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老後の楽しみに、京極夏彦先生の小説を読み、のんびり世界観に浸りながら晴耕雨読。という目標があるのだが、先月にミステリー小説を15年ぶりに読んだらあまりの猟奇的連続殺人で怖くて震え上がってしまい、もう2度とミステリーなど読むまいと決めたにも関わらず、未練がましく法月綸太郎先生の作品を読んだのには理由がある。去年手に入れた村上春樹先生の本。一度も読破できてない彼の本を理解できるまで老熟したのではないかと思い、知り合いのハルキストが「これなら」と勧めてくれた『海辺のカフカ』をやっとこさ一昨日に読み始めた。零れ落ちる…。言葉が、私に入ってすぐ零れ落ちてしまう。何も残ってはくれない。そんなはず無かろうに、と、目から入ってくる言葉を掻き集めて掻き集めて咀嚼しようとはするが、私の中に留まってくれず、零れ落ちる…。村上春樹の本を目の前にして、私はザルのよう。彼の言葉は清らかな水で私は目の粗いザル。惨めだ。熱弁してくれたハルキストに詫びなくてはならない。また失恋してしまったと。私がおかしいのだと。心がしぼんだ。この虚無感を埋めたい。ミステリーもダメなら村上本もダメ、それならラノベ的人気のある海猫沢めろん『零式』を読み始めたが、ルビがチカチカ気になり断念。機体(マシン)、電飾(イルミネーション)、闇市(ブラックマーケット)など、このルビを楽しむ余裕が私には無い。めろん氏にも失恋してしまった。他のラノベを調べては見たが、魔法系か妹萌え系か非リア充のモテラブコメが王道らしい。40代の主婦には眩しすぎる。嗚呼、もう絵本でも読もうか。ガッシュベルをもう一度読もうか。それともデスゲームのマンガでも取り寄せようか。いや、今はマンガではなく活字だけの世界を欲している。なにげなく視線を向けた未読本の塊の中に、『一の悲劇』を見つけた。動揺した。私は今まで10回近くの引越しをしているのだが、その度に愛読本はことごとく紛失している。コレクションしてた京極先生のブ厚い本でさえ知らず知らずに行方不明ときたものだ。なのに、『一の悲劇』は、それこそカバーは無くなっているものの何年も私の人生に着いてきてくれていた。どこで買ったのかさえも覚えていない。ついこの間行われていた我が家の断捨離祭りを終えても尚、こうして残ってくれてるのには意味があるとしか思えなかった。「今読むべきなんだろ?わかったよ読むよ」と思わず口から放たれた言葉に、私はその場にいた家族以上に驚愕した。ついに、私は、心の声が独り言として出ちゃうお年頃になったようだ気をつけねば。法月先生の本はきっと何冊か読んでいる。『雪密室』は学生時代、友達の間で貸し借りされ大盛り上がりしたのも鮮明に覚えている。だからいつぞやかに購入したんだ。何か読みたいなぁと思った時に法月先生の本を迷わず手に取ったんだ。だから捨てなかったのだ。潜在意識に「絶対面白いはずの法月本を読まずして捨てられるか」との想いがこびりついていたんだ。「いつ読むの?今でしょ♪」しまった。また声に出てしまった。苦笑いの空間から逃げるように「ママこれからお風呂いっきま~す」と宣言して、『一の悲劇』は半身浴のお供になった。それは日曜のことだった。2日後の半身浴中、物語は終わった。これを書いてる数時間前だ。お風呂で良かった。まさかの号泣したからだ。読んだのがこの歳で良かった。以下、ネタバレ感想です。ミステリ小説のリハビリにもってこいだった。主人公の”私”がクズすぎて、私は怒りのパワーの勢いで読み進められたからである。”私”は妻子ある大手企業のアッパー層サラリーマン。簡単にいうと、不倫相手の女に人生をかけたストーキングをされて人生メチャメチャになる話。