放になって当然だ。日大アメフト部の廃部もあり得る。日大自らがどれだけ重い処分を科せるかが今後の課題となる。このような行為があるのは、スポーツのレベルが低いことを露呈しており、大学スポーツそのものを見直すことも必要だ」 ーーー 私の意見 ーーー私の高校のアメフト部、実際には、高校では、タッチフットだったんだが昔の話だが強豪校だったことがあってそれもあって私は、昔から、アメフトにはなじんできた高校時代、ナイターの甲子園ボウルを見に行ったりもした今も、米国のNFLは、テレビ観戦をよくする私のみた所、この「事件」はこの事件の要諦であるさ「殺人タックル」あれはもう、完全に、QBに怪我をさせようという「チーム・オーダー」で成されたプレイであるラグビーは英国スポーツの特徴である「選手の自主性」によるスポーツで選手達自身の自主判断で進められるしかし、アメフトは、軍隊的なトップダウンの指揮命令系統で総ての細かいプレーが組み立てられ決められ、選手はそのための歯車として動くその中でも、QBというのは、アメフトに於いてヘッドコーチ達からの指令を受ける司令塔であり、パッサーであり他のスポーツで例えればバスケットボールのポイントガードのような・・・しかし、さらに次元が違う最重要なポジション軍艦であれば、艦長がいて操舵手もいる艦橋のようなものその艦橋を爆撃された軍艦は運行不能になるのと同じようにそのチームも、動きがとれなくなる日大、内田監督は、あの試合で、相手の関学のQBを「負傷させる」「最も汚く激しい反則行為」を特攻機の使命を負わされた選手に命じ、しかも、その他もコーチも「必ずやれ!」と選手に迫っている(傍証)これはもう、明々白々な、日大アメフト部の組織的な犯罪行為である ーーーーアメフトの試合は、まず、攻撃陣の先頭の列の選手が、すぐ背後にいるQBにボールをスナップすることで、プレーが始まる試合はすべてこのあとのQBのプレーからの展開次第QBがボールをどう動かすか、を判断するのであるQBは、その時1 前方にロングパス ーワイドレシーバーなどへ2 周辺に近距離パス ータイトエンドなどへ3 後方から突進して敵陣突破をはかる選手に手渡す ーランニングバックやフルバックに4 自分自身でボールを持って走る ースクランブルおおよそこの4種の選択肢でプレーを発進させるこういうオプションを持ち、決断する相手チームは、相手チームの攻撃の総ての起点であるQBを捕獲すべくラッシュするQBを捕獲、少なくとも自由にさせなければ、相手チームの攻撃は失敗するのだからこのスナップを受けたQBが瞬時にプレーするそれを阻止すべく守備側のチームがQBめがけてラッシュする行歴側の選手は、その守備側のラッシュを阻止し、壁を作ってQBを守る(ポケットを作る)QBは、弾丸のようにラッシュしてくる守備側の選手達をかいくぐって1 2 3 パスするあるいは4 ボールを自寸自身持ちながら敵陣に向かってランニングするこの、わずか、一、二秒間が、アメフトの総てが凝縮された時間なのであるQBが首尾良くパスを投げ終えたら、みなの注目は、もうすでにQBには無い今度は、ボールの行方に向かって全員がラッシュである肉弾戦の中心は、瞬時にして前方に移動するから、ボールを投げ終えたQBは、瞬間的にはお役御免になり後方に置き去り状態になるあの事件が起こった瞬間は、まさに、この瞬間なのであるもちろん、ボールを投げようとするQBは、激しいラッシュ・タックルを受けるがそれは、QBがボールを保持しているからであるアメフトの原則は、ボールを持っていない選手に対して攻撃は許されないのだから、ボールを投げ終えたQBは、もはや攻撃を受けないのだから、タックルする予想もせず、身構えもせず、受け身の用意もしていないつまり、QBが、1,2,3,においてパスをし終わったら、QBは、相手のラッシュからルールによって守られるパスし終えたQBにタックルをすることは許されないわずか数秒分の一の遅れで、勢い余って、そういう行為をしてしまった場合でも、「レイト・タックル=遅いタックル」という厳罰を受ける罰として15ヤード後退させられるアメフトは敵陣へ前進する陣取りゲームだから、これは極めて大きなハンディである今回の日大のラインバッカーはQBがパスを終えて、全員がそのボールに集まっている状況の中でただひとり、そのボールには見向きもせずパスを終えて後方で脱力状態のQB向かってまっしぐらダンプロラック並みの衝撃を与えている死の危険性がある犯罪行為である ーーーーテレビでも言われていることだが大学スポーツは大学のブランド力に大きく貢献する今回の事件で、日大は、ブランドに致命的な毀損を受けたと思う
2018.05.18
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ーーー スポーツ記事 ーーー卓球専門家に聞く!ペンホルダーを見なくなった3つの理由2018年05月01日 06:00尾藤 克之今世界卓球が連日テレビ中継されている現在は、男女ともに団体戦の途中私は、女子、平野美宇のファン彼女、この大会で「ハリケーン」と言われて世界を席巻したスピードが、さらに増している失点は多いのだが(笑)見ていて魅力のある選手だ日本は、キャプテン石川佳純さらに、平野・伊藤・早田の高三トリオさらにさらに、最年少の長崎出来れば今年、優勝して欲しいが中国も主力が中年そのうちに制覇できると思ういま卓球がアツい!昨年、テレビ東京が放映した「世界卓球」が火をつけたとも言われている。事実、G帯週間平均8.6%を記録し開局初の民放3位に躍進したのもこの時期。それ以降、ブームがじわりと浸透し、2020年東京五輪での期待も高まっている。しかし、卓球の番組を見ているときにあることに気がついてしまった。昔はペンホルダーが一般的だったが、世界レベルの大会では、ペンホルダーの選手を見かけることはまずない。今回は、卓球ビジネス専門家として活動する、永長佳明さんにペンホルダーを見なくなった理由について伺った。現在、「卓球便.NET」の運営、卓球スタジオ経営をおこなっている。本記事の画像は永長さん本人。本記事用に送ってもらったが、卓球をプレイする際にはラフな服装が理想とのこと。まれにスーツ姿の会社員もいるらしいが。ペンホルダーが廃れた3つの理由「近年、卓球選手をお茶の間で観る機会が増えていますがいつの間にか見かけなくなった理由があるのです。ラケットをペンで持つように握る“ペンホルダー”の選手。現代卓球はシェークハンドが主流ですが、ペンホルダーが卓球界の中心だった時代もあるのです。そんなペンホルダーを見かけなくなった理由をお教えしましょう。」(永長さん)「その理由は3つあると思います。1つ目の理由が『ラリーが続くようになったこと』。一昔前の卓球のプレーは、打ち合いが続くシーンが少なく、観ている観客からはとても退屈なものでした。これを払拭するため多くのルール変更が行われてきました。」(同)それはどのようなルール変更だろうか。永長さんによれば、ボールの直径が38mmから40mmに変わり、少し大きくなったことで回転とスピードが減少した点にある。また、ボールの素材がセルロイドからプラスチックへと変更された。「素材の変更によって、ボールとラバーの摩擦が弱まり、回転量を落とすことでラリーが続くようになりました。次に、2つ目の理由です。ラリーが続くようになったことで、ペンホルダーの弱点が浮き彫りになりました。ペンホルダーの選手はバックハンドの攻撃で強い回転をかけられない弱点があります。」(永長さん)「シェークハンドが主流になってくるにつれてバックハンドの技術は向上し、ペンホルダーの選手はバックハンドで引けを取る場面が増えてしまいました。このことがペンホルダーを見かけなくなった最大の要因といっても過言ではないでしょうか。」(同)そして、3つ目の理由になる。これがチキータの登場だ。これは、裏面打法ともいわれる。ペンホルダーラケットの裏面にもラバーを貼り、反転させることなく裏面側のラバーで打球をする打法のこと。ペンホルダーラケットの裏面を利用することで従来のペンホルダーでは難しかったバックハンドによる打球よりも強い返球を行うことが可能になった。「ペンホルダーの弱点となっていたバックハンドが、チキータによって技術的な発展を遂げてきました。ブロックやフリックなど、シェークハンドのバックハンド打法と比較してもまったく見劣りしない技術として用いられるようになったのです。」(永長さん)ではまとめてみよう。永長さんによれば、ペンホルダーが廃れた理由は以下の3つに集約される。(1)ラリーが続くようになったこと、(2)ペンホルダーの弱点が浮き彫りになったこと、(3)チキータの登場。しかし、これはあくまでもトップ選手に見られる傾向であり、一般のプレーヤー層ではペンホルダーで活躍する選手は大勢いる。卓球ブームはどこに向かうのか実はいま、都市部を中心に多くの“卓球スクール”が出店されている。老若男女誰でもプレーできる特徴を持つ卓球。笹川スポーツ財団の調査によれば競技人口は本格的なプレーヤーからレジャー層まで含めると約900万人ともいわれている。4月29日から、2018世界卓球選手権スウェーデン大会が開催される。永長さんは、「卓球はここ数年で知名度と人気が上がり、テレビでもよく見るようになりました。一昔前は、卓球と言えばダサい・暗い・地味といったネガティブ要素がありましたが、今ではそんなイメージも払拭されてきたように思います」と目を細める。また、経験者はもちろん、温泉卓球しかやったことの無い人から全くの未経験者でも、新たな趣味として始める人が増加しているという。「いまの人気が継続すれば、10年後にはテニススクールよりも、卓球スクールがポピュラーになっていても不思議ではありません」と、永長さんは力説する。私の知人の会社では倉庫を改装し卓球台を置いて従業員に開放している。「気持ちよく汗をかける」「スマッシュの打球音が爽快」。GWの予定が決まっていないあなた!卓球にチャレンジする機会が到来した。1ゲームいかがだろうか?スマッシュの音が病みつきになるかもしれない。また、2018世界卓球選手権スウェーデン大会の応援もお忘れなく!尾藤克之コラムニスト
2018.05.02
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ーーー 記事 ーーー○ 大谷翔平が最速“インストール”したプホルス先生の「ヒールダウン打法」。 Number Web 鷲田康2018/04/13 11:45日本人選手の多くが悩んだメジャーリーグへの適応。この短期間での大谷の尋常ならざる急成長ぶりには理由があった。日本人選手の多くが悩んだメジャーリーグへの適応。この短期間での大谷の尋常ならざる急成長ぶりには理由があった。 翔タイムが続いている。 開幕から約2週間、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手のメジャーデビューを追ってオークランドからアナハイムと米国を旅してきた。 半信半疑だった現地のメディア、関係者も、打者としていきなり3連発した直後に、今度は投手として7回途中まで“完全未遂”のピッチングを見せられては、もはや二刀流を認めざるをえないのは言うまでもない。手のひらを返したように、大谷賛歌が現地を賑わせていることは読者もご承知の通りである。 それではなぜ、ここまで大谷が絶好なスタートダッシュを切れたのか? 2週間の取材旅行の中で感じた1つの要因をここで書いてみようと思う。オープン戦では投打に出遅れたように見えたが……。 当初から投手ではある程度、早い段階から結果を残せるが、打者では少し苦労するのではと思っていた。 理由は簡単で投手は自分の絶対能力で勝負できる。簡単に言えばいいボールを投げられれば、そうは打たれないということだ。しかし打者はあくまで相手の投手との相対的な勝負になる。いくら力があっても、相手にアジャストしていくのにはある程度の時間を要するのではないかということだ。 それが如実に出たのがオープン戦の期間だった。 オープン戦では投手でもボールやマウンドの違いから、あまりいい結果は出なかった。 ただ、さらに酷かったのは打者である。メジャーの投手独特のテークバックの小さなフォームにタイミングが合わずに、出場11試合で32打数4安打の打率1割2分5厘という散々な成績だった。開幕直前にちょっとフォーム修正をした!? ご存知のように日本ハム時代の大谷は、右足を振り子のように大きく上げてタイミングをとる一本足打法だった。 日本の投手の多くは「一、二の三」という投球リズムが多く、「二」と「三」の間にはしっかり「の」という間がある。これだと、大谷の大きく右足を上げる一歩足打法でもタイミングが取れていた。 ところがメジャーの投手は「二」と「三」間の「の」がない、忙しないフォームが多い。 大きく足を上げるとどうしてもタイミングが取りづらく、構え遅れてしまっていた。これは昨年のワールド・ベースボール・クラシックに出場した日本人打者の多くが苦労していたことでもあったのだ。 そこで開幕直前にフォームの修正を行った。開幕の3日前のロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦で、突然、自分の「の」も省いた打ち方に変えたのである。 一般的には「ノーステップ打法」と言われていたが、正確には「ヒールダウン打法」というのが正しい呼称のようだ。「打ち方を変えたわけではない。一部を省いただけ」 右足を上げる動作を小さくして、右ひざを内側に絞るようにひねりながら、右かかとをヒールアップする。 そこから一気にインパクトに向けてかかとを踏み込んでヒールダウンする。 今までと同じように右に踏み込む感覚は維持しながら、足の動きをかなり小さくして時間を省略できる打ち方だった。この部分を読んで驚いたこのヒールダウン打法は、今季のキャンプで、阪神タイガースの金本監督が、「期待の若手・中谷選手」に教えていた打法そのものだったからである中谷は、その打法を消化しきれず不振に陥り、現在、二軍に降格させられているが中谷ファンの私は、だから、今季、阪神の試合をあまり見ていない(笑)中谷は、守備の悪い、打撃も良くない(二割台)高山などより、ずっといいとは思うのだが、ここしばらくは、半年でも、このヒール打法を身につけた方が将来のためだと思う中谷のような、外野守備がよくて、強肩で、右のホームランバッターが、左打者が多い今の阪神には必要なのだがなお、中谷はライバルの大山に比較してスィングに問題があるそれは、回転ドア・スィングであると言うところだバットのヘッドが外側から回ってくるのである対して大山のヘッドは、身体の回転が先に起こってから、回転する身体に巻き付くように遅れ気味に出てくるだから、ピッチャーが投げてくるボールの(右打者から見て)左半分、内側にミートできる対して中谷は、ヘッドが外側から出るから、ボールの右半分(大げさに言えば、だが)、つまり外側、を打っているそれでもピンポン球のようにホームランを打てる中谷のパワーは、まさしくすごいものがあるのだが・・・「打ち方を変えたわけではない。