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2017/12/17
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カテゴリ: BLACKLIGHT
一枚の紙を差し出し、「では、ここに署名を」と言う。
その紙はフューリッドへの書状で、中身は降伏を求めるものになっている。
兵士たちを返してほしければ国を解放しろ、と。
捕虜となった証拠として署名をするようにと持ってきたのだった。
署名を付け加えられた書状はいち早くアルケデニックのもとに送られる。
広い部屋の中で紙が震える、カサカサッという音だけが響いている。
「ゼリクトアが裏切ったか・・・、今までの恩も忘れるとは」
アルケデニックにとっても予想を超える出来事であり、頭を悩ませる。
「いかがなされましたか、叔父上」といきなりレイトが入ってくる。

レイトは「状況を伺うにはここしかないので」と近寄る。
まだ始まったばかりだ、という返答にレイトは納得していない。
「今来たのは急ぎのことだと思うのですが?」
レイトは返事がないとみるや、続けて質問を重ねる。
「ここに送られてくるということは、おそらく味方ではないでしょう。
 ならば、残りは敵国のどちらかということになります。
 が、距離を考えてみればイグリスから来ているとみて間違いない」
アルケデニックはそこまで言われると、あきらめたように差し出す。
「お前ならどうする?参考にしてやってもいい」
レイトは書状を読み終え、悩む時間も持たず答える。
「今すぐに降るべきです。悩むことなど何もないでしょう」

アルケデニックが言葉に詰まったのはあるものを突き付けられたからだ。
「叔父上の首をもって、情状酌量を願い出たいのですが、よろしいですか?」
「やっぱりお前が持っていたのか、どこ捜してもないわけだ」
「余計な話をするつもりはありません。すぐに終わらせます」
しかし、アルケデニックには終わらせるつもりなど全くない様子だ。

 責任を取っていただくのが筋というものと思うのですが」
アルケデニックは何を言っているのかわからない、という顔をしている。
「わざと北側の町々を放置して攻め込まれても痛手の無いようにしていたのでは?」
「わざと?そんなことするか」と突き放すが、
「それを理由に攻め込んでいくつもりだったんでしょうが、裏目に出ましたね」
元来の狙いを言い当てられてアルケデニックは唸った。
「急ぎの案件なのですから・・・」と急かそうとしたそのとき、
「まぁ、そう言うな。安易に事を進めては身を滅ぼすことになるぞ」





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Last updated  2017/12/17 12:00:11 AM
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