って聞くと安っぽくなってしまうねwざまあーーーーみろーーーーwwwっていう展開には一応はなる。私はそれを望んでたから最後まで読めたんだ。ホント、クズ!!!主人公と不倫女がクズ過ぎて!子供を何だと思ってんだ!勝手に取り上げたり脅迫のアイテムに使ったり!!既婚者の女性とゲス不倫し、不倫女が本気になっちゃって主人公が知らない間に子供を出産していて、数年後に何食わぬ顔で”私”の前に現れる。何も知らない自分の子と不倫の子は仲の良い友達になり、親はママ友になる。不倫の子は間違って誘拐され殺される。あらすじ書くのヘタかwwwめっさチープになっちゃうからこれ以上やめとこwwでも違うんだ。色んな愛が交錯していて、次々とどんでん返しが来るんだけど、なんていうか、不倫している人、されてる人に読んで欲しい本当に大切にしたい人は誰ですか?その不倫は、何もかも失ってもいい価値のある不倫なのですか?私の父は愛人がいました。母は世間体が第一でオーガニック信者で自己愛が強く、父がのんびりくつろげる家庭を作れなかった残念な女性なので、父が不倫するのは仕方ないと子供ながらに思ってました。私も窮屈でしたから。父以上に、母は家族を愛していなかった。母自身だけを愛していた。今この歳になって考えても、世間体を気にして離婚しなかったのは同じ母親として腹が立ちます。「”不倫されて可愛そうな女”と見られるのってイヤだもの」と母は言ったのです。子供達を育てあげるまでは離婚しない、ホントはパパを愛してるから離婚したくない、ではなく、全ては自分の世間体の為に離婚しない母。父の葬儀の時に愛人さんが来てました。もうすっかりオバサンでした。特徴的なホクロがあるので、何十年ぶりの再会ですぐには思い出さなくてもホクロでハッとなりました。父のほとんどの財産は彼女に持ってかれました。父の愛は本物だったようです。余命を分かっていて準備してたのでしょう。そんな不倫劇もあるのです。ですが、フィクションの『一の悲劇』のように、子供が巻き込まれるケースもあるんです。かつての私のように。ホクロの愛人さんとは、高校生になるまでよく顔を合わせてました。嫌悪感が無かったのは彼女に母性を求めていたのかもしれません。母に仕返しでもしてるつもりだったのかもしれません。いつものように彼女の車に乗って買い物へ行く途中、「このまま消えちゃったらどうなるかな。あなたのパパは探してくれるのかな」と彼女が悲しく笑って言って、私はなぜか「あ、殺される」と強く思って全身から汗が吹き出た瞬間に震えだした経験があります。その後、買い物するわけでもなくただ街中をぐるぐる走って、ついにはカードレールに追突して私はむち打ちになりました。「このことは誰にも言わないでね」と念を押され、家の前で降ろされました。幸い、私は首を少し痛めただけでした。ガードレールは父が保険やら対応したようです。おそらく、あの頃は父とは別れていたのかもしれません。そしてあの事故は、もしかしたら…。愛人というのは、子供を人質にとるタイプもいるんです。武豊さんが不倫しても誰も驚きません。あれだけのスペックであれだけ稼いで、モテないわけありません。夫人も不倫覚悟で結婚しているはずです。もし離婚したとしても、財産分与と慰謝料と養育費で大金が転がり込むわけですから子育て(実際、武さんにお子さんはいませんが)に不安はないはずです。だからデーンと構えてられるんだと思います。ですが、一般人はそうはいかない。カツカツの状態で不倫されたら、ふざけるな!ですよ!子供を大学まで行かせるお金がカツカツ状態で不倫?はぁ?そんな時間とお金あるなら子供に使えよ!こちとら10円単位で節約してんのに、はぁ?離婚したらしたで、母子家庭の貧困率は高い。大学まで行かせられるかわからない。