一部を省いただけです」 この修正についての大谷の説明だった。 右足を踏み込むという基本は残して、踏み込むまでの動作のかなりの過程を省いた。日本時代からの幹は残してメジャー流に修正できた。そのヒールダウン打法が、打者・大谷の成功の秘密だった。 そんな取材をしているときにハッとする話を聞いた。 ロサンゼルスで一緒に試合を観戦していた野球ライターの石田雄太さんから「大谷はモノマネ名人」という話を聞いたのだ。日本ハム時代はブライス・ハーパーを真似していた。 大谷は、日本ハム時代から先輩投手や相手チームの投手の形態模写が得意で、ちょっと見ただけで相手の特徴をつかみ、投球フォームなどをそっくりにモノマネで再現することができるのだという。 実は日本ハム時代の一本足打法もメジャーで憧れの打者であるワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手のフォームを参考に(真似て)たどり着いたものだったのである。 そのモノマネ上手の話を聞いて、もう1つ、思い出したのがエンゼルスのビリー・エプラーGMの話だった。 同GMが大谷の優れた才能として上げていたのが高い身体表現力だったのである。「視覚で捉えたものを身体で具体的に表現できる力が優れている」 このモノマネの才能と身体表現力があるから、大谷は開幕直前の慌ただしい時期でも打撃フォームの修正を行えたのだろう。大谷が真似た偉大なる“先生”は誰? 実は明らかに今回のフォーム修正には“先生”がいる。 直接、教えたのではないだろうが、エンゼルスのチームメイトにまったく同じ膝の使い方をする選手がいるのだ。大谷はその膝の使い方を参考にフォームの修正を行ったと想像できるのである。 その“先生”こそ、昨年メジャー通算600号本塁打を達成し、今季はメジャー通算3000本安打にあと15本(4月12日現在)と迫っているアルバート・プホルス内野手だった。 なぜプホルスなのか? チームには現在のメジャー最強打者と言われるマイク・トラウト外野手もいる。それなのになぜトラウトではなく、プホルスなのか? それは2人の打撃スタイルの違いだった。大谷の成長はなぜこれほど速いのか? トラウトはボールを呼び込めるだけ呼び込んで後ろ足を軸にして打つスラッガー。 一方のプホルスはそこまでボールを呼び込むのではなく、ある程度前でさばいていくタイプの打者で、実は大谷もボールを呼び込めるだけ呼び込む意識よりも、右足を踏み込んでそのまま右軸でさばいていくタイプの打者なのだ。 大谷のスタイルに近いのは明らかにプホルスだった。 要は自分の打撃に合う選手を見つけて、それを参考にフォーム修正をした。 見様見真似だが、それでも独特のモノマネセンスとそれをすぐさまやれる身体表現力があるからだったのだ。ゼロから作るのではなくある程度、成功している例を自分流にアレンジして形にしていく。 だから大谷の進歩は他と比べるものなく速いのである。この部分は、われわれにとっても「野球以外の分野で」大いに参考になる話ではないだろうか?ただし私にとっては too late か?(笑)ベーブ・ルースではない、完全無欠な大谷翔平に!「まだ始まったばかり。疲労などはこれからだし、今やっていることが通用しなくなる時がくるかもしれない。そこでどうやって修正できるかが問題だと思っている」 大谷は言う。 今後も、おそらく様々な“先生”を見て、それを取り込んで大谷はどんどん進化していくのだろう。そうして最後にはオリジナルが出来上がる。 それこそベーブ・ルースでもない、完全無欠な大谷翔平の二刀流スタイルなのである。
2018.04.17
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女子テニスだけでは無く男子にも感心を(笑)錦織よりずっとハンサムです ーーー 記事 ーーー錦織に続け! ジョコビッチを破ったダニエル太郎の実力とは? AERAdot. 大塚淳史2018/03/22 16:00 一人の日本人テニス選手に、錦織圭、杉田祐一に続く期待が高まっている。 米国カリフォルニア州であったBNPパリバ・オープン、男子シングルス2回戦で世界ランキング109位のダニエル太郎(25)が、元世界1位で第10シードのノバク・ジョコビッチを7−6、4−6、6−1で破った。2日後の3回戦でレオナルド・マイエルに敗れたものの、大番狂わせだったことは確か。 父親は米国人、母親は日本人のニューヨーク生まれ。数カ月で日本に移り、13歳までは日本で育った。その後、スペインのバレンシアに移り住んだ。2010年にプロになり、3、4年ほど前から徐々に頭角を現してきた。粘り強いプレーが持ち味のダニエル太郎。錦織がけがに悩まされるなか、期待が高まっている (c)朝日新聞社© dot. 粘り強いプレーが持ち味のダニエル太郎。錦織がけがに悩まされるなか、期待が高まっている… 元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんはこう評する。「ダニエル太郎のプレースタイルはすごく粘り強い。相手の攻撃に耐えながらチャンスを待つ。気持ちにも安定感があって、最近はそこに攻撃力が加わり結果が出せるようになってきました」 杉山さんは、今回の快挙をきっかけに実力が開花するとみて、太鼓判を押す。「ジョコビッチへの勝利は特別なものだったはず。普段の彼は淡々としていて、あまり結果に一喜一憂するタイプではないが、キャリアの中でこのレベルの選手からの勝利はなく、自信になったと思う。今までやってきたことが正しかったと確認できたのではないか」 ダニエル太郎自身も今回は手応えを感じていたようだ。現地で取材したテニスライターの内田暁さんによると、試合後に「ジョコビッチ相手に第2セットを取られたら、普通だったら『3セット目やられちゃうんだろうな』という考え方になったと思うのですが、今日はあまりなりませんでした」と話していたという。「他の選手なら言わないようなことを、サラッと正直に話すところも彼のおもしろいところです」(内田さん) 内田さんは、ダニエル太郎の人間性も高く評価。「穏やかで爽やか。頭も良く、話し方が上手な好青年です。日本語、英語、スペイン語の3カ国語を話すので、いろんな文化を知っているし、社会問題、政治、経済とどんな話題になってもサラッと答えます」(同) 甘いマスクで、海外の大会で女性人気が高いそうだ。「全仏オープンの会場では女性客からセルフィーをお願いされていました」(同)(本誌・大塚淳史)※週刊朝日 2018年3月30日号
2018.03.22
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テニス 大坂なおみ vs S。ウィリアムズ今回のマイアミ大会での大坂なおみ vs セリーナなおみの圧勝だったがセリーナは、全盛時に比較して出産前に比較してどの程度のできだったのだろうか?全盛期のセリーナを動画を見てみたが● フットワーク● 安定感● 完成度これらはセリーナが上だと思うただし、● サーヴィス・エース● ウィナーこれは、なおみが矢のような速さで勝っているこれは全盛期のセリーナとの比較に於いてもであるからすごい ーーーー今回のセリーナは、16ヶ月?のブランクを挟んでの状態でのものしかも年齢は、30歳の半ばこれから、全盛期の状態に戻ることは無理だろうし、時間を与えられても、今の状態からの伸びしろは限定的妥当と思う一方、なおみは、まだ二十歳(笑)技術的に、これからまだまだ、伸びしろがあるだろうとすれば、私は、セリーナが今後、なおみに勝つことは難しいと思う ーーーーそれに加え、いまのなおみはあまりウィナーを打とうとはせずいわば安全運転でプレーしながらリスク管理をしながらプレーしていてピンチやチャンスの場面でのみある程度リスクを賭けてエースやウィナーを繰り出す作戦だと思う前にも書いたが、いわば、横綱相撲これで圧勝の連続なのだからすごいのだが ーーーー第一セットの前半は相手の様子を見ながら、であったり歯車がかみ合わなかったりセリーナとの試合の場合はセリーナをリスペクトしすぎたのと緊張でほぼ五分のスコアで推移するがそれ以降はなおみのストローク力と勘所でのエースとウィナーの威力で一方的になるずっと、そのパターンである ーーーー相性のいいコーチにも恵まれたな完璧主義の、言い換えれば悲観主義のなおみをうまく encourage してしかも、あまり欲を出さないでプレーさせている ーーーーなお、非常に気持ちの悪いことにネット上では、なおみに人種差別的なコメントが溢れているスポーツの世界で黒人差別なんて、今ごろ、どこの話だ?という事なのだがどうもテニスの世界は、一昔前のゴルフや水泳と同じように差別が残っているようだそれに加え、どうも在日の一部がなおみが日本国籍である事に嫉妬しキャンペーンしている様子がある「日本人じゃ無い、米国人だ!」などと韓国人の韓国での人種差別はすごいからな~バレーボール女子がリオ五輪予選でギリギリのところで対に勝った時も、ネット上での在日からの全日本チームへの誹謗中傷がひどかったもちろん、在日の人達総てがそうである訳は無いが、ネット上では、そういう現象がある事は事実である私から見れば自分たちが黄色人種として差別される立場である事をこういう差別主義者達は、すっかり失念しているらしい黄色いのが黒いのを差別している訳である白人から見れば、どちらも変わらない差別とは得てしてそんなものだがなんともおぞましい私がセリーナのファンで無い理由は彼女が黒人であるからでは無い彼女があまりにもすごい筋肉を持っていてそれはアンフェアーだと思うほどにすごいゴリラでは無いかと思うぐらいすごい(コレコレ)そういう所から来ているのだがこれも、考えてみたら差別の一種かもしれない反省しよう!セリーナのすごいボディーには、M感覚もあって私は実は、すこし惹かれているのだ(笑)すぐすぎるけれどね(オイオイ)私は、黒人の女性は、主に肉体的な魅力に於いて好きである陸上短距離の黒人アスリートなど、素晴らしいこれは以前から書いていることだが女優や歌手にも魅力的な黒人女性は一杯であるなおみは、美人では無いが、天然で実に性格が良さそうである実は、日本のテニス協会が主だと思うが、あまり裕福では無かったなおみを以前から経済的にサポートしてきているそういう事も意識に入れて、私も、今後とも、なおみを応援していきたいと思うやっぱり、テニスは女子に限る(笑)
2018.03.22
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大坂なおみ セリーナに圧勝予想通りではあるが第一セットの第一ゲームでは大坂のサーヴィスゲームなのに明らかに緊張していてセリーナをリスペクトしすぎていてラブゲームでセリーナ第2セットもデュースを繰り返すがエースでゲームを取り返す第一セットは全般に、1stサーブの確率が悪かったのが苦戦の原因しかし、この試合ではピンチや勝負所で、大坂なおみのすごいエースがポンポン出て結局、圧勝セリーナも抵抗したが(笑)力の差は明らかこの試合では、「なおみの驚異的なサーブ」というものを実感した ーーーー STATSWILIAMS 大坂3 ACE 75 DOUBLE FAULTS 353 1st SERVE % 6316 WINNERS 1828 UNFORCED ERRORS 120/2 BREAK POINT WON 4/852 TOTAL POINTS WON 66 MATCH TIME : 1h 17m セリーナは、凡ミスが多かったこれに関して、テニスレベルの低い私にはわからない点があるDAZNの画面では普通のラリーでそれほど角度が無いセンター付近への難易度が高くないように見える返球に対して、セリーナが凡ミス(UNFORCED ERRORS)を重ねたあれは、なおみのストロークの圧力によるものなのだろうか?セリーナがミスをするボールに見えなかったのだが押し込まれる深さがあるのかな?実際には速い返球なのだろうか?今の進化形のなおみの勝負強さは驚異的だBREAKされそうなピンチやチャンス(BREAK POINT)では必ずと言っていいほど、異次元の速さと角度のエースを決めてしまうもう、完全に、実力、一位だろうそれを、これから、毎試合、立証して行くのだろう【試合詳細】大坂、セリーナを撃破! 四大大会最多23度優勝の元世界1位に圧勝/テニス サンケイスポーツ 2018/03/22 07:11 テニス・マイアミ・オープン(20日、米マイアミ)女子シングルス1回戦で、BNPパリバ・オープンでツアー初優勝を果たした大坂なおみ(20)=日清食品=が、元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を6-3、6-2で下し、初戦を突破した。 四大大会最多23度の優勝を誇るセリーナは、大坂にとって憧れの存在だった。高速サーブとノータッチを奪えるパワフルなフォア、バックのショット。プレースタイルが似る元世界女王を、初対決で破った。 互いにキープして迎えた第1セットの第7ゲーム、大坂がこの試合初めてブレークに成功。第9ゲームは0-40からジュースに持ち込むと、最後はセリーナのリターンがサイドアウト。大坂が再びブレークを奪い、このセットを先取した。 第2セットに入っても大坂の勢いはとまらなかった。第4ゲームでブレークに成功すると、第8ゲームでもブレークを奪い、勝負を決めた。 最新世界ランキングで自己最高22位に上がった大坂。今季から指導を受けるドイツのサーシャ・バイン氏と米国人でトレーニング担当のアブドゥル・シラー氏は、セリーナを長年サポートした経験を持つ。その特徴を熟知していた。 昨年9月に女児を出産したセリーナはBNPパリバ・オープンでツアーに約1年2カ月ぶりに復帰し、姉のビーナス(37)に3回戦で敗れていた。今大会は前週のBNPパリバ・オープンと同じく四大大会に次ぐ規模の大会で、2009年に現行区分となった女子ツアーで年間4大会の「プレミアマンダトリー」の一つだ。初戦で大物を撃破した日本のエースが再び旋風を巻き起こす。 【第1セット】 第1ゲーム 大坂0-1セリーナ セリーナがラブゲームでキープ 第2ゲーム 大坂1-1セリーナ 3度目のジュースから大坂がアドバンテージを奪うと、最後はセリーナのリターンがネットにかかり大坂がキープ 第3ゲーム 大坂1-2セリーナ 30-30からセリーナがサービスエースを決め40-30。最後は大坂のリターンがネットにかかり、セリーナがキープ 第4ゲーム 大坂2-2セリーナ 大坂がラブゲームでキープ 第5ゲーム 大坂2-3セリーナ セリーナがラブゲームでキープ 第6ゲーム 大坂3-3セリーナ 2度目のジュースからセリーナのバックショットがアウト。最後はセリーナの返球がネットにかかり、大坂がキープ 第7ゲーム 大坂4-3セリーナ 大坂が3連続ポイントで40-0。セリーナが1ポイントを返すが、大坂がブレークに成功 第8ゲーム 大坂5-3セリーナ 30-40からセリーナがジュースに持ち込むが、その後は連続ポイントで大坂がキープ 第9ゲーム 大坂6-3セリーナ 0-40から大坂がジュースに持ち込む。最初のセットポイントをものにし、大坂がキープ 【第2セット】 第1ゲーム 大坂1-0セリーナ 30-30から大坂が連続ポイントでキープ 第2ゲーム 大坂1-1セリーナ 30-40から大坂がジュースに持ち込む。ブレークチャンスも、大坂のミスショットで再びジュース。セリーナがキープ 第3ゲーム 大坂2-1セリーナ 3度目のジュースから大坂が連続のサービスエースでキープ 第4ゲーム 大坂3-1セリーナ 0-15から大坂が3連続ポイント。セリーナが1ポイントを返すが、その後はリターンがネットにかかり、大坂がブレークに成功 第5ゲーム 大坂4-1セリーナ 0-15から大坂が3連続ポイント。セリーナが1ポイントを返すが、大坂がキープ 第6ゲーム 大坂4-2セリーナ 0-30から大坂が1ポイントを返すが、その後はセリーナが2連続ポイントでキープ 第7ゲーム 大坂5-2セリーナ 0-30からセリーナが1ポイントを返すが、その後は大坂が2連続ポイントでキープ 第8ゲーム 大坂6-2セリーナ 大坂が3連続ポイントで40-0。セリーナが1ポイントを返すが、大坂がブレーク
