久しぶりにプロ野球をテレビで観た。
西武・ 岸孝之
(名取北高-東北学院大)の投球が見ていて、
痛快に思った。
岸の投げるカーブやストレートがぐいぐいと曲がっていた。
特に9回、 木村拓也
(宮崎南高)を空振り三振に仕留めた
カーブの曲がりは大きかった。
岸孝之
のエピソード。
(1)プロ入団後のこと。
<2007年>
11勝7敗、156回2/3、奪三振数142、与四死球数55、
自責点59。
<2008年>
12勝4敗、168回1/3、奪三振数138、与四死球数48、
自責点64。
<通算成績>
23勝11敗、325回、奪三振数280、与四死球数103、
自責点123。
※今このブログで勝手に流行っている(1)「奪三振率」と
(2)「与四死球率」は次のとおり。
(1) 奪三振率
7.8
奪三振数(280)×9回÷投球回数(325)
(2) 与四死球率 2.9
与四死球数(103)×9回÷投球回数(325)
※1試合(9イニング)あたりの奪三振数を示す奪三振率
7.8という数字は思ったほど高くない。また与四死球率
2.9。ちなみに今季の東京六大学リーグの与四死球率
No.1投手、 斎藤佑樹
(2年、早稲田実)は 2.2
。
ま、比較できるわけではないけれど。
(2)東北学院大時代のこと。
2年前の2006年春、東北学院大4年の時に仙台六大学リーグで34連覇中の東北福祉大を下し、18年ぶりのリーグ優勝に貢献。
最優秀選手、ベストナイン(投手)にも選ばれた。
そのピッチングが評価され日米大学選手権、世界大学選手権の
日本代表にも選ばれた。大学通算成績23勝11敗。
(3)名取北高時代のこと。
名取北高という無名校にいた岸、東北学院大に入学した
経緯にはちょっとしたエピソードがある。
それは高校3年の夏、宮城県大会1回戦。
相手は多賀城高。実はこの多賀城高の選手に東北学院大・
菅井徳雄
監督の息子さんが出場していた。
せめて息子の最後の試合は応援に行こうと考えた菅井監督。
球場に足を運んだところ目に映ったのは、息子のチームを5回
ながらノーヒット・ノーランに抑える名取北高の岸という投手。
菅井さん、この時初めて岸を知り素早い行動を起こした。
試合終了後、躊躇なくその足で名取北高を訪ねて岸に言った。
「スポーツ推薦でぜひ東北学院大へ!」
と頼み込んだ。
もし、菅井さんが偶然球場に来なかったら、プロ野球選手・岸孝之
は生まれていなかったのかもしれない。
ちなみに多賀城高戦。死球を1つ与えたため完全試合には
ならなかった。その唯一の死球、与えた相手は偶然にも菅井さんの
息子さんだったという。
※参考:『アマチュア野球 Vol9』(日刊スポーツ出版社刊)
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