だから不倫は許しちゃいけないんです。要は稼ぎの問題です。武さんと結婚できてたなら誰だってデーンと構えてますよwww庶民は不倫はしてはいけません!愛人を作っていいのは選ばれし殿方だけです!セックスレスなら風俗に行けばいい!離婚したいなら法に基づき手続きをすべきです!面倒くさいことを避け、玄人ではなくお金のかからない素人の愛人を作るのは庶民はしてはいけない!お金持ちの不倫離婚が少ないのは、愛人稼業をしているプロを囲うからです。月30~50くらい?だから愛人も、切られてもわりきれる。商売だから。本妻はそれを分かって結婚している。それが、父のような一般庶民がいっちょ前に不倫をする。無料で!!!愛だ恋だの安い擬似恋愛を経て、時々安いプレゼントと安い旅行で機嫌をとり、お金の換わりに「離婚するから」という餌を撒き、ズルズル何年も無料で愛人を囲う。だからトラブルになるんだよクズ!慰謝料と養育費を気前良く払える財力も無いくせに、弁護士立てる度胸も無いくせに、いっちょ前に不倫しやがって!!そんな父への怒りが今更込み上げてきた。きちんと順を追って離婚手続きしてくれれば良かったのだ。逃げずに、ズルズルせずに。そしたら…ーーーーーーーーーーーー私は、どっちに着いていったのだろう…wwww『一の悲劇』の主人公は、アッパー層のはず。なのに、心の支えが欲しかったという生ぬるい理由で不倫をした。そして簡単に捨てた。あーークズーーーーだからこそ、最後が泣けた。大号泣するとは思わなかった。何の涙かわかんない。きっと悲しくて泣いた。登場人物のそれぞれに同情して。ミステリファンでなくても読んで欲しい。私は、三浦にも同情するよ。愛した人との子を取り上げられたんだから。一の悲劇 長編本格推理 (祥伝社文庫*NON POCHETTE) [ 法月綸太郎 ]一の悲劇【電子書籍】[ 法月綸太郎 ]最後にもう一度叫ばせてほしい。遊ぶ相手を間違うと人生めちゃめちゃになるよ!バーーーーーーーカ!!!
2018.01.31

しまい忘れていまだにお正月気分のマントルピースですいい加減、今日は片付けないと。ってことで記念に撮影さ♪今年はダッフィーをメインに飾ってみました。彼はうさもも達と同じ大きさなので、お洋服がシェアできる男の娘なのです。壁に張ってある凧はセリアさん。他はダイソーさんですね。毎年、使いまわしですわwwうさもも達は、TVボードの上にいます。どつきあい中ですね。TVボードといえば、造花を増やしてみました。全部ダイソーさんです♪バラが見事もんげーーーピンク系でまとめたバラとパープル系でまとめたラベンダー系。合わせて20本くらいもんげーー華やかパープル系の花瓶はダイソーさんで。白ペンキでラフにストライプに塗ってます。ピンク系の花瓶は2000円くらいで購入しました。めっちゃ可愛いのでそのうちレビュー書こっかなぁ。ガラス部分は筒状で外れるので、お水は入れられません。お手入れする余裕あるなら生花がいいのだけど、お手入れする余裕ないから虫とかカビとか怖い。ダイソーさん様様でございますそして、最も様様なのが!!!私が大大大好きなスチームーパンク(スチパン)のカリスマDIYer!五十嵐麻理夫人でございます!!1:1ね。ふむふむ。参考にさせていただきました♪★超簡単な造花のフラワーアレンジメント★もっとバラを横に広げればゴージャスになったのかも。面倒くさがってスポンジ使わなかったwそれにしても、夫人はすごい!!オリジナリティーと繊細さ、デザイン性の高さと世界観の徹底、そして美しさ彼女そのものも芸術品です!!!勿論、本も持っております!!左の本はもう手に入らないと思います。ふぉっふぉー♪私にとって最高のトキメキ本です私の好きなDIYer久米まり様と五十嵐麻理様まりちゃん、まりちゃん偶然!まり&まりおしゃれな双子のコンビにいそう。マリー&マリーブランド名にありそう。マリエンヌ&マリエンヌ洋画のタイトルにありそう。マリリン&マリエンヌの方が言いやすそうかも。午&後ゴー&ゴー片付けようって思って、もう午後…脱力&白目