2018.03.22
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記事 大坂、次戦セリーナに勝てる! コーチは元女王を“知り尽くした男” zakzak 2018/03/20 17:05 BNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)でツアー初優勝を飾った大坂なおみ(20)=日清食品=は、次戦のマイアミ・オープン(20日=日本時間21日開幕、米フロリダ州)1回戦で元世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=に挑むことになった。米メディアは接戦を予想しており、十分に勝つチャンスがありそうだ。 セリーナは大坂にとって少女時代からの憧れの選手。4大大会通算23勝を誇るが、昨年9月に長女を出産し、BNPパリバ・オープンでツアー復帰を果たしたばかり。何よりも大坂の実力が世界の頂点に肉薄していることから、WTA公式サイトは「手に汗握る1回戦になる」と紹介している。 しかも、大坂のコーチ、サーシャ・バジン氏(33)は、セリーナの練習相手を8年間つとめた経験があり、セリーナを知り尽くしている。 同氏は現在、テニス界で最も高い評価を受けているコーチの1人で、昨年11月、大坂のコーチに就任。「そんなに速い球ばかり打たなくていい」「安定感とポジティブな姿勢を大事に」とアドバイス。素早いフットワークと、バックハンドの改良にも成功し、一気に世界のトップと渡り合えるようになった。 大坂が今の調子を維持できれば、元女王を倒しての連勝も夢ではない。パリバ・オープンで失敗した優勝スピーチをやり直すチャンスも来る。 ーーー 私の意見 ーーーパリバ大会でのセリーナ vs ヴィーナスのウィリアムズ姉妹対決をDAZNのハイライトで見たがセリーナは、まだ身体だが重いと言うか、フットワークが戻っていないヴィーナスのワイドなストロークについて行けていなかった大坂なおみの深いストロークと速い打球について行けないと思うそれに、身体のキレが悪い無理も無いのだが大坂なおみの突然の驚異的な進化は、新しいコーチ、サーシャ・バジンのおかげだと思う彼の前の大坂なおみのコーチは、なおみの強打を生かそうと、サーブから3本目までのラリーで勝つようにプレーしろと指示したらしいが、他の識者も指摘しているように、なおみのようなウイナー(決定打)を持っているプレイヤーが、そんなに勝ち急ぐ必要は無い見当外れのコーチングだったと思うその点、サーシャがコーチに就任したパリバ大会では、なおみは、勝ち急ぐこと無く、特に角度のあるストロークで早めに勝負することも無く、しばらくはセンター近辺の強いラリーを重ねて、相手になおみの強いストロークで圧力をかけ、相手がなおみのストロークに押し負ける兆候を見せた瞬間、角度のある強烈なウィナーを打たせたハレブもカサキナも、ほぼ同じタイプで、多彩なショットと広域なプレイスメントで相手を動かすスタイルのプレイヤーとみたが、なおみは、その強く深いストロークでラリーを続け、彼女達の技を封じた上で、強打で仕留めた相撲で言えば、巨体の力士が、例えば今場所の逸ノ城が、下手に動かず、相手の技にあまり反応すること無く、丁寧に相手を仕留めるそれと似ていると思う言葉を換えれば、横綱相撲とも言える強打のなおみにこんな急がない安定性のあるテニスをされては、勝てるプレイヤーはいないのでは無いか?「毒蛇は急がない」(笑)私から言わせればなおみが、特に強打にリスクをかけること無く、普通のラリーに於いて、相手に負けない、今までと次元の違う安定性を獲得したことこれが最大の進化これが出来るようになった以上、負けない
2018.03.20
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記事 どっしり構え慌てずV テニス大坂、成長の証し MIRAIテニスアカデミー代表 辻野隆三2018/3/19 20:10 ついに花が開いたか。大坂なおみ(20、日清食品)の感慨深い女子テニスツアー初優勝だった。スターになるべき選手にふさわしい大坂の初優勝だった=AP 大坂が本格的にツアーを転戦し始めたのが2016年。当時、彼女の世界ランキングはまだ3桁だった。だが現役時代からの知り合いで、今は解説者仲間であるメアリー・ジョー・フェルナンデス、パトリック・マッケンローらに「彼女は必ず頭角を現してくる」と言われた。将来、解説をするときに必要だからか、彼らも彼女の試合をチェックしていたし、僕に「なおみはどんな性格か」とよく聞いてきた。それにしても、こうした派手な勝ち方をするとは……。 スターになるべき選手にふさわしい初優勝だった。今回、制したBNPパリバオープン(米インディアンウェルズ、3月5~18日)は四大大会に次ぐ規模の大会で、ビッグタイトルだ。決勝まで戦った7試合のうち初戦のマリア・シャラポワ(ロシア)、準々決勝のカロリナ・プリスコバ(チェコ)、準決勝のシモナ・ハレプ(ルーマニア)の3人の対戦相手は世界1位経験者。金星を挙げるだけにとどまらず、大会を勝ちきった。勢いだけではない、レベルの高い内容だった。 ハレプも決勝で戦ったダリア・カサキナ(ロシア)も緩急を自在に操る。多彩なショットで揺さぶり、相手に気持ちよく打たせない。いずれも大坂がこれまで苦手とするタイプで、昨年までなら相手の術中にはまってミスを連発し、自滅していたと思う。今回は焦らずにラリーを続け、確実なチャンスが来るまで待ち、来たら強烈な一撃で仕留めていた。「強打はあるが、ミスも多い」と思っていた相手はミスをしなくなった大坂を前にして、どうプレーしていいかわからなくなった。ハレプもカサキナも第1セットを落とすと、第2セットは迷走していまい、一方的な展開になった。 強烈なサーブも大坂の武器=AP このようにどっしり構えて、慌てなくなったのが昨季までの大坂との大きな違いだ。昨季はベースライン近くに立ち、早いタイミングでボールを打ち返していた。大坂のようなビッグサーバーで、強烈なショットがあるタイプの選手が、相手に合わせるのは「もったいない」と思っていた。体が小さく、パワーのないタイプの選手はボールの上がりはなをたたくライジングショットを多用し、マシンガンのように打ち込んで速い展開に持ち込んだ方がいい。しかし、大坂のように一発で仕留める「大砲」と呼べるタイプの選手は、時間をかけて試合を組み立てられる。そしてチャンスボールが来たら、ウィナー(決定打)を決めればいい。セリーナ・ウィリアムズ(米国)しかり、男子なら今回BNPパリバを制したファンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)しかりだ。これは的確な指摘だが前のコーチの指示で、今までは三発以内に決着をつけるというプレーをしていたのだそうだコーチが代わって良かった その点、今季から大坂を指導するサーシャ・バインは格好のコーチだった。選手としては目立った成績を残せなかったが、セリーナ・ウィリアムズ(米国)の練習相手を15年まで8年間務めた。その後もビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)ら四大大会覇者の相手を務めてきた。親しみやすく、テニス界での好感度は高い。コーチという役職につくのは大坂が初めてでも、それまでトップクラスの選手を教えるコーチの指導を間近で見てきて、知識は十分ある。まだ33歳と若く、実際に選手と一緒にコートで打ち合えるのが大きい。 大坂にはさらなる進化を期待してもいい=AP 彼の指導を受けるようになってから、大坂は練習で今まで以上にたくさんのボールを打っていると思う。体が絞れており、技術的にも戦術的にも進化している。セリーナのように、自分のリズムで打つテニスに戻った。 今回の優勝を機に対戦相手からのマークはきつくなるだろう。しかし、心配はしていない。研究されても、それを打ち破るだけのショットを持っている。今大会まで大坂と3戦して一度も敗れたことがなかったハレプの準決勝第2セットでの崩れ方を見ると、「一度大坂に負けたら、勝てないかもしれない」と思っていたような気がする。それほどの潜在能力の持ち主だった。ようやく今大会、これまでトレーニングしたきたことがかみ合って大化けした。 大坂にはさらなる進化を期待してもいい。次戦のマイアミ・オープン(米マイアミ、3月19日~4月1日)が興味深い。乾燥してボールがよく飛ぶインディアンウェルズから一転、湿気が多いマイアミではボールが重くなり、飛ばない。マイアミは大坂の本拠地とはいえ、こうした変化にすぐに適応するのはなかなか難しい。しかも1回戦の相手はセリーナ。どんな戦い方をするのか、大坂の今後を占う大会になりそうだ。(敬称略) 辻野隆三(つじの・りゅうそう) 1969年生まれ。東京都出身。ジュニアのタイトルを総なめして87年にプロ転向。94年全豪オープン出場、94年アジア大会団体銅メダルを獲得、デビス杯日本代表でも活躍。現在はテレビ解説のほか、日本テニス協会プロツアー委員会委員長などを務める。MIRAIテニスアカデミー代表。
2018.03.19
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記事 大坂Vに杉山愛氏も4大大会優勝太鼓判デイリースポーツ2018/03/19 09:40 女子テニスのBNPパリバオープンで、悲願のツアー初優勝を飾った大坂なおみについて、元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏が19日、日本テレビ系「スッキリ」で、「こんな短い間でこんなに成長するかというぐらい素晴らしい」と、その成長ぶりに舌を巻いた。 大坂は4大大会に次ぐ規模の大会で、シャラポワなどそうそうたるメンバーを破っての文句なしの優勝を決めたが、これに女子テニスの先輩である杉山も感激の面持ち。「サーブはもともと定評があったが、外側に切れるサーブでエースをとったり、センターに速いサーブを織り交ぜたり、配球も工夫しながらエースもとっていた。長いラリーになってもストロークのある選手なのでロングラリーも制することが出来たので、相手は何をしたらいいのかと思ったと思う。完勝だった」と分析した。これは、私の分析と同じだ(笑) MCの加藤浩次から「ここまで一気に変わる瞬間って、選手にはあるんですか?」と驚くと、杉山は「シーズンオフにコーチを換えてすごく相性が合っている」と説明。フィジカル面の成長とともに「大きく成長したのはメンタル。大坂選手は自分に厳しくて(試合中は)もっと出来るはずと試合中に自分を責めることがあったが、今年はプラスを見て、どんな時もいいんだよという励ましがあって、ポイントとポイントの切り替えが上手くなった」と、精神面の成長を称えた。 そして改めて「こんなに短い間にこんなに成長するかというぐらい素晴らしい」と絶賛。4大大会での優勝も夢が膨らむが「勝てる力は充分つけてる」と言い、確かにハレブ戦だったかな?第一セットを取りながら「ダメだ」と自嘲する大坂なおみをサーシャコーチが「世界一位からセットを取ったんだよ!」と励ましていた反対に、カサキナのコーチは、第一セットを失ったカサキナに「今まで第一セットを失ったなんて経験は一杯あるだろう? これから頑張れば大丈夫!」と励ましていた技術面もさることながらメンタル面でのコーチの役割は大きい「ハードコートが合ってるかな、そう考えると全米オープンかな」と、4大大会で大坂が勝てる可能性の高い試合も指摘していた。
2018.03.19
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大坂なおみ 優勝をかけて第一セット大坂 2 ー 1 カサキナやはり、ハレブとほぼ同じタイプかなドロップショットのキレがすごかったので回転を変える技巧派とみた今のところ、ラリーで、やや大坂が押している様に思うただ、カサキナは、まともに打ち合わず粘り?スピンを意識的にかけてきてそのため?大坂の打球がオーバーになる事が多いその辺の調整 ーーーー勝ってしまったなんとも簡単に(笑)第一セットの最初のゲーム(サーヴィスゲーム)こそ落としたがハレブ戦同様、徐々に差を広げ6-36-2ハレブ同様、カサキナは打つ手無しの圧勝カサキナは、なおみのパワフルで深く角度のあるストロークに押され対応だけで一杯ミスが多発サーブミスも多かった直美はダブルフォールトを犯しても(数は少ないが)直後にビッグサーブでエースを取る事が多くこの二人には今後も負けそうに無い試合ごとに強くなっている次は、マイアミか? ーーーー私には、ハレブもカサキナも同タイプに見えた広範囲をカバーしてプレイスメントで勝負、というタイプしかし、なおみのストローク力の前にプレイスメントどころでは無かった直美は、いきなり角度を出すという事をせず中央付近でラリーを続け深いストロークで徐々に相手を押し込み角度を出してイージーボールを決める冷静ダブルフォールトをしたりカウントが悪くなってもビッグサーブやウイナーですぐ追いつくとにかく、どんな点をとっても相手は勝てないそういう盤石のプレーだったなカサキナはときどき得意らしいドロップショットを試みたがなおみの返球がイージーなもので無いので失敗ばかりカサキナと違ってスライスは見せなかったがスタミナを考えればスライスも使っていっていいだろういや、今は、必要ないか?
