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2008.04.28
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カテゴリ: 武蔵野東学園関連


-毎日の生活習慣-




[決まったものしか食べない時には]



自閉症の子どもの偏食は、幼少期には殆んどの子にみられますが、中には、おっぱいを飲みたがらないなど乳児期から顕著に表れることもあります。


 そして、とくに偏食の激しい子どもになると、数品目しか口にしようとしませんので、保護者の方にとっては栄養価がとても心配になるようです。


 また、外出先で食事ができないため、レジャー活動などが制約されてしまうことがあります。



こうした偏食による問題点から、短時間に偏食をなくそうと考えてしまいがちですが、偏食は、感覚の過敏さなど、自閉症の障害特性からきている場合が多く、無理に偏食指導を強制しても、食事そのものが混乱するなど、うまく行かないことが多いようです。







◇食事の見た目を工夫してみましょう


「食べず嫌い」の子に関しては、食べたことのないものへの不安や食べ慣れたものを食べたいという欲求からくるものと思われます。


 中には、同じお皿でないと食べないといった子どもや、同じメーカーのジュースでないと飲まないといった子もいます。


 この「食べず嫌い」は、見た目によって判断している場合が多いようですので、料理の段階ですりつぶしたり、細かく切ったりする配慮が必要なこともあります。


また、苦手なものの盛り付けは少量にしておきましょう。




◇苦手なものも食卓にはのせておきましょう


食べなくても普段から食卓にのせるようにしたり、買い物や料理の段階でお手伝いをさせ、食材に慣れさせるようにすることも有効な方法と言えます。


 「食べず嫌い」は、周囲が食べないだろうと決めつけ、食卓にのせないでおくと改善の糸口がなくなってしまいますので、家族と同じ食事を少しでも良いので盛りつけておいて欲しいものです。


 偏食が改善するきっかけとして家族が食べている様子を見て、同じように食べ始めたというケースは案外多いものです。




◇好みの味を利用してみましょう


「味覚の発達」に関しては、子どもたちそれぞれで個人差が大きいため、一概に好みの味などを特定することはできませんが、ソースや醤油の味を好む場合は、それをかけてあげることによって、スムーズにいろいろな食材を口にすることができる子どももいます。





このように子どもの味覚の発達をとらえ、好みの味から少しずつ働きかけてみましょう。





◇食感に配慮して調理してみましょう


子どもたちの中には、煮込んだ野菜などは好きなのに、シャキシャキとした食感のものやネバネバした食感のものを嫌がる子もいます。


 こうした食感からくる偏食は、障害特性からくる感覚過敏の面もありますので、子どもの様子を十分にうかがい、好みの食感や温度などから始めてみましょう。




◇偏食指導は食事の後半から始めましょう






 しかし、殆んどの場合、食事そのものが混乱してしまうようです。ですから、偏食指導は、食事の後半から始めると良いでしょう。





◇偏食を子どもの発達から考えましょう


偏食に関して、以前に「偏食が改善すると自閉症状が軽減する」といった話を耳にすることがよくありました。


 そうすると、偏食の改善に過剰な意識が向けられがちになります。


 これは逆に、子どもが発達し、安定して生活していけるようになったことが、偏食の改善につながったものと考える方が妥当でしょう。




 偏食の改善については、生活全般のた発達が大きく関わっているということを、改めて強調しておきたいと思います。






★ポイント


偏食を改善するためには、「食べないだろう」という決めつけを辞めることから始めましょう。そして、お手伝いなどによって食材に慣らしたり、好きな味覚を利用するなどの工夫をしてみましょう。また、偏食指導によって食事そのものが混乱しないように心がけましょう。







星次は…

[食べすぎてしまうときには]…です。













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Last updated  2008.04.28 05:06:34
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