2018.01.24

15年ぶりのミステリー小説第二弾。北山猛邦先生の『アリス・ミラー』殺人事件。張り切りすぎて失敗した。まだ読むべきではなかった…15年ぶりのミステリー小説第一弾の、15年ぶりのワクワクと興奮に舞い上がってしまって、第二弾に長編を選んでしまった。長編というのは、つまり、そういうことだ。忘れていた。ミステリー小説での孤島という舞台は、連続殺人が行われるということ。小説での殺人事件に対する耐性が無くなってると、ミステリーとはこんなにも怖い世界なんだと思い知った。『そして誰もいなくなった』を読んだのは小学生の頃だ。その時から、トリックというのは純粋に謎解きを楽しむものだった。15年前まで、ミステリー小説での殺人はもちろんフィクションで、ファンタジーで、娯楽だった。今は、、、もう苦行だ。ホラーな罰ゲームだ。フィクションではなく、私もあたかもアリス・ミラー城に招待された探偵の1人なんじゃないかと本気で錯覚してしまうくらいに本の中に入ってしまっていた。娯楽として楽しんでいた傍観者ではなく、物語の当事者になってしまっていた。コワカッタ…。「犯人は誰だろう♪」なんてテンションではなく、「次は私が殺されるかもしれない」と恐怖でパニック!リアルと混在ってwwwどんな状況よw誰も私など招待してないというのにw招かれざる客www困ったことが起きた。恐怖のあまり、読むスピードが上がらないのだ。もういっその事、脱落してしまいたい。メンタルがやられすぎて、洗濯物の山を片付ける気にもならない。でも結末だけ知りたいんだ!以下ネタバレです。屋上に閉じ込めていた海上の姿が消えていた。その時、”私”はルディと古加持の後ろにいた。恐怖で動けなかった。気が遠くなる思いだった。古加持がルディに言う。「もう一度訊く。鍵をかけたか?」「ええ」私の前にいるブロンドの女の子が冷静に答えていた。(ホントに?あんた鍵かけた?ホントォォォ?海上を逃がしたのあんたじゃないの?)私の心の声が聞こえたのか、ルディはその不思議の国のアリスのようなブロンドをなびかせながら、私を横目であざ笑いながら階段を駆け下りた(気がした)。彼らが遊戯室へ戻った後姿を見届けて、私は”招かれざる客の部屋”へ入ってそっと鍵をかけた。ページにして300ページ目。当事者だからこそ見えてたものがあった。私は今一度整理をしようと、コピー用紙を取り出し登場人物を書き出し×をつけていった。考えろ。あの違和感は何だ。何ページ目だ。思い出せ。何か忘れてるんだ。何を見落としている。海上が見たというアリスに化けられるのは女性。ルディ。堂戸。入瀬。山根。入瀬はきっと話せる。セオリー通りの展開だろうからこれはいい。しゃべれないフリをしてるのはなぜだ。声が特徴的だから?実は男の子だったりして?実は日本語がカタコトしか話せないからかも?山根も怪しい。だが无多に「さよなら」を告げていた。まるで殺されるのを受け入れてるようだった。次に殺されるのは山根なのかもしれない。と見せかけて実は山根が犯人で、次に殺すのが无多だから「バイバイ无多くん♪」的な意味合いなのかもしれない。ということは入瀬は无多を守ろうとしている?いや、それならそもそも島になんて来ない。无多の依頼人は入瀬なんだから。共犯が一人とは限らない。入瀬と山根が裏で繋がってた可能性だってある。いや、それは十戒に反する。あーーーーもう訳が分からない。ルディ。北山トリックにして犯人はルディ1人でした、は無い無い。