2018.03.19
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記事大坂なおみ、世界1位を破り決勝へ テニスBNPパリバOP テニスのBNPパリバ・オープンは16日、米カリフォルニア州インディアンウェルズで行われ、女子シングルス準決勝で世界ランキング44位の大坂なおみ(日清食品)が世界1位の第1シード、シモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-3、6-0で破り、18日(日本時間19日)の決勝に進んだ。 大坂はツアー初優勝を懸け、決勝では世界19位のダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。 大坂はハレプとは4度目の対戦で初勝利。日本女子が世界1位から勝利を挙げたのは、1996年の国別対抗戦フェド杯で伊達公子がドイツのシュテフィ・グラフに勝った例がある。(共同) ーーー 私の感想 ーーーこれは大変な事になった!(笑)準決勝進出だけですごいL、と思ったのに準決勝で、なんと、世界一位のハレブに勝ってしまった(笑)明日、日曜日の深夜3時、決勝戦であるこの試合はDAZNが独占中継バレーボールが終わっても解約をしなくて良かった(笑)忘れて居ただけなのだが(笑)今、DAZNでは、決勝戦で対戦するダリア・カサキナ(ロシア)がヴィーナス・ウィリアムズを破った試合を放映中この試合のあとに、大坂 vs ハレブ戦の見逃し配信大坂は黒人(父親がハイチ人だったかな?)とのハーフではるがあの「ゴリラ・筋肉お化け(失礼)セレナ」と違って普通の体格に見えるのに強烈なサーブとストロークいずれ、世界女王になりそうしかし、大坂なおみ身長が180ありセレナは175HAREP との試合観戦大坂は、長いリーチと無駄の無い早いフットワークミスが少ないさらにパワー6-36-0で女王を圧倒HAREPの試合を見るのはこれが初めてなのでよくわからないが調子が悪かったのか?どこをとっても大坂にかなわず平凡な選手に見えてしまった
2018.03.17
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私本格的にやったことの無いのレベルではよくわからない事だがある番組で知ったことだが今の大リーグでは・最も打たれない球・打たれても飛ばない球それはカーブだそうである先日のワールドシリーズでもある投手が重要な局面である強打者相手に全9球総てカーブを投げて討ち取った昔、金田正一が得意としていた懸河のドロップドロップなる呼び方はもう今なし無くて今は落ちるカーブで片付けられ変化球の定義とその種類が増えているようである大谷翔平は、私と同じで(笑)性格がまっすぐ球筋もまっすぐなようだが是非これからは、曲がるボールを持ち玉にしてほしい頭脳明晰な大谷であるから、出来るだろうただ、ある変化球を新しく習得すると正反対な変化球が急に威力の無いものになるそういう事が良くあるようだがそこまで私は責任を持てない(笑)スポーツ記事 大谷翔平の可能性と課題動かないボール」問題をどう克服するのか?3/5(月) 5:00配信 THE PAGE大谷は2度目の先発で8奪三振をとったが相手はマイナー。動かないボールをどう克服するのか(写真・アフロ) (中略) その日ーー2月24日、エンゼルスの大谷翔平が、投手としてメジャーデビューを飾っている。(中略) ところがあの日、早々に冷や水が浴びせられている。 初回、先頭のジョナサン・ビアー(ブルワーズ)は、カウントが3-1となって、真っ直ぐに狙いを絞った。 「3-1なら、90%以上の確率で真っ直ぐが、来るから」 3-1で4シーム(ファストボール)が来る確率は、メジャーの場合、年々下がって80%台の前半だが、大谷翔平の日本時代の傾向としては90%以上という。 それを知っていたのかどうかは分からないが、案の定、オープン戦とはいえ、メジャー初登板となった大谷が4シームを投じると、ビラーはそれを捉え、打球はセンターの頭上を超えていった。 「逃すはずがないよ」と言ったのは、結果が出たからこそ、なのかもしれないが、彼は続けてもう一言、気になることを言っている。 「4シームが動かない。きれいな真っ直ぐだ」 大谷の4シームの球筋がきれいなことは、日本でも指摘されていた。2回にレフトへ本塁打を放ったキーオン・ブロクストン(ブルワーズ)も同じことを口にしている。 「本当にきれいなストレートだ。動かない」 昨季、143試合に出場し、20本塁打を放った彼に対し、大谷は3球続けて4シームを投げた。打たれたのは1-1からの3球目。 「あの動かない球を打てなければ、俺達はここにはいない」. メジャーでは、4シームでさえ微妙に動く。ナチュラルにカットしたり、シュートしたり。子供の頃から、自己流で投げてきたドミニカ共和国やベネズエラの投手らの球は特に、予測の付かない動きをする。4シームのはずなのに、捕手がポロポロこぼすようなときというのは、よく動いていると捉えていい。 ただ、メジャーではそれが当たり前であり、逆に日本のようなきれいな真っ直ぐを見慣れていない。そこにアドバンテージはないのか。ブロクストンにそう聞いたが、答えは、「ノー」だった。 「動かない球は捉えやすい。手を焼くのは、やはり手元で微妙に動く球だ」 大リーグの中では、大谷とはまるでタイプが違うものの、クレイトン・カーショウ(ドジャース)が、バックスピンの掛かったきれいな4シームを投げる。ブロクストンも、「カーショウの真っ直ぐは、動かない」と話したが、こう続けた。「彼は、ほとんど真っ直ぐを投げない。真っ直ぐに見えるのは、ほとんどがカットボールだ」。 米データサイト「BrooksBaseball.net」などで過去2年のデータを見ると、カーショウは50%近く4シームを投げたことになっているが、それらの大半はカットなのだという。ということは、カーショウも意識的に動かしているのか。 この点については、いくつか解釈が成り立つ。 その一つが錯覚だ。基本的に4シームといっても、ややシュートしている。打者はそうした軌道を見慣れており、きれいなバックスピンの掛かったシュート成分の少ない球を見ると、カットしているように感じることがあるという。それがカーショウのケースにも当てはまるのかどうかは分からないが、可能性の一つではある。 大谷の4シームに関しては、回転数に加え、縦と横の変化量が分かれば、動かないことの正体がわかるかもしれない。それはシーズンに入ってから、回転数など、目に見えない動きの分析を可能とした「Statcast」というシステムのデータを確認しなければ分からないが、厳密に言えば、大谷の球も動いているわけで、動かないように見えるのもまた錯覚。では、どの程度の数値のときに、打者は球動かないと感じるのか。それをたどることは、大谷にとっても、適応においてヒントになるのかもしれない。 ところで、ブロクストンと大谷の4シームの軌道について話している時、ビラーが加わった。 「カーショウはやっぱり、あのカーブがあるから、厄介なんだ」 比率で言えば16.3%程度(2017年)。しかし、 打者は常に意識がそこへいく。球速差は20マイル以上。大谷もデビュー戦で、1球だけ大きなカーブを投げ、難なくストライクを取った。 見逃したブレット・フィリップス(ブルワーズ)は、「あれは予期していなかった。意外だった。バランスを崩そうと思ったのかな」と話したが、メジャーでは今、緩急というよりは、同じような軌道で投げ、できるだけ打者に近いところで変化させ、打者に球種の見極めを難しくさせるピッチトンネルという概念が広まっている。 その点でも意外だったのかもしれないが、今後、大谷がどうカーブを使うのかは、興味深いところ。日本ではあまり投げなかったが、メジャーでは、フライボールバッターに速いカーブが有効ともいわれており、また、カーブを投げられる投手が決して多くないことから、重宝もされる。カウント球にもなるなら、大谷にとってそれは、“使える”球種になるかもしれない。. さてそうした様々な課題やポテンシャルが見えた初戦を受けての2戦目――。 多くが注目する中、2日にブルワーズとの練習試合(通称Bゲーム)に先発したが、大谷は真っ直ぐをカット気味に動かし、さらに前回はまるで使い物にならなかったスライダーでカウントを取るなど、必要な軌道修正をしてみせた。 大きなカーブも相変わらず効果的。大谷は、「1球でも(ストライク)ゾーンにまとまったボール、カーブを投げたいと思っていた」と話したが、最後、メジャー経験のあるニック・フランクリン(ブルワーズ)は、そのカーブに手が出ず、見逃しの三振を喫している。 1打席目にもスライダーを見送って三振したフランクリンは「まあ、いい投手だ」と笑うしかなかった。エンゼルスのマイク・ソーシア監督も「期待通り」と胸をなでおろした。 もっとも、2戦目に2回2/3を投げて、8三振を奪った大谷本人は慎重だった。 「きょうはたまたまストライクを取ってもらったり、空振りを取ったりしましたけど、相手も変わってどうなるか、分からない」 相手は、全員がマイナーリーガー。メジャーの打者なら、どう適応してくるのか。今回のヒットを許した4本のうち、3本が4シーム。動いているのは一部で、相変わらず4シームを捉えられている。 まだ調整はこれから。可能性を示しつつも課題も少なくないーーそんなオープン戦の出だしとなっている。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)
2018.03.05
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この伊藤智仁さん名選手のみならず非常に知的な語り口だ素晴らしいアスリートは大勢いるが同時に知的であるひとは少なIこの伊藤氏が天才と評価する、石井一久私には、そこまでの印象は無いが現場の感覚はまた違うのだろう魔球「高速スライダー」を投じた最強投手・伊藤智仁が唯一嫉妬した天才選手2018年2月2日 伊藤智仁――。史上最強の変化球とも呼ばれる「高速スライダー」を繰り出し、多くのファンを熱狂させた90年代最高の投手の一人である。 92年ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーに7勝2敗、防御率0.91という驚異的な成績を残すも、右ひじを故障。その後もケガとの戦いは続き、11年間の現役生活のうちリハビリに4年を費やした。 通算成績は37勝27敗25セーブ、防御率2.31。年間二桁勝利を記録したことはない。それでもその才能への評価は揺らがない。「私が出会った最強の先発投手」(野村克也氏)『私の教え子ベストナイン』(著:野村克也/光文社)より 「トモのスライダーはすごかった。ナンバーワン」(古田敦也氏)『幸運な男 伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生』(著:長谷川晶一/インプレス)より そんな不世出の天才投手・伊藤智仁氏が「まったくかなわない」とその才能をうらやんだ選手がいた。天才が認めた天才に迫る。「まねできない……」伊藤智仁が脱帽した天才プレーヤー――プロ野球の世界にも「天才」と呼ばれる選手がいます。伊藤さんが考える天才プレーヤーの定義を教えてください。伊藤 一般的には、人ができないことをできる人を「天才」と呼びますよね。そう考えると、プロの世界に入ってくる人間はみな「天才」ですよ。ただ、その中にも、さらに誰にもまねできない圧巻のプレーをする選手がいる。いわば、天才の上を行く存在。それがプロの世界における「天才」ではないでしょうか。 伊藤智仁(いとう・ともひと)/1970年生まれ。92年、ヤクルトに入団。ルーキーイヤーに7勝2敗、防御率0.91を記録し、新人王を獲得。その後、故障で一軍から離脱。97年にカムバック賞を受賞するも、01年に肩を故障。戦線を長期離脱し、03年を最後に現役を引退。ヤクルト二軍コーチを経て、17年まで一軍投手コーチを務める。18年からはプロ野球独立リーグ、ベースボール・チャレンジ・リーグ所属の「富山GRNサンダーバーズ」の監督に就任 僕は入団当時、自分がこの世界でやっていくイメージを作りたくて、チームの柱となる投手を見て回りました。その時、率直に言って、一線級の投手と比べて自分は特に劣っていないと感じました。努力すれば、彼らと同じことはできるようになるなと。ところが主力選手とは別のところに、とんでもない逸材がいた。ストレートの威力、腕の振り。どれをとっても自分には到底まねできない。一目見て才能の違いを感じましたね。――どなたですか?伊藤 石井一久です。彼は高卒新人として僕より1年早く入団した、ほぼ同期。大きな実績もなく、技術的にも発展途上でしたが、間違いなく将来化けると思いました。石井一久(いしい・かずひさ)1973年生まれ。91年、ヤクルト入団。150kmを超えるストレートと大きく曲がるスライダーを武器に、95年に最高勝率を記録。98年には日本記録となる奪三振率11.047(1試合あたりの奪三振の平均値)で最多奪三振のタイトルを受賞。00年は最多奪三振と最優秀防御率の2冠を達成した。02年から05年まではメジャーリーグへ移籍。ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツに所属し、39勝34敗の成績を残す。日本に帰国後はヤクルト、西武で活躍し、13年のシーズンをもって引退――どのあたりにすごさを感じたのでしょうか。伊藤 一番はストレートの力強さですね。どの投手にも「速い球を投げたい」「ものすごい変化球を投げたい」という願望があるんですよ。一久はとにかく速かった。左腕トップクラスの155kmくらいを投げられるポテンシャルがあったんじゃないかな? いくら練習しても、スピードの絶対値だけはどうにもなりません。ピッチャーが他のピッチャーに嫉妬するのは、たいていストレートの速さですよ。――石井一久さんは現役時代、奪三振率が非常に高い投手でした(奪三振数:通算2115個、奪三振率:8.84)。それも天性のストレートがあってのことでしょうか?伊藤 一久には、スライダーという大きな武器もありました。