今日は大学野球選手に関する記事はお休みにして、13日に「野球殿堂入り」
が決まった故・ 青田昇
さんのこと。
今日の日経新聞。野球評論家・ 豊田泰光
さんが週一回掲載のコラムに青田
さんのことを書いていた。曰く、
「実力者だったが、晩年はプロ野球界から疎(うと)まれた存在になっていた。
だから本来は生前に可能だった殿堂入りが遅く(亡くなってから)なってしまった。
その理由は、野球界と暴力団の癒着を公言してしまったから」
そして、青田さんと 長嶋茂雄
さんのエピソードをコラムの中で紹介していた。
身長170cmと小柄ながらポンポンと本塁打をかっ飛ばす青田さんに、ある時
不振に悩む若手選手が相談に訪れたことがあったという。場所は球場、相談
者は若き日の「ミスター・ジャイアンツ」こと長嶋さん。
「どうやったら、もっと打てるようになるでしょうか?」
長嶋さんが怖々、先輩・青田さんに尋ねた。すると青田さん、何を思ったか何
も答えずスタスタとゲージに入り、打撃投手の投げる球を次々にスタンドに打ち
返してみせたという。
その意図はわからないが、青田さんの打球に度肝を抜かれた長嶋さん。ますま
す落ち込んでしまったという
あの陽気な長嶋さんが「落ち込んだ」という
オチも面白いが 、「じゃじゃ馬」
というニックネームを冠した青田さんらしい逸話
なのかもしれない。
もちろんボクは青田さんの現役時代など知らない。ただ野球好きになってから
わりと早い時期に、青田さんの名前と顔を覚えることができた。
きっかけはテレビだ。当時日本テレビで 「ミユキ野球教室
」
(提供・御幸毛織)
という番組(毎日曜、朝9時~)があって、青田さんがしょっちゅう解説者として
出演していた。その番組が好きだったボクは、毎週欠かさず見ていて青田さん
を知った。番組の司会は、たしか 越智正典
さん(日本テレビ・アナ、当時)。
先週、豊田さんが同じコラムで 「近年のプロ野球選手は個性が失われてきた」
と嘆いていた。 「
野球を面白くするのは監督でも管理された組織でもなく、選手
一人ひとりの個性のぶつかり合いだ」
とも。
青田さん、そういった「個性のぶつかり合った」野球をずっと体現しつづけた人だ
ったかも![]()
※記載した豊田さんのコラム。内容は私の記憶を辿って書いたので、表現が若干
異なりますがご了承ください。
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