短編であれだけの展開が書ける先生だ。それは無い。二重人格?それなら堂戸でもあり得る。皆あり得る。堂戸が二重人格でもう一人の人格が犯人なら?もう一人…・・・・・アレ?ソウイエバ アイツハ 今 ドコニイル?探偵があれだけいる中、好奇心旺盛の彼らが一度たりともアイツの今を訊かなかったことに違和感を覚えたことを思い出した!これだ!!一緒に来日したというフレンドは今なにしてるのか。しばらく日本にいると言っていたが今なにしてるのか。フレンドは、きっとこの中にいる。探偵達には暗黙の了解だった。そんな雰囲気だった。ルディはフレンドを”彼女”と呼んでいたが、ホントに女性なのか?もう1つの違和感。孤島ものといったら謎の招待状っていうのが対なわけだが、待てど暮らせどその招待状の話題が出てこない。探偵が集められた…。招待されたんじゃなくて、依頼されて島に来ている!単純な事に気付かなかった!それぞれに依頼人がいて、それぞれに違った依頼をしてるのかもしれない!依頼内容の、『アリス・ミラーを探し出す』という馬鹿げた依頼は見せかけで、実は別な依頼をそれぞれ受けている可能性もあるのだ!いや、それはもう十戒違反のなにものでもない観月は、城に着く前に確実にどこか遠回りをしていた!それは間違いないんだ!吹雪の中、地図無しで迷うことなく辿り着いた!彼はこの島を知っている!!どこに立ち寄っていたのだ?島のどこかに人が住める小さな小屋があって、そこに何かあるのか?誰かと落ち合った?ヤメテ!私の好きな観月に限ってそんな十戒違反ギャー!そしてその後、殺…ギャーーーーー!!人間不信を疑似体験している頃、廊下からゆっくりとこちらに近寄ってくる足音が聞こえた。私は持っていたペンをより強く握り締めながら、招かれざる客が泊まっている部屋の扉が開けられるのをじっと声をひそめて見ていた。「こらーーーもう4時…」その声の主は私を見るなり大笑いした。「なんて顔してんのよwww夜更かしさんww俺、夜中に便意www」私はコクコクと頷きながら「ウンチガンバッテ」とだけ伝えると、このアリス・ババァ城の主は笑いながら「おやすみww」と言って招かれざる客の扉を閉めた。あぁ、ここはリビングで主人はトイレに起きたのね。俺、夜中に便意。口に出すとやけに語呂よかった。ラップみたいだなと思いながら、私は乱暴に書かれた登場人物をもう一度じっくり見ることにした。-------------------------------------------------------探偵7人 + 入瀬 + ルディ + 堂戸 =10人前 ルディ 裏でフレンドと話している 堂戸 誰かの依頼人かも? ①鷲羽 × 実は生きている→小屋?それが依頼? ②窓端 × ③海上 狂ったフリをしろと依頼された?後④山根 昔の城を知っている何か知ってる ビスクドールを気に入ってる 何かメッセージを残そうとしてる オチ?→自宅の観葉植物の下に何かある ⑤古加持 一番怪しくないのが怪しい ⑥観月 オネエかもしれない。フレンド? ⑦无多 部屋にビスクドールが無い 入瀬 実は日本語がヘタ。フレンド?-------------------------------------------------------森の小屋 観月、山根は知っているかも 鷲羽がここにいるかも--------------------------------------------------------15年ぶりのミステリーは、こんなにもお粗末な推理になるものなのか密室のトリックはそっちのけで、ノックスの十戒違反だらけの人間模様しか想像ができない思考になってたことに驚愕!!私は、コピー用紙を力いっぱい丸めて捨てた。ルディとフレンドが共犯だ。フレンドは、観月か入瀬だ入瀬。