ストレートと同じような軌道から、やや斜めへと落ちる変化の大きなスライダー。あれを投げられると、右打者はバットとボールの接点が急に消えた感覚に陥り、左打者はボールを見失う。かなり強烈な変化球です。ただ、それが際だったのも、あの豪速球があったからこそ。いわばストレートが「幹」で変化球は「枝」という関係で、幹が太いほど強い枝葉が生えていくのです。 97年9月、一久はノーヒットノーランを達成していますが、最後の打者から三振を奪ったストレートにはしびれましたね。同業者として「自分にはまねできない」とはっきり感じた一球です。変化球も生まれ持った才能で決まるのか?――伊藤さんもながらく「天才投手」と呼ばれ続けています。その評価をどう受け止めていらっしゃいますか?伊藤 評価は人がすることですし、自分ではなんとも思いません。「世間がそう呼ぶなら、そうなのかもしれないな」というくらいです。ただ、プロ野球はすべて数字で評価される世界。天才はその名にふさわしい記録を残していますよ。――圧倒的な成績を残した選手がいる一方で、記録とは別のところでファンの記憶に残っている選手もいます。プレーの独創性の高さからメディアでよく取り上げられたり、ネット上にたくさんの映像が残されていたりする選手は、一種の天才だと思いませんか?伊藤 その独創性というのが他の選手にとってまねできないものであれば、天才といえるかもしれませんね。投手でいえば、誰にもまねできない投球ができれば、打者はその球を見慣れることがなく、結果として打たれる可能性は低くなる。 ――元オリックスの星野伸之さんの個性的なカーブなども、たびたびテレビに取り上げられます。伊藤 いや、星野さんって、あのカーブに目が行きがちですが、本当のすごさはフォークボールにあるんですよ。ストレートと同じ軌道で、バットを振りにいったらスッと落ちる。あれはまねできない。たくさん勝てたのも(通算176勝)、あのフォークがあったからだと思います。カーブでいったら、やっぱり元中日の今中慎二。あのスローカーブはすごい。誰もまねできませんね。――「まねできない」というのは、つまり変化球も個人の才能によるところが大きいということでしょうか?伊藤 ストレートに比べれば、変化球はまだ練習で磨ける余地があります。ただ、手足の長さや肩関節の可動域、身体の使い方などによって、自分に合った球種や、変化の特徴が変わってくるので、持って生まれた素質に左右される部分は少なくありません。僕自身のことでいえば、スライダーは投げられましたが、良いシュートは投げられませんでした。――となれば、どのピッチャーも身体的な特徴をはじめ、自分の持ち得る条件に合わせて最適な変化球を模索していくことになる。伊藤 そうですね。その向き不向きに加えて、ピッチャーごとに変化球の理想像があるんですよ。「スピードは落とさず、少し変化させたい」とか「とにかく変化を大きくしたい」といったイメージをして、練習を重ねていきます。 僕の場合は、球が曲がり始めてからもスピードが落ちず、かつ変化の大きいスライダーを志向していました。それが世間的に「高速スライダー」と呼ばれているわけですが、球速でいったら130~135kmなんですよ。川上憲伸(中日、アトランタ・ブレーブスに所属した元選手)なんて145km前後のスライダー系のカットボールを投じている。 速度だけで言ったら川上のほうがはるかに上でした。それでも僕に「高速」の代名詞がついていたのは、おそらく球の「初速」と「終速」があまり変わらず、スピード感を保ったまま大きく変化するように見えたからでしょう。速さを維持するために、腕をよく振って、球の回転数を高めることを意識していました。今思えば、一久もわりと僕に似たタイプのスライダーを志向していたように思います。 変化球は投手の身体条件に左右される。肩関節が非常に柔らかく、手足も長く、手も大きい。こうした素質が伊藤さんに備わっていたからこそ、あの「高速スライダー」を投じることができたという「故障しなければ……」今も心に残る悔恨――現役選手で「天才」と感じるプレーヤーはいますか?伊藤 今思いつくところでいうと、菅野智之投手(巨人)、菊池雄星投手(西武)、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)、あとは、昨シーズンは一息でしたけど藤浪晋太郎投手(阪神)ですね。――00年代以降、メジャーリーグで活躍する日本人選手が一気に増えました。日本のプロ野球界を取り巻く状況の変化に伴い、伊藤さんの中での天才プレーヤーの定義は変わってきていますか?伊藤 うーん……どうでしょうね。ただ、プロ野球界全体のレベルは90年代に比べて格段に上がっていると思います。僕は入団1年目に防御率0.91を記録しましたが、今同じピッチングをしても、おそらくこの成績は残せないでしょう。誤解を恐れずにいえば、当時はクリーンアップさえ抑えれば、どうにか乗り切れた部分がありました。でも今は打者の平均レベルが向上し、多くの球団で切れ目のない打線が組まれています。今の選手は身体も大きく、打球を遠くへ飛ばす能力も高まっているので、抑えるほうは大変ですよ。 ――プロ野球選手の身体能力向上の背景には、時代とともにトレーニングの方法論や選手の起用法などがアップデートされていったことが大きく影響しているのでしょうか。伊藤 それはあります。なんせ僕が入団した頃は、ピッチャーも「とにかく走れ!」という時代でしたからね。適切なフィジカルトレーニングが浸透していませんでした。その後、僕は故障して、メジャーリーグのクリーブランド・インディアンスのリハビリ施設を訪れたのですが、ケガを防ぐ身体作りや最先端のトレーニング方法を目の当たりにして衝撃を受けましたよ。日本とのレベルがあまりにも違いましたから。――ルーキーイヤーに故障をしてから、現役生活の多くをケガとの戦いに費やしました。今でも「故障する前に適切なトレーニングをしておけば」という後悔のような感情はありますか。伊藤 あります。やはり投手にはコンディショニング(筋力やパワー、柔軟性、全身持久力など競技パフォーマンスに関連する要素を総合的に鍛え、身体的な準備を整えること)が重要で、適切な練習を重ねて強い身体を作らないと続けていけません。当時それができていれば、もっと違う結果を残せていたかもしれないなとは思いますね。――それはつまり、「天才」がその才能を開花させるかどうかは、指導者や練習環境の影響が大きいということでしょうか。伊藤 選手の才能を引き出すのは、ある程度は監督、コーチの役目だと思っています。適切なトレーニングをさせることはもちろんですが、それと同時に選手の成長をうながす形で実戦経験を積むチャンスを与える必要があります。そこが非常に難しい。 僕の現役時代は中4日で完投するのが当たり前で、過酷なローテーションであろうと全力で結果を出しにいっていました。出場機会すら与えられない選手もいるので、泣き言なんて言ってられません。なによりライバルたちに負けたくないという思いが強くありました。でも、これは今の基準からいえば明らかに投げすぎですよ。――ライバルというのは、当時意識していたバッターのことですか?伊藤 いやいや。もちろんすごいバッターはたくさんいましたよ。松井秀喜(巨人、ニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム、オークランド・アスレチックス、タンパベイ・レイズに所属した元選手)、高橋由伸(元巨人)、前田智徳(元広島)。でも彼らに対して「絶対に抑えてやる」という気持ちがあったわけではありません。 ライバルというのはあくまでチームメートの話。僕が故障からカムバックしてからでいえば、自分と一久と川崎憲次郎(ヤクルト、中日に所属した元選手)が先発の3本柱です。この2人には本当に負けたくなかった。正直「打たれろ!」って本気で思ってましたからね(笑)。 ――天才・石井一久さんもライバルだった。伊藤 僕はそう思ってましたけどね。ただ、一久は才能を持てあましていた入団当時と違って、98年ごろにはすっかり一皮むけ、日本を代表する投手になっていました。その後メジャーでも活躍するのはご存じの通り。僕からすれば、彼はそれくらいできて当然の器です。紛れもなく「天才」。僕が才能で嫉妬したのは、後にも先にも石井一久だけですよ。(文・&編集部 下元陽、撮影・逢坂聡)BOOK『幸運な男――伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生』インプレス/1800円(税別) 長谷川晶一 著伝説の変化球「高速スライダー」で球界を席巻した天才投手、伊藤智仁。93年のデビュー戦から、コーチとして所属してきたヤクルトを去ることになった17年の「最後の一日」までを追った渾身のノンフィクション。30時間を超える本人へのロングインタビューを軸に、野村克也、古田敦也ら当時のチームメイトや対戦相手、アマチュア時代の恩師や家族など、総勢20名以上の関係者が今まで明かされることのなかった真
2018.02.21
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羽生選手・小平選手 それにサンファ選手ありがとうとれそうで、もう一歩で取れなかった金メダルが羽生・小平選手によって、連日、とれてしまった本当に、うれしい実は、気の弱い私は羽生・小平、両選手の試合は怖くてリ、アルタイムでは観戦できなかった金メダルが取れたと知って、録画を見た臆病者である(笑)ロシアのフィギュアスケートとバレエが一番好きだと言う私は、羽生選手より宇野選手の滑りの方により魅力を感じたと書いたが繰り返し放映される羽生選手の滑りを見てみるとやはり、これは究極の滑りだと納得したそれにしても羽生選手、知的で哲学的なコメントが素晴らしい言葉に本当に無駄が無くロジカルで冷静で不屈の精神それに愛国心的なものがしっかり感じられ誠実さまでもがまた、素晴らしい宇野選手の方は、やんちゃな子犬(笑)みたいな感じでこれまた、素直で、それなりに好感が持てる ーーーー小平選手の方は、羽生選手の場合より、もっと、心配だった世界記録を持っている1000メートルでオランダの伏兵にやられて金メダルを逃がしたから余計だしかし、世界で一番背が高い国民の一つであるオランダ(他にはスエーデン・モンテネグロなど)そのオランダ選手と日本選手が並んで表彰台に上がるとまるで大人と子供である反則に近いじゃ無いか(笑)それに、思い出してまた腹が立つのがスキージャンプなぜか、スキー板の長さは、その選手の身長以下の長さと規則が変更になったがこれじゃ、小柄な日本選手は、不利すぎるじゃないか!!卑怯なスカンジナビア諸国である(激怒)もっとも、あいつらは(笑)、冬季オリンピック以外スポーツはダメだから、まあ、いいか?(笑) ーーーー長野で男子500メートルで金メダルを獲得した清水選手が小平選手が1000メートルで金を逃した時「小平選手が、私の様に性格が悪ければ、金がとれたのに」と嘆いていたが、笑えた清水選手って、性格が悪いなんて、とんでもない思い白いひとだある番組で、ある若初対面の若手男優とふたりだけでベトナムのハノイで、数日間同居生活を送ると言う企画で起用されたのだが清水選手、金メダリストなのに(笑)極度の人見知りでオドオドして(笑)若手男優に振り回されるのだがそれでも臆病ながら(笑)慎重なマイペースは変えないその数日の間、奔放な、しかし、内実は純情な若手男優とだんだんに、うちとけて、気が合って親しくなって途中で若手男優が「実は私も強気に見えて涙もろいんです」と告白しながらある事を契機に、涙に暮れたり(笑)最後に別れの時には、二人で手を握り合って別れを本当に惜しんでいるのが印象的だった ーーーー閑話休題その「もし、性格が悪ければ」(笑)と言われるほど真面目な小平選手五輪新で滑り終えライバルの五輪で、2連覇中の(これはすごい!)イ・サンファ選手の滑走前になると口に指を当てて、観衆に静粛にするようにと要求どこまでフェアなんだ?私なら、もっと騒げと、あおる(コレコレ)サンファ選手が銀に終わるとサンファ選手に駆け寄って(滑ってだが)(笑)サンファ選手を抱きしめて慰めの言葉をサンファ選手はもう崩れ落ちるように小平選手に寄りかかり顔を寄せて涙に暮れるなんて、美しい光景だなんて、サンファ選手、美しいんだ(コレコレ)実は、この時までサンファ選手のお顔を知らなかったので憎たらしいオバハンかと思っていたのだが(コレコレ)予想外の美女美女の涙は、ことさら美しい美しさでは、サンファ選手の方が金メダルだ(コレコレ)実は、このライバル、もうみんな知っているだろうけれど宿敵ながら親友なんだそうだ何でも、小平選手がまだ、なかなか成績が上げられ無いでいた頃の負けた試合で(サンファ選手自身の方は、いつも優勝だったんだろうが)試合後、小平選手と一緒に、泣いてくれたって言うから心まで美しい選手だお顔も心も金メダルだ残るお身体の方も、金メダルなのか?それを観察するの忘れたのが残念!(コレコレ)※ 今録画を見直すとお身体も美脚も金メダルだねんのため小平選手も、美女とまでは行かないが清純で賢そうな、キリッとしたお顔だ(国立の信州大学卒だから、賢いのは間違いない)こういうお顔で無いと、われわれも心を一つにして応援できないものだ(誰を想像して、こういう事を言ってるのかっ!?)(笑)なお、二人のレースぶりと友情についてまとめた日本のテレビ番組があるコメント欄に、リンクを置くのでクリックして下さい
2018.02.20
