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2015.08.21
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カテゴリ: 仕事

知的障害者のため最期まで

 末期がんで抗がん剤治療中、佐賀・諌山さん



大学生のころ、知的障害者施設に住み込んで

アルバイトをしたことから障害者福祉の道に進み、

施設の職員や管理者として

半世紀にわたり障害者を支援してきた男性がいる。


佐賀市の諌山眞司さん(72)。

末期がんで入退院を繰り返しているが、

3年前に設けた施設を軌道に乗せるため奮闘している。


「利用者のために最期まで働きたい」と話す。


 諌山さんは1942年、福岡県出身。


佐賀大農学部2年生のとき、

家賃が不要で仕事を手伝えば食費が賄えるということで

佐賀市内の知的障害児入所施設「めぐみ園」に住み込んだ。


 そこで脳性まひの少年と知り合う。

あるとき少年に誘われ、市内の公園に出かけた。

途中の路地で向こう側から母子が歩いてきた。

すれ違う際に母親は子どもを守るように背を向け、

息を止めて少年が通り過ぎるのを待った。

「障害者は日常、こんな目に遭ってつらい思いをしているのか」

と思った。

「少しでも重荷を分かち合いたい」

という気持ちが募った。

「せっかく大学を出たのに、どうして福祉なんかを」

という母親や、

農学部長に反対されたが、卒業後はめぐみ園に就職した。

【apital http://apital.asahi.com/article/news/2015081300017.html





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Last updated  2015.09.04 19:42:14
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