アリスミラーが欲しいなんてこの島に来る為の口実だ。だが、鏡が欲しいだけなら身分を偽って探偵として一人で島へ乗り込めばいい。无多を道連れにする理由がわからない。観月。「島に来る前にパンを焼いていた」というジョークが本当だとしたら…いやいや、あれは冗談さ。観月が勝手にスベッただけさw名乗る前からメンバーを知っていたから用意できたパンじゃないか?いやいや手品のトリックだと言っていた。菓子パンの封を開けた後に、再度熱でくっつけるグッズとかダイソーにも売ってるしwでももしフレンドが観月だとしたら…違う。もう一度読まなきゃ、何ページだ。古加持と无多と入瀬が観月の部屋に集まったのは。私はパラパラと何度も読み返しても肝心のシーンには辿り着けなかった。確かそこに山根はいなかった。なぜだ。あとからルディも加わってた。共犯者…何ページ目?もうヤダーーーーー頭が真っ白になった。あぁもう今度こそダメ。怖すぎてダメ。クラクラする。ごめんなさい北山先生。脱落します。私は禁じ手を使った。バビューーーーン!適当に文をピックアップ自分流の速読~304ページ~450ページまであっちゅーま♥観月…私の推理は見事にハズレていたのだけど、ミステリ小説の醍醐味である『大どんでん返し』がそこにあったのだけど、小屋なんてなかったのだけど、ただもうとにかく怖すぎて怖すぎて震えて、私はもう推理小説を楽しめる体質ではなくなったことを実感して失意の底に落ちていた。そして、こんなお洒落な終わり方する小説を最後まで丁寧に読むことを放棄した自分が許せなかった。449ページ。彼女の名こそ に続く文字が透けて見える。本物の、リアル物理的2Dトリックというべきか。「あぁ!!」っという驚きがあった。薄ーくグレーがかって見える名前。急いでページをめくる。鏡文字…なんてこった。こんな所まで世界観を徹底しやがって…薄く存在していた。最初から、いたんだ…。速読の150ページ。どうして待てなかったのか…私は、恐怖から解き放たれたガチガチの体を、ソファーに沈みこませ、安堵のため息をついた。15年前の私なら、この本をどう読んだのだろうか。きっと449頁目に「はっはー!!」と笑ったに違いない。悔しいような情けないような気持ちになった。でもホッとしたような気持ちにもなった。でもそれでもやはり悔しさは大きかったww15年の間に、私の中で大きく変わったもの。どうしてこんなにもヘタレになったのか。経験値を積むと人間は怖がりになるのだろうか。私は、天井に写る間接照明の陰影に時々ドキッとしながらブランケットに包まり考えをめぐらせた。私にとってフィクションだと思ってた残虐な事件は、現実にも起こっている。孤島や密室という舞台はファンタジー。バラバラにされた遺体をまるでパズルのようにトリックに使うのもファンタジー。だがね、現実に、この世には、人体を、切り刻む、人間が、確かに、いる。”バラバラ遺体”という単語を、綺麗な顔をした女性アナウンサーから何度聞いただろうか。池から片腕が発見された。ポリ袋から人の胴体と見られる部分が発見された。洗脳されて殺し合いをした家族の事件。エグすぎて報道規制された事件。小学生の遺体の頭部が学校の門に置かれていた事件。少年法が見直される前の犯人達は今は一般社会で生活している事実。現実社会は怖い。本物の犯罪者達と我々は共存しているのだから。現実社会での殺人事件は、ただの恐怖だ。もし華麗なる探偵が出てきたとしてもエンターテイメントには決してならない。遺族の悲しみに同情し、世を悲観するのみだ。人間は怖い。いじめに加担する教師。友人にも平気で詐欺行為する人。無差別事件を起こした人が親から壮絶な虐待をされていた事実。しかもその親は教育アドバイザーをしてた事実。某有名な事件の犯人の親は、事件をネタに本を出してその印税で豪邸を建て優雅に暮らしている事実。