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伊藤美誠と張本智和は、なぜ圧倒的に強いのか? 卓球ライターはこう見る1/30(火) 12:02配信 1月15日から21日にかけて東京体育館で開催された全日本卓球選手権大会(以下、全日本卓球)は、衝撃的な結末を迎えた。女子シングルスでは17歳の伊藤美誠が初優勝したほか、女子ダブルス、混合ダブルスと合わせて3冠を達成。そして男子シングルスでは14歳の張本智和が史上最年少で初優勝を飾った。若き才能の芽が息吹いた背景には何があるのか。卓球専門ライターの伊藤条太氏に解説をお願いした。(文:伊藤条太). 伊藤美誠と張本智和は、なぜ圧倒的に強いのか? 卓球ライターはこう見る世界で勝つために設計された伊藤の独創的なスタイル世代交代をつげるかのような衝撃的な結果となった全日本卓球。その象徴となった、史上最年少で3冠を達成した伊藤美誠と、史上最年少で男子シングルスを制した張本智和のプレーについて、多少専門的に解説してみたい。 二人の活躍の背景に、3年前に導入されたプラスチック製ボールの影響があるという話も聞くが、筆者はその影響はほとんどないと見る。ボールの違いといっても、過去にあった38ミリから40ミリへの5%ものボールの直径の変更(2000年)や、日本で2001年まで通常の卓球と並行して行われていた「軟式卓球」に比べれば、微々たる違いでしかない。それらにおいてさえも、選手間の実力の逆転や特定のスタイルの選手の活躍は見られなかったのだ。厳密には多少の影響はあるかもしれないが、ボールのプラスチック化を二人の活躍の主要因とするほどの決定的な原理は見当たらない。ボールの違いよりも明らかなのはプレーの進化だ。 伊藤のプレーで何よりも驚かされたのは、バックハンドドライブの回転量だ。女子シングルス準決勝で対戦した石川佳純も決勝で対戦した平野美宇も、抑えきれずにオーバーミスをする場面が何度も繰り返された。卓球は、相手のボールにどれほど強い回転がかかっていても、ラケットの角度さえ合わせれば返すことができ、それ自体に筋力は要らない。だから女子小学生でも成年男子のボールを返しうる。にもかかわらず石川と平野が伊藤のバックハンドドライブにオーバーミスを繰り返したのは、その回転量が彼女らの経験を上回る量であり、ラケット角度の馴れの範囲を超えていたからだ。卓球のように速いスポーツの場合、動きの多くは条件反射でなされるため、意識で変えられる部分は意外に少ない。頭でわかっていても、反応が組み込まれていない角度は瞬時に出せないのだ。まだ17歳の伊藤が、中国選手とも対戦経験が豊富な石川や平野が返せないほどの回転量のドライブを打つこと自体驚くべきことだが、さらに驚くのは、伊藤はそれを「表ソフト」という回転のかけにくいラバーで実行していることだ。このラバーは、突起が表面に出ているタイプで、主流のラバーである「裏ソフト」よりもはるかに回転がかかりにくい(「表」とつく理由は、卓球界にこちらのラバーが先に登場し、後に日本選手が裏返すことを発明したという歴史的経緯による)。なぜわざわざ回転がかかりにくいラバーを使っているかと言えば、回転が少ないボールの希少価値によるやりにくさと、回転がかかりにくい分だけ相手の回転に鈍感なため、回転の読みにくいサービスを返しやすいメリットがあるからだ。伊藤がレシーブのときにフォア側のボールまで動いてバックハンドで打つのはそのためだ。つまり伊藤は、回転のかかりにくいラバーのメリットを享受しつつ、回転をかけたいときには自らのスイングスピードで猛烈にかけるという、強引ともいえる力技の戦略を取っているのだ。 伊藤の異常さはそれだけではない。伊藤はフォア面には回転がかかる「裏ソフト」ラバーを使っている。当然、ボールに前進回転をかける「ドライブ」を中心にするのが定石だが、伊藤は逆に、回転をかけずにスピードを優先する「スマッシュ」やいわゆる「美誠パンチ」を連発するのだ。つまり伊藤は、回転がかかりにくいラバーで回転をかけ、回転をかけやすいラバーで回転をかけないという、いわば「逆位相」とも言える卓球をしているのだ。このようなスタイルの選手は、知る限り現在も過去も世界のどこにも存在していない。卓球界でも極小の部類に属する伊藤の体格で、世界で勝つために設計された極めて独創的なスタイルと言える。旧来の卓球を変える可能性のある張本のスタイル一方の張本の卓球の凄さは、ひとことで言えば、女子のピッチの速さと男子のパワーの融合である。 卓球の試合を見ていると、一般的に女子選手は台の近くでプレーをし、男子選手は台から離れてプレーをするのがわかるだろう。これは体格と筋力の性差による。トップレベルの卓球においては、勝敗を決するのは人間の反応時間を突き破るボールだ。ラケットの角度や巧妙さには限界がないが、反応時間だけはどれほど鍛えてもそれ以上は縮められない生物学的な限界があるからだ。女子選手の場合は、台から離れるとどれほど強く打っても相手の反応時間を突き破るボールを打つ筋力がないので、台に近づいて早いタイミングで打つことでそれを実現しようとする。一方で男子選手は、遠くから打っても十分に速いボールを打つことができるので、自分の時間を確保しつつ大きなフォームで強打を放つことを選択する。これが男女の台からの距離の差となっている。 通常、台に近ければ自分の持ち時間も少なくなるので、スイングは小さくなり、ボールの速さは一定限界内のものとなる。これが一般的な女子選手の卓球だ。ところが張本は、女子選手のように台の近くに陣取りながら(卓球ではこれを「前陣」という)、その位置ではありえないほど大きく体を使い、強烈なボールを放つ。それがわかりやすいのはフォアハンドのフォームで、両足を肩幅の2倍以上にまで広げ、打球前に相手に背中が見えるほど上体を捻って、一気に180度も捻り返す。ラケットの旋回角度は実に270度にも達する特大サイズのスイングだ。十分な時間があれば誰でもこのようなスイングができるが、張本はそれを時間がないはずの至近距離でやってのける。結果、一般の男子選手より絶対的に速いボールというわけではないが「その距離から打つボール」としては十分すぎる殺傷力を持つ。それを実現しているのは、驚異的な判断の速さと身のこなしの速さだ。それはあたかも張本のまわりだけプランク時間(※物理学で定義された時間の最小単位)が異なる「張本時間」が流れているかのようだ。 張本のバックハンドは、打法そのものよりも、相手が決め球を打ってこようが逆をつかれようが体勢が崩れようがお構いなしに、マシンガンのように打ち続ける発想の方に特徴を持つ。他の選手なら、当てるだけにして一度守りに入るか、十分な体勢で打つために台から離れて時間を確保する場面があるものだが、張本にはその発想自体がない。そこには、何が何でも前陣を死守したまま強打を放ち続けようという強い意志と、それに支えられた徹底的な訓練が感じられる。 昨年12月に仙台で行われた世界選手権最終選考会のとき、試合前の練習時間に、一般の男子選手が台から離れて豪快なボールを打ち合っていたのに対して、台にピッタリとついて性急ともいえる連続強打をひたすら繰り返す張本の姿は異端であり異様でさえあった。ひとりが新しいスタイルで成功すると、あっという間に追従する選手が現れるのがスポーツの常だ。成功例はひとつでよい。可能性が示されれば十分なのだ。その可能性に賭けて多くの才能と時間が費やされ、やがてそれがスタンダードとなってゆく。これがスポーツの進化のプロセスだ。 伊藤の卓球はあまりに斬新であるため追従者は限られるだろうが、張本の「パワー前陣卓球」は、ある意味正攻法であるため、多くの追従者が出るだろう。それは、旧来の卓球をその選手とともに過去のものとしてしまうかもしれない。 生物の進化は目撃することはできないが、卓球の進化は今、目の前で起こっている。なんとドラマチックなことだろう。. 伊藤条太 ーーー 私の疑問 ーーーよくわかったのだが疑問がある伊藤美誠は、なぜ、フォアで裏ソフトを使うのかという点を説明していないフォアでは、回転では無くスピードで勝負しているのなら、フォアも表ソフトでもいいでは無いか?それとも、裏ソフトは、表ソフトよりスピードが出るのか?ケルンコンサートさんわかりますか?
2018.01.30
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伊藤美誠は平野、石川になぜ勝てた?過激な戦術変更で日本卓球界が飛躍! Number Web 川嶋弘文(Rallys編集部)2018/01/23 17:00 まだ24歳の石川がベテランに見えてしまう日本の女子卓球界。世界的に見ても異様ともいえる急成長ぶりである。 1月21日、卓球日本一を決める全日本卓球選手権で14歳の張本智和と17歳の伊藤美誠が優勝。東京五輪の卓球競技会場に決定している東京体育館での熱戦とあって、会場にいた誰もが若い世代の着実な成長を目の当たりにし、2年後の東京五輪でのメダルへの期待に胸を膨らませた。躍進する2000年生まれ世代。 今年の全日本の女子種目はシングルスもダブルスも決勝のカードがいずれも2000年生まれの選手となり、世代交代が一気に進む形となった。 女子シングルス決勝ではリオ五輪で女子団体メンバーとして銅メダルを獲得した伊藤美誠と、昨年中国人選手を3連破してアジアチャンピオンとなった平野美宇が対戦。伊藤と平野はともに2000年生まれの17歳。 昨年の2016年大会の準決勝でも対戦しており、この時は4-0で平野が勝った。 しかしながら今年は、大会を通じて好調を維持する伊藤が手のつけられないような当たりを見せ、速攻プレーで平野を圧倒。4-1で優勝を決め、女子ダブルス、混合ダブルスとの三冠を決めた。 伊藤は「全日本の借りは全日本でしか返せない。この舞台で倒したかった」とライバル心を剥き出しにする一方で「こんなに大きな舞台の決勝で(同世代の平野と)戦えて幸せ。将来の自分たちが楽しみ」「福原選手、石川選手のおかげで今の自分たちがあるし、卓球が盛り上がっている。自分たちも繋いで行きたい」と2000年生まれ世代が日本の卓球の中心に来ている実感と自覚を口にした。ダブルスでは決勝の4人全員が2000年生まれ! 女子ダブルスでも、伊藤は早田ひなとのペアで優勝。社会人ペアの優勝が続いていたこの種目で歴史を変えた。 特に決勝では塩見真希・梅村優香(四天王寺高校)ペアと対戦したが、コートに立った4人ともが2000年生まれとあって、若い世代の選手層の厚さが垣間見えた。 高校2年生まで出場資格があるジュニア女子の部でも長崎美柚(2002年生まれ、15歳)が優勝、木原美悠(2004年生まれ、13歳)が3位に入るなど中学生の活躍が目立った。 こうした若手の台頭について、今大会準決勝で伊藤に敗れた日本のエース石川佳純(1993年生まれ、24歳)は「“年齢の割に強い選手”ではなく純粋に“強い選手”が増えている。大きな刺激を貰って私も頑張れている」とコメントし2000年代生まれの若い選手たちの実力が本物であることを認めた。若さとスタイルチェンジが打倒中国の鍵。 卓球日本チームにとって、長年の目標は打倒中国である。 この中国を倒すためのヒントが昨年中国選手を3連破し、アジアチャンピオンとなった平野美宇にある。 平野はリオ五輪での代表メンバー落選をきっかけに、それまでの安定性重視の卓球から、全てのボールを両ハンド(フォアとバックの両方)のカウンターで狙い撃つ攻撃力重視の卓球へとスタイルチェンジした。 さすがの中国選手もこの平野の進化に対応できず、平野は中国を倒すことが出来るレベルにまでに急成長したのだ。 ベテラン選手になると、長年染み付いた自分のスタイルを崩し、新しいスタイルへと変えるのは精神的にも肉体的にも難しいが、若い平野はリスクを取りながらも見事にスタイルチェンジを果たし、その結果、研究熱心な中国が想定できないほどの進化を遂げ、打倒中国を成し遂げるに至ったわけだ。石川も平野も、伊藤の激変ぶりに「驚いた」。 全日本で三冠を果たした伊藤美誠も、今大会で大きなスタイルチェンジを見せた。「(足を止めてテクニックで勝負する)“省エネ卓球”から“動く卓球”に変えた」(伊藤)と本人が語る通り、今大会の伊藤はとにかくよく動いた。 テクニックで相手のミスを誘うプレーが減り、自ら両ハンドスマッシュで得点を奪いに行くシーンが以前より圧倒的に増えたのだ。伊藤に敗れた石川も平野もその攻撃的なプレーへの進化に口を揃えて「驚いた」「(スマッシュを決められて)精神的ダメージがあった」とコメントした。 若いが故の勇気を持ったスタイルチェンジは、対戦相手の過去データを徹底研究し対策練習をやりこんでくる中国に対しても有効だ。 相手にデータを書き換える時間を与えずに、相手の想像を上回るスタイルチェンジが出来れば、勝てるチャンスは増える。もちろんスタイルチェンジには時間もかかり、ミスが増えるリスクもつきまとうため簡単なことではない。 しかし昨年の平野、今年の全日本での伊藤が見せた若いが故の勇気を持ったスタイルチェンジこそが打倒中国のヒントであるように思えてならない。
2018.01.24
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伊藤美誠 vs 平野美宇伊藤美誠が 4-1 で勝利・ミックス・ダブル・女子・ダブル・女子。シングルの三冠女王に私は平野美宇のファンなのだが、今年の伊藤美誠は見違えるほどすごかった・バック・チキータ・逆チキータ・美誠パンチ(笑)独創的な強烈な新技で美宇を撃破驚いた平野美宇は腕の振りのスピード伊藤美誠は、スナップの強さとスピードこの17歳の二人は何十年に一人の天才だが20歳での東京五輪までにもっと伸びる ーーーー男子の張本私は、あの声はマナー違反だと思う好きでは無い
2018.01.21
