こんなに荒れた 斎藤佑樹
(2年、早稲田実)を見るのは初めてだ。
法政大vs早稲田大1回戦。
法大 300 001 000 =4
早大 000 000 011 =2
この試合で先発した斎藤佑樹、目は(寝不足のように)腫れぼったく、
直球は打者手前でワンバウンド。 細山田武史
捕手のサインには
「逆球」を繰り返し、変化球は高めに浮くシーンが多く見られた。
<斎藤佑樹の成績>
5回、被安打4、与四死球2、奪三振2、自責点3。
法政打線はその変化球に狙いを定め、試合開始直後に
5番・ 佐々木陽
(2年、作新学院高)、6番・ 和泉将太
(3年、横浜高)らが適時打を浴びせ、一気に試合を決めた。
殊勲は1回表に打席に立ったトップバッター・ 難波真史
(1年、中京大中京高)。2ストライクと追い込まれながら、
(意図を持った)ファールを繰り返した。結局凡打で終わったものの、
斎藤の立ち上がりにダメージを与えリズムを狂わせることに成功した。
そしてもう一人。
今季、これまで調子の上がらなかった 佐々木陽
、
この試合で久し振りに「仕事」ができた。
斎藤から放った適時打は、レフトフェンス直撃の二塁打。
佐々木自身も、チームにとっても明るい材料を得ることができた。
殊勲が難波と佐々木なら、MVPは先発・ 小松剛
(4年、室戸高)。
背中の疲労骨折という故障が癒えて復帰したのが、先週の明治大戦。
救援で2試合を投げたが、先発はこの試合が今季初。
でも、そんな故障の不安など感じさせないリズムのある堂々とした
ピッチングを見せる。ピンチは何度もあったが、マウンド上では常に笑顔で
野手に声をかけ、ピンチを乗り切るごとにハデなガッツポーズを繰り返す。
ついには9回を投げ切り、完投勝利を収めた。
<小松剛の成績>
9回、被安打11、与四死球2、奪三振9、自責点2。
フィニッシュで使った140km超の直球が、右打者の外角ギリギリに決まり、
見逃し三振に仕留めたシーンは感動もの。ネット裏に押しかけた
プロのスカウトたちが、小松を見直すかもしれないぞ!
今季開幕戦から、ボクはベンチで声を出す小松の姿を何度も見た。
「本当なら自分のいる場所はベンチでなく、マウンドなのに・・・」
背番号「11」がそう言っているかのように寂しげに見えたけど、
今日はその 「11」
がとても大きく、輝いて見えた。
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