嗚呼!!寒気がする…肩まで掛かっていたブランケットを、顔の半分が隠れるまで引っ張りあげた。殺人事件は無くならない。いじめも無くならない。絶対にだ。サイコパスが生まれ続ける限り、それは絶対に無くならない。時計を見ると4時半を過ぎていた。ゆるいニュース番組がやっている頃だ。朝のニュース番組というのは、淡いマカロンカラーだ。お粥だ。痛みに優しいバファリンだ。セットも柔らかで若いアナウンサー達のホンワカさが憂鬱な朝をほぐしてくれる癒し材なのだ。その癒しを求めて私はテレビのリモコンを押した。疲れと眠気なのか、瞼が自然と落ちた。少し眠ろう。真っ暗な瞼の裏に、アリス・ミラー城に取り残されている自分の後姿が写った。「神奈川県座間市で起きた9人の遺体遺棄事件で、クーラーボックスから発見された頭部…」私はソファーから飛び起き、テレビを消した。ブランケットに包まったまま、招かれざる客の扉を抜け、失意のどん底の廊下を身震いしながら小走りに進んだ。ジャーーーー!水の流れる音がしたと思ったら激しい勢いで扉が開いた。「わぁ!」と、互いが互いにビックリして笑いあった。私は、プーさんのような彼のお腹にしがみついた。加齢臭とお酒が混じった匂い。あぁ臭い。あぁ温かい。あぁ現実だ。おかえり自分。「ウンチ、お疲れ様」と言うと「夜更かしお疲れ様」と返ってきた。「トイレ、長かったねぇ~」「うん、モリモリ♪」「何食べたのよ」「アリスさんと同じものじゃん」「だよねぇ~ってことは?そろそろ?私も?モリモリ?」「かもね。同じもん同じ量食ってるから消化スピードも同じだろうからね」同じような腹のでっぱり具合をお互い触りあって、「おやすみ」と言ってトイレの前で別れた。トイレに座り、ほうっとして本を手にした。千原ジュニアのエッセイ本。『すなわち、便所は宇宙である』である。私はモリモリしながら黙々と読んだ。芸人は、職人だなぁ。モリモリ引き込まれている間、脳の氷が解けていく感覚に陥った。芸人さんって、どうしてあんなおもろい出来事ばっか起きるんだと思ってたが、常にONにしているのだね。脳疲労すごそうだけど、ウケた快感によって麻痺されるのかもしれない。あぁ最近にけつ観てないなぁ。なんでこんなモリモリなのかなぁ。何食べたんだっけ…そんな食べたかなぁ…。うーん、と考えながら瞼を閉じると、真っ暗な瞼の裏に、主人と数時間前まで酒盛り&暴食していた風景が映し出された。あ!泥酔したまま小説読んだからリアルと混在したのか!お正月気分が抜けないとこうもダラけてしまうものかと笑ったが、今日がまだ木曜だと知って真顔に戻った。「うぅ寒っっ」木曜日と言うことは、プレバトやる日だ♪よし、モリモリ中に一句作ろう!雪の城 あかい点々 たどる影ギャーーーーー!!!私はジュニアの本にのめり込むことにした。寒暁や ジュニアの本で 暖をとる♪†必読†サイコパス (文春新書) [ 中野信子 ]サイコパス【電子書籍】[ 中野信子 ]
2018.01.17

15年ぶりでした。ミステリー小説。子育てに追われてて全く読む時間もなくて、私の人生で読書は娯楽ではなく、何かを学ぶ為である事に変わってしまってました。下の子はもうすぐ小3。やっと自分の”まとまった時間”が確保できるようになって、真っ先にやったのはゲームではなくミステリー小説を読むことでした。ネタバレなしよ北山猛邦『踊るジョーカー』 ★★★★★5本の短編からなるライトノベルっぽいノリなのに本格派だったサクサクと非常に読みやすかった。15年ぶりのミステリーに丁度よかった!手に取ったのがこの本じゃなく、ホラーミステリーの変死体の連続殺人事件ものだったら、怖すぎて断念しちゃってたかもほんとは東野圭吾先生の未読本から読もうかとも思ったんだけど、彼の作品は子供が巻き込まれたり虐待されてたり、子供が可愛そうすぎる鬱展開が多いので買うのをためらってしまいました。