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相撲の話題相変わらず、相撲の話題がテレビを独占しているがもういい加減にしてほしいと思いながら好きなことを書いてみる ーーー 私の意見 ーーー日馬富士暴行事件は要するに、日本とモンゴル間の異文化問題だと思うモンゴルには、日本のスポーツ界独特の先輩後輩の厳しい縦社会・上下関係は無いそうだそれなのに、なぜ、日馬富士が「横綱白鵬に対する態度が悪い」と激高して貴の若に暴行したのか?日馬富士が日本の掟に順応しようとして身につけたものが哀しいことに、悪い方に発揮されてしまった様だ私に言わせれば、所詮、モンゴル人はモンゴル人日本の文化になじもうとしてもある一定の限界があるましてや、日本でも特殊な、「国技」(笑)「神事」と奉られている大相撲の特殊な政界のしきたりは、なかなか、身につかない日本の相撲に参加するからには、その掟に従えと言う意見もあるが、日本人でも私など特殊な相撲の世界など、まっぴらである(笑)スポーツがどんどん、グローバル化している中で相撲だけが特殊しかし、大相撲とは言い条、実質は、もう、モンゴル相撲四横綱の内、日本人横綱はひとりだけこれが現実なのだワイドショーなどで、「相撲関係者」達が偉そうにずれたことをしゃべっているが相撲を特殊だとすることで自分たちの権威・存在価値まで上げようとしているここは、頑迷で奇妙な横綱審議会?などにモンゴル人や米国人を入れて国際化してはどうか?実質、大相撲はモンゴル相撲なのにモンゴル人の委員がいないのはおかしい・・・と私などは思うが ーーーー貴乃花親方も、変人である(笑)さらに総ての力士は、相撲協会に直接雇用されているという建前にもかかわらず部屋単位の考え方が強すぎるまあ、これは、相撲界の持つ一番大きな矛盾だろうが部屋というもの競馬で言えば、厩舎(笑)そこの寄り合い所帯なので協会のガバナンスなどと言ってもしかたがないだろう ーーーーそれに、事件に関して協会の報告もしないし、協力もしないその理由は、協会が信用できないから(笑)しかし、自身は、協会の理事という立場一般のビジネス社会では、貴乃花の言い分は全く通らない信用できない協会内にいながら今後いったい、何をして行こうというのか?理事会の選挙で理事に復帰して相撲界の大改革とやらをするつもりらしいがその大改革たるものが、いったいどのようなものなのか?本人の腹の中では、それなりにあるのだろうがわれわれには、さっぱりわからないまあ、これが、神事の世界なのかも知れない(笑) ーーーー八百長無しのガチンコの相撲にしたいそういう基本発想らしいが他のスポーツと違って相撲は格闘技であるボクシングでは、年に四回も試合をすれば多い方だし危険で怪我が多い格闘技でガチンコオンリーというのもな~そもそも相撲など見世物興行である部分が大きい特に地方場所、巡業では、893が関わる神事なんて言っても、ナンセンス国技だって、自称にすぎなくて国技なんて言う規定はどこにも無い年に六場所なんて、力士の負担が大きすぎるガチンコは諦めてもいいじゃ無い?大衆は、それでも喜ぶんだから確かに、生で見る相撲は(私は準本場所しか見ていないが)異形の世界であり一度は見る価値があると思う
2018.01.12
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新しいカテゴリーを作った【バレーボール 東レアローズ】いままでバレーボールは「スポーツ」カテゴリーだったが晴れて(笑)独立したカテゴリーを獲得(笑) ーーー ◇ ーーー今週のVリーグ 試合日程 ーーー 11月11日(土) ーーー 会場 甲府第一試合 東レ vs NEC第二試合 デンソー vs 日立会場 刈谷 第一試合 上尾 vs 久光 第二試合 車体 vs JT ーーー 11月12日(日) ーーー 甲府会場第一試合 東レ vs 日立第二試合 日立 vs デンソー刈谷会場 第一試合 上尾 vs JT 第二試合 車体 vs 久光 ーーー NEC戦 ーーー土曜の対戦相手は、NECである黒後が、憎い古賀(笑)に打ち勝ってほしい今季のNECの力量は分からないが外国人選手はいないよね勝てるかも知れないセッターがMBを使うことが出来ればかなり勝利の可能性ありしかし、東レのセッターがMBを使える・・・なんてことは、無いよね(笑)井上奈々朱さんが、一本以上、トスをもらえます様に(笑)ブロックはいいよねケイディーと黒後は、エースの働き特に、黒後のサーブに注目中川さんは、ほんとに頼もしいほとんど、あらゆる場面でボールを拾い絶好の二段トスを上げてくれるセッターのトスよりいいトスなんだから(笑)東レに過ぎたる選手だ東レはあと10年は、リベロの心配をしなくてもいい青大野も、良化の兆しあり堀川は、気持ち次第なんだよね上尾戦では、強打と良いサーブを見せたんだからもっとふてぶてしく!がんぱって!近江のいないNECに負けるわけにはゆかない(笑)
2017.11.10
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ボクシング 村田ついに世界王者へ村田がついに勝利世界チャンピオンになった昨日、私が書いた村田が採るべき戦法エンダムが意外にもまともに打ち合ってきたので全く意味の無い記事になってしまった(笑)試合後に、村田が『私のストレートは伸びるので、エンダムはそれを嫌がって 接近戦を選んだのだろう』と語っていたがまあ、そうなのかも知れないが常識的に考えてエンダムが距離をとるアウトサイドボクシングを捨ててまともに村田と打ち合っては手数の多さも生かせないし(ヒット アンド アウェイでこそ、手数で勝てる)パンチ力の差がダメージの差となって勝ち目は無いと思うのだがいずれにしても、エンダムに勝機は無かったーーーー村田は、前回の反省から初回から攻勢に出た左のジャブが強くてストレート同然左右のフックアッパーカット総て有効だったーーーー私が薦めた(笑)集中打も、かなり打ててはいたがやはり、エンダムは驚異的にタフ中盤では、何度も腰を落としそうになりながらもなんとか耐えていたただ村田は、あれほど圧倒的に有効打を打ちながらダウンを奪えなかったこの点を、どう見るかだが● エンダムがタフだからダウンを奪えなかったのか?それとも● 村田は、ブロフキンのような、チンなどのスィートスポットを打ち抜く様な技術が無いのか?私には、判断がつかないエンダムほどタフな選手は、そうざらにはいない大抵の選手相手なら、ダウンを奪えたと思うがやはり村田は狙い澄ました一発で相手を倒すと言うより強打の蓄積で相手を圧倒するそういう勝ち方の選手なのだろう次の対戦相手は誰になるのか?楽しみである
2017.10.23
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ボクシング 村田、エンダムの作戦見破った!浜田代表「中盤以降にKO」サンケイスポーツ トリプル世界戦の前日計量が21日、東京都内で行われ、WBA世界ミドル級1位の村田諒太(31)=帝拳=はリミットの72・5キロ、同級王者のアッサン・エンダム(33)=フランス=は600グラムも軽い71・9キロでともに一発パス。村田陣営は王者の体重から「スピードを重視する」と作戦を看破。相手の手の内を知り悲願の王座獲得へのプランを定めた。世界戦3試合の勝敗をサンケイスポーツ評論家の矢尾板貞雄氏(81)が占った。 借りを返す舞台が整い、ボクサーの闘争本能が高まった。村田は笑顔も見せず計量に臨み一発クリア。恒例の“フェースオフ”で、エンダムが視線をそらすまで25秒も鋭い眼光でにらみ続けた。 「パスしてホッとしている。朝起きたら100グラムアンダーだったので、水を飲んで調整した。無理なくリミットという感じ。あとは試合で全力を尽くすだけ」 手の内を知る2人が拳を交える再戦。戦いは計量から始まっていた。71・9キロでパスしたエンダムに対し、帝拳プロモーションの浜田剛史代表(56)は「リミットよりも600グラムも余裕があった。それだけあればリンゴ1個は食べられる。意図的に体重を軽くしたのだろう。スピードを重視する作戦」。王者の一挙手一投足を見逃さず体重から作戦を見破った。 王座奪取へのプランも定まった。左右に動き回る王者に対し、前へ出る圧力を前回以上に強くする。序盤は右ストレートにこだわらず左ボディーを中心に攻める。エンダムのスタミナを奪い、足の動きが鈍くなれば理想的な展開だ。「中盤以降にKOできる」と浜田代表は自信をにじませた。 ボクサー人生をかける再戦。「どっちにしても完全決着と思う。3回目は絶対にない。こうしておけばよかったということがないような努力はしてきた。あとは神のみぞ知る」。人事を尽くして天命を待つ。これが決戦前の村田の心境だろう。 (伊藤隆)★【矢尾板貞雄】村田55%、エンダム45% 両者とも作戦入念 接近戦でのパンチ効果ある 一度対戦しているだけに、両者とも作戦を入念に練っているはずだ。エンダムは身体能力、スピードを生かして、前回以上に左右へのステップを使いながら角度をつけたパンチで村田のガードを打ち崩す作戦。 動き回る王者に対して、村田は前回以上に強いプレスをかけるはずだ。ただ前へ動くだけでなく、速い左ジャブを織り交ぜながらプレスをかければ、ロープ際で王者を捉えられる。接近戦になれば右ストレートだけでなく左右のアッパー、左フックもある。アマ時代から得意とするパンチで、前回の試合ではほとんど見せていないだけに効果はある。一撃でチャンスを作り一気に畳みかければ、中盤以降にKOできる。 ーーー 私の意見 ーーー私の父は、新しもの好きで、テレビが売り出された翌年に早くもテレビを購入おかげで、私は、その頃からボクシングの放送を見続けているボクシングは、私の最も好きなスポーツであり大学の授業でもボクシングを受講ボクシング部の広い部室での講義と実技だったが部室のリングでは、東京五輪に出場する大学のボクシング選手が三人激しい練習をしていた従って、私は、ファイティング原田が四回戦ボーイだった頃も見ているボクシング自慢はここまでとして(笑) ーーー ◇ ーーー前回の村田陣営の作戦は、私から見て、納得できなかった第一・第二ラウンド村田は全く手を出さず、ガードを固めるだけだった相手の出方を探るという意味なら、第一ラウンドだけで十分だし村田のパンチに対するエンダムの対応も、その段階で見定める必要もあったはずおかげで、第一・第二の両ラウンドは、効果的なパンチは無かったにしろ攻勢点でエンダムのものになっているだろう第三ラウンド以降も、村田はデフェンスを固めて出すパンチは、威力があるものの、単発気味だったしかし、この試合のジャッジ達は論外だがレフリーも、明らかにおかしかった村田のパンチにエンダムが吹っ飛んでロープに助けられた状況あれは、ロープダウンを当然、採るべきだろうそれが二度もあったただ村田はパンチは単発だったし、パンチが効いても猛烈なラッシュはかけず、むざむざ、チャンスを逃した村田は、ボクシング選手特有の自分のパンチが有効に決まったとみれば狂ったように(笑)ラッシュする、集中打を浴びせるという本能は持ち合わせていないようだ相手のカウンターパンチも警戒しなければいけないがそこまで用心していては、ボクシングの醍醐味に欠けるよく言えば、冷静なのだが厳しく言えば例えば最高王者・ゲンナジー・ゴロフキンの様に冷静でありながらも無駄の無い、的確なパンチを集中させるという毒蛇のような(笑)能力や来年夏、ゴロフキンと頂上対決(再戦)予定のサウル・アルバレス彼のような圧倒的な手数や連打も無いこれは、タイプが違うとしか言い様がないのかも知れないがアマチュア生活が長かった弊害?なのかも知れないが● ポイントを意識しすぎである● ディフェンスに意識を起きすぎであるこういうジャッジの問題がある試合は判定に持ち込まれたら負けと覚悟しKOで仕留める事だけを考えるべきまた、村田は、エンダム相手なら、それが出来るはずである ーーー ◇ ーーーさて、今回の再戦だがもちろん、村田もそういう反省はしているだろうから相手の手の内も分かったわけであるし初回から、攻勢に出るだろうただ、重要なのはKOにつなげるためには有効打の連打、という事である相手のエンダムは、前回以上に変幻自在の動きのスピードで逃げを図るだろうそれに、パンチを受けても、回復が驚異的に早いタフでもある従って、エンダムを捕まえるチャンスも思った以上に少ないかも知れない従って、チャンスには、リスク覚悟で連打することパンチ力では勝っていることは明らかなのだからエンダムの有効打は少ないものの見てくれの良さの連打は、気にしすぎない事相手をロープまたはコーナーに追い詰めることが出来たら総てのパンチが有効打で無くてもいいが強弱をつけて捨てパンチを含めて、パンチを継続・集中させその中から決定的な有効打を打てる瞬間・状況を作り出すこととにかく、相手の長所、足とスピードに対抗するには単発では無くて連打であるブロフキンなら、どう攻めるだろうか?と考えながら戦えればいいのだがそんな余裕は無いか?(笑)
2017.10.22
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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】やっぱり掛布退任“大津波”…3年契約を“防波堤”金本体制の来季は産経新聞【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】 掛布退任の“衝撃波”は来季の金本体制を直撃する危険性があります。阪神は掛布雅之二軍監督(62)の退任を10日に発表しました。金本知憲監督(49)との若手育成理念の食い違いが大きな原因です。球団側は指揮官に対する3年を基本線とする複数年契約の提示で、全面バックアップする方向ですが、阪神OB&熱狂的ファンは来季以降、「掛布を退任させた」金本体制に強く結果を求めるはずです。チーム成績&若手育成の手応えが感じられない場合、鉄人には大きな反動が押し寄せるかもしれません。■前回コラムで“予言”のとおり… 大きなうねりが起こりましたね。前回のコラム(9月10日アップ、http://www.sankei.com/west/news/170910/wst1709100007-n1.html )で金本知憲監督に対する新たな複数年契約の提示と同時にチームには大きなうなりが起きる…と書きました。実はその大きなうねりの最たるモノが掛布二軍監督の去就だったのです。9月10日に発表された掛布二軍監督の退任はまさに金本監督への複数年契約提示と裏腹の出来事です。「長期の再契約」と「退任」…。2人が描いたコントラストこそ、阪神球団が選んだ来季以降のチーム造りへの方向性そのものです。 前回のコラムで2年契約が今季で切れる金本監督に対して阪神本社ー球団首脳は新たに3年を基本線とする複数年契約を提示する、と書きました。それは監督への条件提示(再契約金、年俸額など)と同時に新たなチーム造りへの「条件闘争」の意味合いも出てくる局面となります。金本監督は2年の任期中に感じた思い、感じた改革点を球団側に求めることになり、改めて長期契約を結ぼうとする球団側は最大限、金本監督の意向に沿ったチーム造りを目指すことになります。 「金本監督は掛布二軍監督率いる二軍の練習姿勢、指導理念を肯定的には捉えていなかった。金本監督はもっと激しく、厳しく、強制的にでも練習させる環境を望んでいたが、掛布二軍監督は違った。選手の自主性を重んじる指導だった。