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2022.01.25
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テーマ: 自閉症(436)
カテゴリ: 自閉症関連





自閉症、薬の有効性確認 山末浜松医大教授ら治験 実用化へ一歩




 浜松医科大(浜松市東区)精神医学講座の

山末英典教授と他の6国立大の共同研究チームは21日までに、

自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害の総称

「自閉スペクトラム症(ASD)」

の世界初の治療薬として承認申請を目指す

「改良型オキシトシン経鼻スプレー」の治験を行い、

コミュニケーション障害などの症状改善の有効性を確認した。


英学術誌「ブレイン」で近く発表する。  


ASDの治療法は確立していないが、

治験の結果は治療薬の実用化に一歩近づく成果という。


山末教授らは脳から分泌されるホルモン「オキシトシン」に

人との信頼関係を築きやすくする効果があることに注目。



これまでも国内外の臨床試験で

同ホルモンの製剤にASDの改善効果があることは確認済みだったが

「反復投与すると効果がなくなる」

との報告もあった。


 そこで山末教授は製薬会社と共同で、

従来の薬より脳に取り込まれやすい改良型製剤を開発した。


ASDと診断された18歳以上の男性約100人に浜松医科大や東大、

大阪大などの7大学病院で4週間、反復投与した。


 参加者には薬を低用量で1日1回(3単位)と同2回(6単位)、

高用量で1日1回(10単位)と同2回(20単位)の4パターンのいずれかで投与。


別途4週間のプラセボ(偽薬)投与も行い、症状改善を比較した。


 その結果、低用量の1日6単位を反復投与した人が最も効果が高かった。


従来の製剤による臨床試験で投与1回に限定して改善効果がみられた量と比べ、

反復投与には半分以下の低量で効果があると確認された。  


山末教授は

「今後はさらに有意なデータを示すために300人程度の大きな治験をしたい」

と話す。


改良薬の承認申請には数年程度かかる見通しという。




静岡新聞

[YAHOOニュース]




医学の進歩は確実に進んでいますね。












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Last updated  2022.02.09 06:01:12
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