母親になってから好みが変わりましたね。心がえぐられて謎解きを楽しむどころじゃない本は今は読みたくない。今の私に必要なのはポップな謎解きなのさ。(これじゃ、京極先生のをまた読めるようになるのは数年先かもしれない…。)展開の速さ、読みやすさ、名探偵が引きこもりニートの陰キャすぎて私はあまり魅力を感じませんでしたが、ありそうでないトリックに大満足!!あー幸せな時間だったなぁ。育児本なんて読んでる暇あるなら推理小説読んで楽しめばよかった…マニュアル人間の悲しい性だ…。短編なので、多忙な合間にチョコチョコ読み進めたとしても、数日後にはちゃんと事件を最後まで見届けられる。ミステリーブランク明けに短編は最高でした。踊るジョーカー時間泥棒見えないダイイング・メッセージ毒入りバレンタイン・チョコゆきだるまが殺しにやってくる全部おもしろかったんだけど、4つめの「毒入り…」は特に好きです♪分かりそうで分からない。読んだことありそうで無い北山トリック。5つめの「ゆきだるま…」のトリックがいまいちわかんない。想像力の低下かな。歳のせいかなwあの部分だけ、どうひっかけてるかだけが脳内で再現できなかった。でもまぁいいやww密室、資産家の屋敷での怪事件、ダイイングメッセージの謎、大学での無差別毒事件、雪で遭難先での屋敷での殺人事件。全部王道♪ミステリー好きにはたまらん舞台ぞろいここまで読者をワクワクさせてくれる先生はきっと優しい変態に違いないんだ。オチというか、犯人が分かってからの毎度のエピローグ的な場面がいつも駆け足であっという間に終わる。「ええ!」っていう苦笑な展開もあるのでそこがラノベっぽいのかな。そこがまた新しいと思いました!(といっても10年前の作品なんだけどね。)北山作品ピックアップ 密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿 [ 北山猛邦 ]踊るジョーカーの続編。音野探偵シリーズ2。文庫本は出てないのか…単行本は読みづらいんだよなぁ…少年検閲官 (創元推理文庫) [ 北山猛邦 ]ダークファンタジーらしい。大量殺人あるので、今の私はまだ読めない気がする。私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫) [ 北山猛邦 ]ファンタジーで童話的ミステリーらしい。短編集だからこれは読みたい!!『アリス・ミラー城』殺人事件 講談社文庫 / 北山猛邦 【文庫】今読んでる。大雪・孤島・集められた探偵達…ワクワクがとまらねーーーーwwwその他本 夫は犬だと思えばいい。 [ 高濱正伸 ]何年も気になっていた本。やっと手にすることができました。全ては子供たちがすくすく育つため。高濱先生の愛あるおもしろ育児本。悲しきマニュアル人間の私は沢山の育児本を集めてましたが、今はこの本をのぞいて全部捨てました。頭デッカチをふるいにかけたら、シンプルな夫婦愛だけ残りました。 海辺のカフカ(下巻) (新潮文庫) [ 村上春樹 ]どんなに面白くなくても、購入した本は100ページは読んでからどうするか決めてます。学生時代から何度かトライしてきた村上小説。一度も読破できたことはないです。あの頃の私には受け入れ難かった村上ワールドも、今の私なら理解できる域にまで成長しているのかもしれない。海辺のカフカ上巻。とりあえず購入。購入したどー!だがそれは半年も前のこと。今年こそはっっっ!!!!!!
2018.01.11
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