もう1年以上、2人のギャップはあらゆる場面で露呈していた」とはチーム関係者の話ですが、こうなってくると、どっちの指導が良くて、どっちが悪い…という話ではなくなります。 阪神球団として金本監督を旗頭に「若手育成路線」の継続を選択した以上、鉄人の理念、感覚にそぐわない指導者は「退任」させるしか道はないわけです。8月25日〜27日の巨人戦(東京D)の期間中、東京都内のホテルで球団幹部と金本監督は集結し、来季以降の戦力構想、補強プランなどを話し合いましたが、この場で最終的に「掛布二軍監督の退任」は決まりました。 このコラムでも書きましたが、FA補強では懸案だった中田翔(日本ハム)の獲得を見送り、投手重点の調査を行うことと、新外国人選手のリストにゲレーロ(中日)がトップランクされたことなどが確認されたのですが、それと同時に二軍監督の交代は決まったわけですね。 「球団内部には“掛布二軍監督はそのままでいいのでは”という声もあったよ。でも、最終的には交代となった。そりゃあ、誰かの強力な意見があったからだろう。それが誰かって? 流れを見れば一目瞭然じゃあないか。これで一軍も二軍も金本監督の色が全面(前面)に出てくる、ということだ」とはチーム関係者の話です。 金本監督が就任して2シーズンが終わろうとしています。チーム成績は4位、2位(16日現在)です。大きなテーマとする生え抜きの若手育成路線はどういう評価でしょうか。野手では中谷、大山、坂本、梅野らが一軍で結果を出し始めています。投手では秋山、小野や青柳、岩崎でしょう。■球団は長期契約を“防波堤”に援護射撃…心配はOB・ファンの嵐… しかし、一方で藤浪の不振や岩貞、野手では高山や江越、原口、北條らが伸び悩んでいます。こうした状況を客観的にはどう評価するか。“金本目線”でいえば、もっと若手育成の成果を出すためには二軍改革は避けて通れない…と感じたのでしょうが、コップを反対側から見れば、逆の意見も出てくるかもしれませんね。 そして、サイは投げられた…わけです。掛布二軍監督を退任させた来季以降は、どんな現象が待ち受けるでしょう。 「一番の心配点は阪神OBの声だろうね。金本監督が監督に就任した2015年のオフ、OB会の会合では“なんで岡田じゃなくて外様の金本なんだ”という意見が出て揉(も)めたんだ。今度は掛布まで外されたからね。阪神のOBたちは金本監督に対して、相当にキツい視線を送るだろう。結果が出なければ容赦ない批判が飛び出すかも…」とはチーム関係者の声です。 さらに、チームの外でも大きなリアクションが起きる心配があります。掛布二軍監督の退任が発表された9月10日、二軍の鳴尾浜球場には掛布ファンが殺到し、入場制限が敷かれました。ミスタータイガースの掛布二軍監督はカリスマ的な存在だっただけに、退任を惜しむ声と同時に「なんでや!!」の声も多く聞こえてきました。 事の真相を知った掛布ファンが金本阪神に対してどんな思いを描くか、は改めて謎解きをしなくても分かりますよね。 つまり掛布退任を“迫った”金本監督には来季以降、これまで以上の結果責任を問う声がチーム内外から起こる可能性があります。阪神球団とすれば、こうした結果責任を問う声を最小限度に納めるべく? 長期契約を結ぶ方向です。3年という長期スパンを示せば、批判の声に対する“防波堤”になると考えるでしょう。 しかし、それが果たして防波堤になるのかどうか? 来季以降の成績と若手のさらなる成長しか批判を封印する術はないでしょうね。チームが下位に低迷したり、若手の伸び悩みが顕著に見られたりすれば、「掛布を外したくせに!!」という声が蔓延(まんえん)する危険性は大いにありますね。 掛布二軍監督の指導方法や理念がすべて正解だったとは言えません。一方で金本監督のソレも同じ理屈が通ります。いい点もあれば、改善点もあるでしょう。要は一軍と二軍でもっと意見をすり合わせ、相互理解を深めていれば、両雄並び立たずの図式にはなっていないはずですね。 掛布二軍監督の就任を希望したのは金本監督でした。それが2年前。ドラフト下位指名から努力と研鑽(けんさん)で一流選手になった2人には共通した思いがあったのでしょう。金本監督は「野球感が合うから」と掛布二軍監督誕生の理由を話していましたね。それが2年間の指導の中で大きく変遷してしまったのです。 果たして掛布雅之が去った後のタイガースにどんな風が吹くのか。阪神球団はチーム管理に大きな手抜かりがあった、と言わざるを得ません。そして、そのツケを払うのはひょっとして来季以降の鉄人なのかもしれませんね。目玉人事が崩れた傷跡は深いのです。 =続く(毎週日曜に掲載)植村徹也(うえむら・てつや)uemura.jpg 1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神・野村克也監督招聘、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の月〜金曜日午後9時からの「」、土曜日午後6時半からの「」に出演中。「サンスポ・コースNAVI!」ではゴルフ場紹介を掲載、デジタルでも好評配信中。
2017.09.27
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バレーボール グラチャン などグラチャンなどについて、何か書こうと思ったらこのようなニュースがあった ーーー 東レHP ーーー2017.09.07 Releaseリリース移籍選手の入団について.日頃より東レアローズ女子バレーボール部に対しまして、温かいご声援を賜りまして有難うございます。この度、移籍選手として井上奈々朱選手が入団することが決定いたしました。更なるチーム力の強化を図り、日本一奪還へ向け全員一丸となり取り組んでいきます。井上選手のプロフィールは以下の通りです。今後とも東レアローズ女子バレーボール部へ変わらぬ温かいご声援を宜しくお願い致します。名前:井上 奈々朱(いのうえ ななみ)選手生年月日:1989年6月19日背番号 :1番ポジション:ミドルブロッカー身長:179cm出身校:下北沢成徳高校出身地:東京都所属チーム歴 :デンソー(四国Eighty 8 Queen期間移籍)→日立リヴァーレコメント:この度、東レアローズに入団する事になりました。入団にあたり、沢山の方にお力添えをいただき、とても感謝しています。その感謝の気持ちを結果で返せるように、そしてチームの日本一に貢献出来るよう、自分らしく頑張ります!応援よろしくお願い致します! ーーー ◇ ーーーこれには、びっくりした他チームからの移籍など、原則、無かった東レなのにこれは、異例だ井上選手、日立を退団したと言うことはうっすらと記憶に残っている様に思うが日立は、選手がよく、集団脱走するチームだ(笑)井上選手は、私も、好感を持っていた選手(礼儀正しい)今の東レのMBの布陣● 大野● 伊藤望● 石川(実質はWS)● 林(可愛いらしいが)● 小川(黒後のライバルだった)と、数はいるのだが小川が進歩しているとは耳にしているのだがそこへ井上か菅野監督も、もちろん、了承しているのだろうまあ、プラスだな ーーー ◇ ーーーグラチャン● 合計、10分も見ていないのだがベテランがいなくなった小型ブラジルの弱いことびっくりした● しかし、日本も小型化(笑)新鍋と内瀬戸がエースって、すごいわ(笑)しかし、こんなチームで、よくやっている、とは言える● とにかく、華が無いのは否めない女子バレーで、美人がいないと言うことは普通、あり得ないことだがそれが実現できている(コレコレ)● 荒木さんが頑張っていることは偉いが例によって「ママさん選手 子供のために」なんて、安っぽいお涙ちょうだいは、よしてくれ!しかし、東京五輪を本気で見据えているとすれば東京では36歳になる荒木さんを使うっておかしい富永選手も、どうかな?● この前の記事でも書いたがー スピードが無いー コートを縦に使っていないー バックアタックが無いー エースアタッカーがいないー 華が無いという無い無い尽くしのチーム見ていて、少しも面白くないこんなので、女子バレー人気の方、大丈夫なの?● 長岡・古賀が負傷欠場だがこの二人は、守備が苦手復帰しても、攻撃力は増すかもしれないがプラマイ、ゼロかな?● こういう文章だけ書いているが実際には、ブラジル戦のテレビ中継も合計10分も観戦していないのだ● ただ、最終戦の中国戦では竹下・大林の大御所の解説に加えてリオがゲストに、なのだというリオ、普通のしゃべりは大丈夫だが「解説」なんて、出来るのかな?(笑)
2017.09.09
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広島に三連敗(笑)よくやってくれるよ(笑)昔の阪神を見るようだ(笑)まあ、しかし、ここまで、よくやっている● 高山は、悪球打ちでダメになったと書いたが今夜、小山正明さんが同じ事を言っていた「ボールを振ると、言いスィングが出来ない だから、ヒットを打つ確率が下がる」● 大山必ず、ファーストストライクを打つこれは、なかなか、出来ないことだ小山さんが、大山は長距離砲では無い、と言っていたが世界の盗塁王(笑)は、同意はしていなかった確かに、これから変わる可能性もあるが私も、大山は、長打もある中距離打者だと思っている打球がライナー性反対に、中谷は、当たれば長打打球は、典型的な放物線パワーは、大山よりある長距離打者だな打撃は粗いが(笑)今は、本塁打を量産したせいで内角速球で攻められているが世界の盗塁王は「ファールをしておけばいいんです 必ずしも(苦手な内角球を)ヒットに私用としなくても言いファールにしておけば、そのうちに、真ん中にも投球が来るそれを打てばいいんです」と言うなるほど!● 大山の四番は、少し、荷が重いな来年は、なんとかなるだろうが● 私は西岡が起用されている理由がわからない打率は、二割三分にすぎないし、歳だし(笑)のりしろが少ない若手にチャンスを与えた方がいい金本監督らしくないな● 鳥谷、2000本安打達成● ロジャースは、化けの皮が剥がれたようだ(笑)本人も、自信が無さそう● 小山さんが、阪神は、先発投手にもう少し長いイニングを投げさせないと中継ぎ・抑えの疲弊が来季心配と● ロジャースが代打として期待できないので右の代打が薄い左の伊藤も、最近、打てない狩野は、もう、無理原口を速く一軍に上げろ!(笑)● 捕手の坂本が打撃開眼したようだ
2017.09.08
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ーーー 記事 ーーー【鬼筆のスポ魂】中田翔のFA獲得見送らせた「若虎」 中谷、大山、坂本らに成長の兆し、費用対効果も低く…産経新聞 結論は「見送り」。金本阪神が今オフのフリーエージェント(FA)補強による中田翔内野手(28)=日本ハム=の獲得を見送るという。球団幹部によると夏の長期ロード最終カードの巨人戦(東京ドーム、8月25〜27日)の期間中、球団幹部と金本知憲監督(49)らが東京都内のホテルに集結。来季の金本体制に向けた補強プランを話し合った。補強策のメインテーマとしてFAに関するスタンスも議題に上がった結果、中田だけでなく野手のFA補強自体が見送られることになったというのだ。 「最初から金本監督があまり乗り気ではなかった。一部で『中田を獲(と)るべきだ』という声もあったけど、改めて球団、現場が集まって話し合った結果、獲らない方向で一致した」 阪神球団の関係者はキッパリと言い切った。今後、戦力の切り替え策などで日本ハムが金銭トレードや交換トレードで中田を放出する方向に舵(かじ)を切った場合、交渉のテーブルに就く可能性がわずかに残されているものの、現実的には阪神と中田の「合体」はなくなった。 当初、阪神球団は中田のFAに備え、補強資金の捻出を「予算案」として本社に具申していた。中田の今季年俸は推定2億8千万円。他球団が獲得するためには人的補償が伴うAランクの選手。もし獲得に乗り出すなら長期契約の提示で総額20億円超の資金が必要だった。しかし、今季の成績不振と来季以降も継続する「生え抜きの若手育成路線」が阪神のスタンスを「見送り」に落ち着かせた。 中田は106試合出場時点(4日現在)で打率・210、本塁打16本、打点62。2014年から昨季まで3シーズンは本塁打27本、30本、25本。打点は100、102、110をマークしていたが、今季は開幕から調子が上がらなかった。8月17日に出場選手登録が8年に達して国内FA権の資格取得条件を満たしたが、「(権利行使については)まだ全く何も考えていないので、分からないです」と進路については明言を避けていた。 阪神球団は中田の今季の打撃内容から「費用対効果に疑問がある」という意見が大勢を占めたもようで、積極的に獲得を推す幹部は誰もいなかったという。 さらに生え抜きの若手育成路線を提唱して今季が2年目。中谷や大山、坂本らが成長の兆しを見せ始めた。中谷などは112試合出場時点(同)で打率・246、本塁打18本、打点52をマーク。もし20本塁打に届けば、生え抜きの右打者では06年の浜中(20本塁打)以来となる。ドラフト1位ルーキーの大山も4番に座る試合が増えてきた。捕手では春先の右手骨折で出遅れていた坂本がスターティングメンバーに定着。金本監督ら首脳陣が我慢して起用してきた若手の中からポツポツと芽が出始めてきた。 「中田を獲れば、昨オフの糸井(オリックスからFA獲得)に続き他球団の大物選手を獲得することになる。金本監督を招いて球団としても本腰で生え抜きの若手育成をテーマに掲げているのにそれに逆行することになる。いろんな意味でGOサインは出しにくい」(球団関係者)との背景もあった。いわば中田は中谷、大山らが「見送らせた」のだ。(特別記者) ーーー 私の感想 ーーー上の数字を見ても中谷の成績が、打点以外では、中田を上回っている(笑)金本監督としても自分の育成路線で● 抜擢して我慢して使ってきた中谷が、ここへ来て本塁打量産● 投手では無くドラフト一位に指名した打者大山が新人ながら四番定着さらに、● 中谷・大山はまだ若くて、伸びしろがタップリある中田など邪魔になるだけ(オイオイ)
2017.09.05
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