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2017/03/12
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カテゴリ: BLACKLIGHT
条件としては悪くないように思える。期間がどれくらいあるかわからないものの、
今までの生活とはまるで違う「自由な時間」が持てるというのが魅力的だ。
ヨーディは懐に手を入れ一掴みすると、テーブルの上に置いた。
「ひとまずこれで取引、というのはどうだ?」
それを聞くや否や、リーダーは大笑いする。「まったく、図太いな」
「確かに一理あるな。こっち側としてもお前の力量を図る時間は必要だ」
取引は成功。期間は2か月、ここへの出入りは自由だという。
「今日はもう帰れ、ここに泊まりたいなら、3倍はもらおうか」
帰り際に、明日も来い。と言われて外へ出る。

今までの景色とはまるで違う一日が過ぎ去っていった。

翌日、言われたとおりに訪れる。
今日呼ばれた理由とは、城の中での様子を聞くため、だという。
その前にヨーディは疑問を投げかける。どうやってレイトを引き入れるつもりなのか、と。
「お前、国のことには疎いな。ま、そんなこと気にする余裕がないから仕方ないがな」
レイトは王位継承権を持っているが、レイトの父はすでにこの世にいない。
現在、政権を代行しているのは叔父にあたる、リヴァニア・アルケデニックという者だ。
あの時、城で会ったのがまさにアルケデニックだった。
(親じゃなかったのか、そう言われるとレイトの態度はよそよそしかった気もするな・・・)
「この国が変わり始めたのは、あの頃からだ」
話は10年前にさかのぼる。この時、前国王が病により死を遂げる。

いずれにせよ、すぐさま後任を選ばらなければならないのだが、
これは残された遺言により誕生した体制が、現在まで続いている。
レイトはというとまだ1歳、何をするにも後ろ盾が必要不可欠だった。
実権を握り始めたアルケデニックは少しずつ政策を転換していく。
それは近代化を進め、格差が広がる。

「今回の事件は明らかにおかしい」
こんなことが偶然に起きるとは到底考えられず、誰かが情報を流した、というほうが納得できる。
その話を聞くと、ヨーディは焦りを感じ始め、城内での出来事を一気に話した。
「まさか、このことで罪を着せられるんじゃ・・・?」





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Last updated  2017/03/12 12:00:21 AM
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